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日記|DIARY

2008年9月29日  Smile of the day!



昨日は、NTTクレドホールで行なわれるパブリック・ビューイングで司会をする際の入り時間が「午前11時30分」だったので、10時台には隣接している市民球場へ。


勿論、「市民球場の解体計画を見直し、市民の球場を有効活用しよう」と言う署名活動の為であります。


入り時間のギリギリまで署名スタッフを手伝っていたのですが、やはり、どこを見渡しても「人」&「人」!


正面入口など、全国から集まった野球ファン、報道陣、未だチケットを求める人々でごった返しておりました。


そして何より… 数時間で千数百人の方々から「ご署名」を頂戴する事ができ、心よりお礼を申し上げる次第です。


そこで改めて、心底思う。


昨日、そして今日も「さよなら市民球場」は全国的に報じられております。


そんな全国的にも注目を浴びている最中、「環境を、そして何より地域の人々の事を考慮し、今一度、市民球場の解体を見直します!」とでも市がアナウンスをすれば、この広島市は、どれだけ全国、いや世界から見直され脚光を浴びる事か?!


飛躍した話になりますが、正に「ノーベル賞」級の英断です。


そんな、歴史的、世界的にも稀有な「英断」の機会が目の前にあるのに…


まず「人々の事を考える」。なぜ出来ないのだろう。


誰かが、「こうしましたよ!」と言う“功績”を残したがっているのか?


功績なんて、人々の心に刻まれるモノであって、形に残すモノではないでしょうに…


人々が選出した人間が行政に従事する。


その行政が間違った方向に進むならば、人々が「待った」をかければ良いだけの話。


「そんな簡単な話ではない」と言う方もいらっしゃるでしょうが、逆に「そんなに難しい事なのかな?」


歴史的、世界的にも稀有な「英断」の機会が目の前にある。もしも、その機会を逸してしまったならば…


それは「市政」ではなく、「市民」の側が“自ら機会を逸した”のかもしれません。


私が市民球場からクレドホールに駆け足で向かっている際も、街の中心部をカープのユニフォームを着用したファンの方々が、徒歩や自転車で続々と市民球場を目指して集まって来る。


「これが」とは言いませんが、「これも」平和の象徴でしょう。


次は、街の中心部を“紫色”が彩る出番なのにな。


パブリック・ビューイング。そして、広島駅の南口地下広場で行なわれた優勝報告会は、本当に盛り上がりました!(写真は報告会1時間半前の模様。その時点でも沢山の方々が)


市民球場で観戦を終えたばかりの“沢山のカープファンの方々”もサンフレ選手に惜しみない賛辞を送って下さいました。


2008年9月28日。世界で一番“笑顔”が溢れた都市は、間違いなく「Hiroshima」だったと思います。

2008年9月27日  筋雲


ビッグアーチの空は、秋色に彩られ…


サッカーシーズンも、いよいよ佳境を迎えて参りました。


明日、我らがサンフレッチェは、アウェイの大阪で「優勝」をかけて戦います。


“諸事情で現地へ迎えない”と言う貴方!


広島より“共に”声援を送って参りましょう!


詳しくは、サンフレのHP等をご覧になって頂きたいのですが、私はNTTクレドホールで行なわれるパブリック・ビューイングで、正に場内アナウンス(スタジアムDJ業?)を行なって参ります。


その後、優勝が決定すれば、18時頃より広島駅南口・地下イベント広場で行なわれる「J2優勝凱旋報告会」のMCへと向かう所存です。


これからも続いて行くサンフレの歴史の中で、最後の「J2シーズン」。


その時代はその時代で「歓喜」を共有いたしましょう!


