「和を以て貴しと為す」なれど

役所などが「御用納め」を迎えた26日(金)の翌日。

私は午前中から静まり返った議会棟の控室にて一人。

未だ山積した各種の作業に追われております。

周囲からは、「何か趣味を持って息抜きするべき」。

また、「根を詰め過ぎるのは良くないですよ」。

等々、ご助言を頂戴するのですが、自らの行動の源泉は?

「やらされている」受動的なモノでなく。

「やらなければ」との使命感と表現すれば大仰ならがらも。

能動的に、かつ無意識下に「好き」なモノですから。

背筋を伸ばして胸を張り…

今なお“意気軒昂”状態で取り組んでいる所存です♪

また、この時期の風物詩とも言える「報道特集」の如く。

「一年を振り返る」にも、まだまだ年内には予定が入っており。

そんな回顧録を書き綴るには早いのですが。

いやはや、議会や市政に於いても、色んな事があった一年。

そんな一年の「起承転結」物語に於いて、「結」に言及すれば?

やはり先の12月議会。

議場にて、いち議員の発言に対して「懲罰動議」が発せられ。

結果、議員が議員を裁く事となり、懲罰を求めた7人の議員が。

「戒告」との懲罰を受けました。

また、市長への辞職勧告が提出、否決されたりと。

「数十年に一度」の事例が一挙に押し寄せた、異例の事態(議会)。

定型句となれ、本来、議会には?

「生産性(建設的)を伴った批判的機能」が求められており。

「親市長派」(与党)に「反市長派」(野党)も無いながら。

本市に留まらず。

二元代表制であれ、連綿と上記の通り二極化するは常。

そして、この度の「懲罰」の発露は…

「先の発言は市長への個人攻撃であり、著しく人格や名誉や傷つけた」

でした。

しかし、「現」にあらず、「前」政権時には?

議場や委員会にて「独裁政治」との揶揄をはじめ。

この度の趣意と差異なき発言が議員側から…

幾度も平然と「繰り返されていたのでは?」って話。

市長への…

「多くの命が失われながら寝たり休んでいた」についての辞職勧告も。

これまた「前」政権時であれば、「機会を得たり」とばかり。

あらゆる角度から徹底的に糾弾されたであろう事は…

容易に想像がつきます。

何を言わんか?

時々の政権や風向きで『議員として最も譲れない部分』を。

これまた時々の『自らを正当化する言葉』を並べては。

「振る舞う滑稽な自らに気づかれないのであろうか?」と。

いずれにせよ、広島市議会では。

「議会としての存在意義」に一貫性が担保されていない事は確か。

かつ、この度、矢面となった自治体の首長(市長)にも言及すれば。

ココからは受け売りとなり、恐縮なれど。

公人(首長)としての適性は。

「自分の反対者を含めて集団を代表する」覚悟に尽くされる。

自分の支持者、賛同者しか代表できない人間は。

どれほど巨大な組織を率いても。

「権力をもつ私人」以上のモノではない。

上記に尽くされるかと存じます。

一連の騒動にて。

各メディアからは「市民不在」との辛辣な表現が飛び交い。

「That's 不毛!」との所感を抱かれた市民の方々も多かったかと。

不肖ながら、私なども、この一年も是々非々で。

「この汚染された街を浄化しなければならない」と。

一貫して発信しては、取り組んで参りましたが。

「根が深く」、懸命に掘っても、また一方から埋められて行く状態で。

簡単に除染できるモノにあらず。

都市の諸課題は来年に持ち越されますけども、来年は?

市長選に市議選、県議選が同時に行われる統一地方選挙が行われる。

まだ充分に間に合いますので。

志ある、しがらみ無き「志士」が、各選挙で一人でも多く立候補される事を。

現場より、心から望むモノであります。

投稿日 : 2014年12月27日

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