そして弾みを付け、勢いはとどまる事を知らず…


最初で最後の「J2覇者」として、再びみんなで来年の元日を国立で過ごしたいモノです♪

2008年9月25日  問題提起



先のJ1復帰を決めた9月23日の一戦。奇しくも5年前のJ2シーズン、同日・同場所でサンフレは天下分け目の重要な一戦、対新潟戦を迎えておりました。


折角ですから、5年越しのホームゲームを比較してみましょう。


5年前の観客は「26,158人」。今年同様、同日は火曜日の祝日にあたり、天候は曇りで気温20度。


首位の新潟、2位のサンフレは共に4連勝中。勝ち点6差で迎えた天王山であり、ココでサンフレが敗れると「1年でのJ1復帰が危ぶまれる」注目度の高い大事な試合でした。


同試合にクラブは「動員3万人キャンペーン」を実施。また、当初「新潟サポーター3千人が大挙して押し寄せる」と言う噂もありましたが、フタを開ければ新潟サポは約3百人。


試合結果は、サンフレが退場者を1人出しながらも1対0で勝利。実質、「2003年シーズンのJ1復帰の行方を決めた試合」と言っても過言ではありません。


そして今年の同日、「All For J1」の旗印の下、地元でJ1復帰を掛けた大一番。


天候は曇りで気温24度。駆け付けて下さった観客「19,349人」。


そこで今回は、この「6,809人」と言う観客数の差。かなりの共通点が見られる5年越しのゲームにおいて、「約25%観客減」の原因を考えてみたいと思います。


25%、そう4分の1の観客が、ゴッソリと来場していない事実を。


今シーズンのサンフレッチェ。昨年のJ1シーズンと比べれば、殆ど遜色なく、沢山の観客の方々が会場へ足を運んで下さっております。


何より、人気若手選手の台頭、日本代表クラス・中堅選手の躍進と、アウェイ会場を見ても分かる通り、10代の若者層をはじめ、明らかにサンフレ・サポーターは増えています。


でも… なぜ?2008年の集大成とも言える大一番で、一昔前より観客が25%も減っているのか?


J1復帰を決めて間もないこの時期、ネガティブな話題は避けたいのですが「手遅れになる前に問題提起はしておきたい」いちサンフレ・サポーター石橋竜史の思いです。


では「その理由」とは?最もたる原因は“会場へのアクセス問題”でしょう。


写真は、2003年時の会場周辺・駐車場を記したモノですが、回顧するに、近隣には未開発地が多く、かなりの駐車場が確保されておりました。時代と言えば時代です。


そして現在は、隣接した「700台分」の駐車場と、やや離れた西風新都I.C.近くの臨時駐車場があり、そこから正に“パーク&ライド”。シャトルバスで会場まで送迎されます。


ただ、ご存知の通り、この“臨時駐車場は”将来的にも確実に民間や市に変換しなくてはなりません。


来場者の50%以上の方々が車を利用されている中、その駐車場が無くなって行く。当然ながら、周辺に“駐車場として代替利用できる土地”など皆無です。


私にとってビッグアーチは思い出の詰まった聖地であり、四季折々の表情も見せてくれる大好きな場所です。しかも、現在でも“そこで”Jリーグの興行は成立している。


また、この先行き不透明で不景気な最中、公共事業問題ではありませんが、無理に新たなスタジアムを建設する事に大賛成とは言えません。


でも、近い将来。アクセス等の問題で、試合前の限られた数時間において、増え続けるサンフレサポーターが会場へ足を運び辛くなる可能性が多大に(確実に)ある。


個人的な思いを言えば、ビッグアーチの芝の下は他会場よりも固いのです。ただでさえ、関東圏のチームが多く、長距離遠征等で疲労が蓄積され易い環境にはある。(国内外で、もっと大変なチームは無数に存在しますが)


選手の足腰への負担、疲労を考えても、そこから解放してあげたい思いはあります。(現在の固い地盤が好きな選手も居るので、あくまでも個人的な思いですが)


又々、先のブログでも書きましたが、ビッグアーチの音響や映像施設の老朽化は、正直な話、市民球場より上でしょう。


場内演出を潤滑に行なうにあたり、毎試合前、我々がどれだけの修復、修繕作業を行って開門に望んでいる事か。


写真の音響卓など、半分以上が死んでますから。技術スタッフをはじめ、スタッフみんなが本当に頑張ってやりくりしているのです。私など、CDプレーヤーとか持ち込んでますし(笑)


その辺りを改善して行くには、実に億単位の費用が掛かります。ならば、その費用を「サッカー専用スタジアム建設にあてれば良いのではないか?」と思うのです。


最高のロケーションである、あの場所に。


「これから環境が悪化して行く可能性がある」ではなく、「03年〜08年への推移」の様に、チームは強くなってサポーターは増えていても、もう環境が悪化している渦中に居る“現実”を認識しなければなりません。


大好きなクラブを、大好きな沢山の仲間と共に応援する。


今、出来る事からでも取り組んでおかなければ、手遅れになる事は確かです。

2008年9月24日  一晩過ぎて…



我らがサンフレチェ広島!歴代最速!一度も首位を明け渡すこと無く、J1復帰を果たしました!


昨晩、全ての業務が終了後に帰宅。


シャワーを浴びた後、「スポーツニュースを観ようか?インターネットで様々な喜びの記事を読み漁ろうか?この思いを書き綴ろうか?」と迷っていたのですが…


連日、2、3時間の睡眠で県内外を飛び回っておりましたので、さすがにホっとしたのか、爆睡!(勿論、サンフレJ1復帰特番は観ましたよ♪)


今朝、目が覚めてはコーヒーをガブ飲みして直ぐにナレーションへ。


ようやく“今”落ち着いた次第です。


そこで改めて、色んな報道に目を通しておりますが、選手、サポーター、スタッフの誰もが、それは“良い表情”をされております。


飾らない、それは“良い表情”なのです♪


「今日、誕生日なんだって?お寿司でもオゴってあげるよ」。


「えっ?!マジで!」の様な、咄嗟に生まれる喜びの表情ではありません。


色んなドラマを背負いながらも月日が流れ、その間、熟成されながらも純度が増して行き、待ちに待った結果、ようやく心の底から止めどなく溢れ出る“表情”です。


カメラに映えない訳がありません。


前回、2003年のJ1復帰時は、号泣でアナウンスすら出来なかった私ですが…(笑)


昨日は、ピークが試合中に訪れていたので、タイムアップの後、「復帰決定」のアナウンスをする頃には、喜びながらも何とか平静は保てておりました。


と言いますのも、後半20分くらいだったでしょうか?


勝利を目指し、ひたすら泥臭く走るサンフレ・イレブン。その姿を包み込み、力強く後押しする紫の大観衆。


年齢なのかな?もうアナウンス・ブースからピッチを観ているだけで涙が溢れて来て…


かと言い、己の涙など気心知れた周囲のスタッフにすら見せたくもなく、「今のはカードだろう!」と味方のファールに間違ったヤジを飛ばしたりと誤魔化していたならば、何とか持ち直す事が出来まして(笑)


あと、復帰決定の直後、ピッチ上で選手が輪になり、一番に盛田選手の“生後数ヶ月の赤ちゃん”の胴上げが始まった時は大爆笑でした!


「2万人の大観衆の前で行なわれた胴上げ・最年少記録」を打ち立てたのではないでしょうか?


監督でも社長でもキャプテンでもなく、一番に“赤ちゃん”ですからね♪


そんな遊び心のある選手達が私は大好きです。


他に、言及するならば、寿人選手が試合後の挨拶の際、最高潮の盛り上がりでコメントを噛んでしまい、槙野選手や高萩選手が大きくズっこけていた件。


以前、ブログにも明記しましたが、ビッグアーチって、本当に音響設備が… わ・る・い・の・で・す(笑)


老朽化も酷いのですが、何より、根本の設計から。


ですから、私の声も、メインスタンドから“のみのスピーカー”でバックスタンドまで飛ばしているので、バックへ届けようとすればメイン側はうるさいし、バランスを取れば、バックへは聞こえない。


故に、会場内の「音のディレイ(遅れ)」も酷く、ピッチ上でヒーローインタビュー等が行なわれますが、自分が喋った言葉が“数秒後に”スピーカーから耳へ届いて来ます。


1〜10まで数えていたら、4あたりまで数えた時に、先ほど自らが喋って1や2が耳に入って来る。これは本当に大変。


一応、寿人選手へのフォローです。だって、あれほど喋りが上手なアスリートは、ちょっと居ませんから。


そんなこんなで、次節は優勝をかけてアウェイでセレッソとの対戦です。


私は、あんな場所でこんな事をするのですが、まだリリースが出ていないのかな?


その後、こんな場所で、そんな報告もする予定なのですが…


あくまでも、予定は未定です♪


引き続き、サンフレッチェから目が離せません。

2008年9月22日  2008年 9月23日(火)


昨年の12月8日に降格が決定して…


元日に国立で天皇杯の決勝を行ない…


3月1日にゼロックスで優勝…


悲喜こもごも、まあ様々な出来事が訪れた“この9ヶ月”でした。


長い様で、アっという間。


さて、明日は地元で「J1復帰」を決められるでしょうか?


書き綴りたい事は山ほどあるのですが…


そう言えば数ヶ月前、サンフレッチェのスタジアムDJとして、あるメディアの取材を受けました。


「J2シーズン、1年で復帰する為、喋るスタンスなど何か取り組み方は変わりましたか?」の質問を受け…


「どんなカテゴリーのどんな試合であれ、目の前の尊いホームゲームに変わりは無いので、別段、変わった事はありません」と答えました。


メディアからすれば、「今年は何としても1年でJ1に戻られなければならないので、もう必死です!熱量が違います!」との返答の方が発信しやすいのでしょうが…


毎試合“一生懸命”なモノで、こればかりは偽る訳にも行きません(笑)


おっと!明日も署名活動は行なわれますので(詳しくは右上の「All For Hiroshima」のバナーをクリックしてブログ欄をご覧下さい)恐れ入りますが、ご協力頂ければ幸いです。


明日が…


待ちきれないな。

2008年9月18日   coincidence.



幼稚園から帰って来た娘と、小雨が降る中、コンビにまで散歩へ出来かける事に♪


その途中、娘が言いました。


「みんなで手をつなごうよ♪」


私は…


“シンプルだが深い事を言いやがる♪”と思い、手をつなぎました。


帰宅後。


今度は、ブロックの玩具で遊ぶ事に♪


その途中、娘が言いました。


「公園を作ろうよ♪」


私は…


“世相を反映して旨い事を言いやがる♪”と思い…


笑顔で「コレ以上は要らないんじゃないの?」と玩具ですら公園の建設を拒みました。


何て“大人気ない”のでしょう(笑)


嘘の様な、でも何の脚色も無い、我が家での一コマ♪


何が良いのか悪いのか?


全ては結果論になるのかもしれません。


私も、その1人。


仕事で、プライベートで、飛行機を利用する。


「何で広島ってこんなに飛行場が遠いんだ」と未だに愚痴をこぼしたりもします。


紙屋町でお買い物。


以前は、地下に降りること無く、地上の大きな交差点を渡って簡単に行き来する事が出来たのに…


そして、いつの間にか、行き来する際の階段の昇降も“当たり前”になってしまいました。


過去十数年、国内外の様々な場所で生活をして参りましたが、この広島は本当に暮らしやすい街です。


でも失礼な話、前述の例ではありませんが、やり方によっては、もっと暮らしやすく、もっと活気のある街に出来ていた可能性は充分にあった様な気もします。


その時々の転機を見逃していたのかな?


無関心だったのかな?


不器用に、ひたすら目の前しか見て走って来なかったので、そんな事すら分かりません。恥ずかしい話。


しかし現在、目の前に迫っている「街づくりの転機」だけは幸いにも事前に把握しております。


皆様、現・市民球場跡地の利用法(たたき台)について、市側へ意見は送られましたでしょうか?


送る方法をご存知でない方は、右上の「All For Hiroshima」のバナーをクリックして、ブログ欄をご覧下さい。


顧みるに、一昔前までは「自分のこと」しか考えていなかったのに、なぜ最近、「人々が住む地域や未来のこと」まで考える様になったのか?


私の場合、あくまで私の場合は、写真の娘が誕生してからかもしれません。


私達が好き勝手に食い散らかしておいて、後生に「キレイに掃除しておけよ」とは言えませんから。


パパの使命かな?(笑)


余談ですが、例えば海外であれば、先進国であれ、不当にバスの乗車料金が値上がりしただけで、すぐにデモが行なわれたりします。(あくまで不当に)


率先して「デモを起こせ」とは思いませんが、そうやって声を上げる事により、様々な事柄が大事に守られたり、より良く改正されたりもする。


さすれば…


おっと時間だ。


仕事へ行くとします♪

2008年9月17日  20XX年


昨日は、市民球場の跡地に改修されたピース・スタジアムにて、アジア・チャンピオンズ・リーグ、決勝トーナメント・準々決勝・第2戦が行なわれました。


我らがサンフレッチェは、前半に寿人選手が決めた先取点をチームで守り切り、中東の雄、サウジのアル・イテハドを相手に1対0の勝利。


ホーム&アウェイでのトータルを2対1とし、クラブ初の準決勝進出を決めました。


勝利の後、紙屋町、八丁堀周辺は紫のサポーターで溢れかえり、街頭では、サポーターと通行人の方々が度々ハイ・タッチを交わす光景も。


また、流川界隈で未明まで勝利の美酒を酌み交わされた、広島市西区の会社員・山田太郎さん(42)は「最高です!後は優勝するのみ!アジアで広島が1番なんて、広島に生まれて良かった!」と喜びを語り、朝もやの中、始発電車で帰路に就かれました。


そして、熱気と歓喜で包まれたピース・スタジアムは、昨夜の喧騒が嘘の様に静寂を取り戻し、現在は、開放された外野席でお弁当を食べる修学旅行生の姿が♪


正面の平和記念公園にも、応援マフラーを首から提げる沢山の外国人観光客の姿が見られ、サンフレッチェ広島の躍進は、あらゆる方面に好循環、好影響を生み出しております。


また、別の未来も…


いたずらに不安をあおる訳ではありませんが、まずはJリーグ・ディビジョン1において数年後に訪れるであろう浦和レッズとの首位決戦。


そこで、2004年には「約3万人」を集めた同カードのホームゲームも、未来では、優勝を争うゲームなのに「1万6千人」なんて可能性がゼロではありません。


チームは強くなり、ファン・サポーターの方々が増えているにも拘らず、その方々を“ホーム”へ招く事が出来ない可能性が。


勿論、そうなる前に、駐車場問題をはじめ、様々な問題、修正点を早め早めに改善しなくてはなりませんが、クラブだけ、選手だけ、またサポーターだけと“個々の力”で簡単にどうなるモノでもありません。


ご存知の方も多いでしょうが、他チームの有名な話…


レッズ・サポーターは、駒場スタジアムを「聖地」と呼びます。


十数年前、この聖地は、あまりにも観客席の数が少なく、増え続けるサッカーファン、サポーターを抱える事が出来なくなっていました。


不満は、やがて地域の社会問題へと発展します。


そこで、たった1人の高校生が現状を改善する為、浦和駅前で署名活動を開始。すると、その輪は広がりをみせ…


市政をも動かす。


当時の浦和市は、つい2年前に同スタジアムを改修、整備を終えていたにも拘らず“その声”に呼応。


観客席を倍増させ、大型映像装置等も設置すると言った具合、「民意に応えた」のです。(厳密に言えば様々な要素が発生していたにせよ)


私は「流れる血液は紫色」と叫ぶほど熱狂的なサンフレ・サポーターであり、「浦和!浦和!」と言っている訳ではありません。


ただ、昨年「なぜ?浦和がアジアの頂点を極める事が出来たのか?」と言うと、浦和では、クラブ、選手、サポーター、行政などを含め「一丸となって形成された地域が、アジアで1番になれる可能性を秘めていた」と言うこと。


では、現在の広島では?


とかく、私は「夢ばかり」語っている様に捉えられてしまいますが(笑)現在のビッグアーチにしろ、お越し頂いた方々に「いかに快適に?いかに楽しんで?いかに満足して頂けるか?」を常に考え、提案し続けております。


「サッカー専用スタジアムが欲しい」と活動しながらも、激変する時代を冷静に見つめれば、その道程は決して簡単なモノではありませんので。


ただ、平行して活動は継続して行く所存です。


「今」が、未来へと“つながって”おりますので。

2008年9月15日  信じるものが救われる♪


広島市は明日16日より、一般の方々や各方面より、「現球場の跡地利用」について、広く意見を募集します。


※詳しくは右側のAll For Hiroshimaのバナーをクリックして頂き「ブログ欄」をご覧下さい。


そこで、AFHに関しては根本の部分を見つめ直しておきたいのですが、「我々はスポーツを通して地域を盛り上げて行きたい」。


おこがましい表現になりますが、「地域に一つでも多くの笑顔を作りたい」「少しでも広く歓喜の輪を広げたい」だけなのです。


故に、誰かとケンカや論争をしたいのではなく、「みんなで手をつなぎ、みんなで、みんなの為に取り組んで行く」のが大前提。


本音と建前ではなく、これが「本音」です。


ですから、広島市に「たたき台」への意見を寄せるにも、市側へ「如何に市民の声を汲み上げてもらい、それを反映させるのか?」を念頭に置いておかなければなりません。


ただし、その前段階で、まずは「声を上げない」と賛成か反対かすら先方には届きませんので…


どんな意見やスタンスでも構いません。まずは我々と一緒に「声」を届けましょう!


以前、市側と会談を持った際、私は実際に市民の方々と面と向かって署名活動を行ない統計を取っていたので、そのパーセンテージを先方へ伝えました。


ウソ偽り無く、現行の最終案を支持していた方は、100人中、5人位の「約5%」です。


市民球場の跡地利用に関してコンペが行なわれた際も、寄せられた中で「公園を基調とした案」は、全体の4%ほど。


断定は出来ませんが、「市民のニーズ」は大体それくらいなのではないでしょうか?


勿論、「少数意見を無視しよう」と言っている訳ではありません。「公園を必要とされている方」がいらっしゃるのは事実。


しかし、大多数の方々が「反対!」と声を上げないまでも「望んでいない」のも事実です。


話は脱線しますが、テレビの世界に「視聴率」と言うモノがあります。


ビデオ・リサーチと言う視聴率の調査会社が、東京圏で600世帯、例えば、この広島では200世帯(250だったっけな?)をランダムに選出し、そこに「何時何分に、どれだけ、どのチャンネルを観ましたか?マシーン」を設置する。


さすれば、電波を発信している全地域、全人口の「割合」が把握できる訳で、例えば、東京圏で機械が設置されたご家庭の内、120世帯が“ある番組”を観れば、視聴率は「20%」と言う事になります。


つまり、冒頭の件でも、皆様が意見を寄せれば、市側も、「現行の最終案に対して市民の方々が、どう考えていらっしゃるのか?」を如実に把握する事も出来れば、そのデータ、統計も出るはずで…


出来れば10月10日の「意見募集・締め切り」が終わった後、どんな意見が何%あったのか開示して欲しいところです。


また、先程の視聴率の話に戻りますが、視聴率集計マシーンを設置されているご家庭が、「意図的に、あるチャンネルしか観ない」等と明らかに偏っている場合、そのデータは加算されません。


※他意は無く「純粋に、あるチャンネルのファン」と言う事もあり得る話ですが。


今回の意見募集にしても、私が言う話ではありませんが、意図的に「こう!」でなく、素直に「こう思う」「こうではないでしょうか?」との思いを伝えれば伝えるほど効果があるのではないでしょうか。


そして信じたい。


行政は「杓子定規」ではなく、「人々の声に耳を傾けてくれる」と。


参考までに、私はAFHで同志と共に活動する前から、個人で「サッカー専用スタジアムを造りたい」と活動しておりました。


だから、今でも“いち市民”として高らかに申しております。


「サッカー専用スタジアムが欲しい!」


そして、時にスタジアムは「人々の回遊性を遮ってしまう」と言う話も上りますが、写真の様に、閉じ込めるのではなく部分的に開放したりと、日常でも人々が行き交える(ピッチ以外の部分を開放)空間は創出できるのです。


柔軟性を持って、みんなで、みんなの事を決めて行きましょう!


サッカー専用スタジアムを広島に造るにあたり…


「最も人々が集まり易い場所は?」 「最も短い工期で完成する場所は?」 「最もコストの掛からない場所は?」 


全ての回答は偶然にも一致します。


「現・市民球場跡地」です♪

2008年9月12日  遠い夏の思い出…



高校三年生の夏。写真は、全国高校野球選手権・県予選の広島市民球場。


私が高校球児として立った、最後の打席です…


前年度、決勝まで駒を進めた我々のチームと、前年度、春の甲子園出場を果たしていたチームの対決。


いわゆる、好カード♪


九回の表、私はライト前に逆転のタイムリーヒットを放ち、一塁ベース上で無意識に、それは高らかにガッツポーズした事を今でも鮮明に憶えています。


一点リードのまま、九回のウラ、ツーアウトでランナー無し。


あとアウト一つ取れば、逆転の殊勲打を放ち、ここまで主将としてチームを引っ張って来た私が間違いなくミックスゾーンでヒーロー・インタビュー。


「あと一球♪」「あと一球♪」


カキーン!




同点ホームランを浴びました。


頭の中が真っ白なまま、続けてツーベース・ヒットを打たれ…


最後にライト前にフラフラ〜と上がったポテン・ヒットでサヨナラ負けです。


私の人生、当時の夢は「甲子園」しかありませんでした。


後は、何も無かった。何も。


よく、「死ぬほど」と言う表現が用いられますが、本当に「死ぬほど練習した」ものです。


その夢が、あとアウト一つを取ればつながって行く所で、永遠に消え去ってしまった。


永遠に。


その後、プロまでは行かないまでも、大学やノン・プロで、いくらでも野球を続けられる環境は整っていたのですが、負け方が負け方だったからなのでしょうか。


大好きな野球を、二度と続ける事はありませんでした。


あの時、あとアウト一つを取る事が出来ていれば…


多分、私は今でもプレーヤーなり指導者で野球を続けていた様な気がします。


そう。喋り手としての私は、現在に存在していなかった。


面白いモノです。人生って。


突飛押しも無い話になりますが、映画「フィールド・オブ・ドリームス」でありましたね。


ある野球選手が、なかなか一軍では芽が出ること無く、結局は引退。小さな町で医者になった。


しかし、その事によって、町では沢山の人々が救われた。


私に置き換えれば…


一球のスロー・カーブが(当時、ツーアウトからホームランを打たれた球種)私の運命を変え、喋り手になった。


私は喋り手として、町の人々に何かを届ける事が出来ているのか?(笑)


もしも、あの夏の九回ウラ、ツーアウト・ランナー無しの場面に戻れるとしたら…


投球動作に入る前のピッチャーへ向け、私は、「ここはストレートで行こう!」と告げるだろうか?


告げれば、現在の職業のみならず、全ての人間関係まで変わる事になるはずです。(どんなファンタスティックな話だ?)


そして…


私は、真剣な面持ちでピッチャーに言う事でしょう。


「ここはスロー・カーブで行こう!未来の妻子や友人達が待っている♪」と。

2008年9月10日  租借(そしゃく)



まずは、今朝の朝刊より♪


『広島市民球場の跡地利用について、市は西側を「緑地」、東側を「にぎわい」ゾーンに区分する整備基本方針のたたき台をまとめた。公募で選んだ優秀二案、広島商工会議所の提案内容を整理し、両ゾーンに配置する施設や機能の具体案を提示。現時点で球場施設を保存、利用する考えがないことも明記した』。


そこで!求められるのは、TV・新聞雑誌等、メディアから発信された情報を主体的に読み解き(その真意を見抜き)必要な情報を引き出して活用する能力、『メディア・リテラシー』です。


では、冒頭の記事を私なりにメディア・リテラシーしてみると。


まず、当然ながら記事の内容は何ら偽りなく「市側は、その様な方針を固めたと言う事実」そのもの。


そして内容も、我々が以前より把握していた通りです。


「基準となる集客数が極端に変更したり」と、どこか煮詰まっていない感が拭えないまま「跡地利用」のコンペを開催。そこに市民不在で、主に地域緑化、平和研究に携わる方々で選考を行なった。


しかし、「最優秀案」は存在すること無く、「優秀案・2案」が残る事に。


この“有識者が選考”にしろ、我々の日常で、どれだけ身近に「有識者の視点」が必要とさてれいるのでしょうか?


結局、「優秀案・2案」は周辺商業地域をはじめ、市民の方々より多数の賛同は得難いモノとなりました。


そこで、どうにもならず近しい方々に「何か追加案を提出して頂けませんか?と打診した」と言えば事実無根となりますが、「打診したのかも?」しれません。


商工会議所ほどの団体が、コンペが終了しているにも拘らず、後々、追加案を提出して来たのですから。


そして商工会議所側は、劇団四季の劇場等を盛り込んだ「にぎわい案」を追加提出するのですが、冷静に考えましょう。この時点で、もうコンペも何もあったモノでは無く、明らかにルール違反です。


また、突然浮上してきた追加案ですから、市民球場周辺に赤字経営の「ホール」が乱立。劇団四季の当人方が望んでないにも拘らず「四季の劇場を造る!」等と唱えられたりもします。


ですから、我々の周辺でも、推測の域であれ「景観に差し支えない所に自分達のビルを移転、新築・高層化させて、そのテナント料で儲けようとしているのでは?全ては自分達の為か?」等の怒りの声も浮上して来るのです。


そして、最後の一行、『現時点で球場施設を保存、利用する考えがないことも明記した』。


我々が、これまでの期間、どれだけの場所へ出向き、どれだけの方々と会合を持っている事か?


市政側に「保存、利用する考えが無いこと」など知り尽くしています。(個人レベルでは色んな意見が存在しますが)


そこを踏まえ、我々は依然“可能性が存在する”ので、「まずは跡地利用に民意を反映させよう!有効活用しよう!」と活動をしている。


報道にせよ、『保存、利用する考えがない』の一文が登場して来るのは、ある種、先方が「民意の高まり」を感じている裏付けでもあり、我々としては一歩前進です。


「民意が高まれば、これまで進めてきた事を踏み止まって再考するしかありません」ので。


しかも、この「現時点」の文言にしましても、何かを断行する際のエクスキューズには成り得ますし、行間にも目を配らなければなりません。


とにかく!


我々は“自分達の夢”もありますが、その前に、まずは「民意を反映させよう!」と謳っております。


何度も申します通り、大多数の人々が「現行の最終案・2案プラス追加案の融合」を望んでいるのであれば、そこを邪魔するつもりは毛頭ありません。


また、これまでの活動でも、一般市民の方々から政界財界と多方面に渡り無数の意見交換を行い、多様な意見を頂戴して参りました。


「今更、何もくつがえす事は出来ない」。また、「現行案が見直され、あの場所が有効活用される可能性は存在する」等々。


しかし我々は、例えば上記、後者の意見を伺った際でも、安易に「可能性がある」とは絶対に思いません。


まずは実際に自らで足を運び、面と向かって取材を行ない「その意見は正しいのか否か?」「現実味や信憑性」を、これまた無数の判断材料が投影された己のフィルターを通して情報の取捨選択を行なう…


「人間・リテラシー」です。


とどのつまり、論点はと申しますと冒頭の記事。


『現時点で球場施設を保存、利用する考えがないことも明記した』とあっても、我々は「民意が高まれば、あらゆる事が見直される」ことを知っています。


普通に考え、この2008年に「絶対政治」など考えられず、あくまで主導権は行政でなく、「市民」が握っているのです。


そこを信じられるのならば、どんな記事が踊ろうと、自らの軸がブレる事はありません。


望む事は、「みんなが、みんなの為に、みんなで考える」。それだけです。

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