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日記|DIARY

2007年7月29日  七つの星 (下)


そこで、“第二波攻撃” とばかり、矢継ぎ早に今回の一件を説明。言うなれば、先方の梱包ミスを言及。勿論、アクセントの強い先方の英語を、ココまでは勢いで捻じ伏せています。勝機アリか?!


すると、向こうは「ならば、その間違えた靴の写真をメールで送付してくれないか?」と返して来ました。至極、正論です。


そこで! お互いのメルアドを交換する事にしたのですが、これが口頭では本当に伝わらないんだ。


双方、M と N の違いも聞き取り辛いし、Z だって、本来は「ゼット」でなく「ズィ」と発音しますから、G (ジィ)なのか Z (ズィ)なのか…


このままでは「使用した国際電話料金で新たな靴が買えてしまう」と悟り、ならば「FAX番号を教えてくれ」と路線変更。アルファベットなら26通りですが数字なら10通り、しかも“発音”が簡単です。


これが功を奏し、先方のFAX番号をゲット。筆談にはアクセントも関係ないので、英文で詳細を補足しながらFAXを送付。お互いのメルアドを交換する事が出来ました。


先方のメルアドさえ手に入ればコチラのもの! 物的証拠となる、「左右別々の革靴」写真を添付、送信するのみです。 そして…


東に不揃いの靴あれば、西に不揃いの靴があるのは自明の理。先方が、店舗に残された「もう一対」の左右が別々の革靴をペアで「送る」&「贈る」と言って下さり、結果は… 「勝訴」です♪


あとがき
まだ、その靴は日本に届いていないのですが、先方の迅速で節度ある応対には、心底、頭が下がりました。そんなショップマネージャーに…


「星、7つ!」 ☆☆☆☆☆☆☆

2007年7月28日  七つの星 (中)


Ring! Ring! ある晩、私の携帯電話が鳴りました。


それは、昔から仕事でお世話になっている“先輩”からの電話で、開口一番、「今、この様な状況なのだ」と事情説明が。(前号参照)


次に、「ドバイにて革靴を購入したお店の電話番号だけは分かるので、正しいペアの靴になるよう何とか交渉して欲しい」とのこと。逆に言えば、それが唯一の手掛かりで、他は何一つありません。


中東と言えば、第一公用語はアラビア語。無論、ドバイともなれば観光関連施設に携わる人々は英語も話せるでしょうが、懸念されるのは、私と先方、双方の英語の発音、“アクセント”です。


コチラもネイティブでなければ、向こうだって… しかし、四の五の言っても解決の糸口が見つかるでなく、とにかく私はダメもとで交渉役を引き受ける事にしました。


電話番号の前に、国番号を付けたり数字の 0 を省いたりと、久々の国際電話に、いやが上にも緊張感は高まります。


コール。通じた!複数の言語でガイダンスが流れ、「英語で御用件のある方はダイヤルの@を…」。不安と期待が交錯しながら、@を押してみる。すると、再びコールが… ガチャ! 誰か電話に出た!


今だ!堂々と大きな声で「 Hello!」これから始まる交渉に負けてなるものかと、まずは先手必勝とばかりカマしてやります!相手は、数々のビジネス商戦を経験した歴戦の兵であろう「ショップ・マネージャー」が登場して参りました!


そこで、“第二波攻撃” とばかり…


つづく

2007年7月27日  七つの星 (上)


アラブ首長国連邦を構成する7つの首長国の1つ、「ドバイ」。


そこには、昨年、「世界で1番素晴らしいホテル」として表彰された「バージュ・アル・アラブ」(写真)があります。


人工島に建てられたこのホテルは、321mと高さにおいてもホテル建造物では世界で1番を誇り、全室が2階建てのスイートルーム。評価も3、4ではなく、星が7つの “7つ星” ☆☆☆☆☆☆☆!


アメニティは全てエルメスで統一され、潜水艦(の様な乗り物)に乗って向かう海底レストランが人気とか。 贅沢の極みであります。


これからの話は、先日、新婚旅行で上記のホテルに宿泊したある男性の身に起こった物語…


7つ星ホテルで軽食にお酒を堪能。お会計は十数万円なり。正にハニー・ムーン、蜜月の仲とは旨く言ったモノで、新たなる門出を謳歌する、その男性。


しかし、仕事の合間を縫って繰り出した新婚旅行。あっという間に滞在期間のデッドラインも迫って参ります。そこで、上司にお土産を買う事に。


勿論、ここはドバイ!でテンションは2倍!! 気分高揚で奮発し、クリスチャン・ディオールの革靴にしました。


帰国。


土産話にも花が咲きますが、やはり土産は土産。形を成してくれなければ、周囲はその感動を共有する事も微笑む事も出来ません。


そして、いよいよゴージャスなラッピングの箱が上司の手に。唯一部下が “上から目線” になれる刹那の贈呈式です。


箱の中で静かに呼吸するディオールの革靴。これから異国の地で初めての主に命を吹き込まれ、ならぬ、履き込まれ、共に未来へ向け、無限の歩みを始めんとする、ディオールの黒い革靴。


その箱が、5時間の時差を超え、極東の地で、今、オープン!!


バ、バァバァーン!! 左右の靴の種類が違うぅぅ!!


例えるなら、右がモカシン、左がローファー!みたいな…


つづく

2007年7月26日  嗚呼、夏休み


梅雨も明け、連日、うだる様な暑い日々が続いております。ちまたでは、子供達が夏休みに突入! そんな折、私などは… ?


通常業務でテレビやナレーション等の現場を行ったり来たりしております。そう言えば!先日、テレビの泊まりロケで宮島へ行って参りました。


例年の事なのですが、夏の屋外宿泊ロケの場合、初日のロケは“意図的”なまでに? 夕方には終了します(笑)


そして始まる、夜の宴 ☆


水平線にゆっくりと沈む夕陽を背景に、恒例の豪華食材が並ぶバーベキューの幕開けとなり、 何故かロケでは使用する事のないラジカセや花火も続々と登場して参ります!


飲んで食べては歌って語る♪ 10人近いメンバーの、普段は目にする事の出来ない “お茶目” であったり “饒舌” と言った意外な一面が次から次へと顔を出し、笑い声は、いつまでも浜辺に響き渡るのでした…


しかし、日頃、東奔西走している連中ばかりなので、一人が眠りに落ち、続いて、その場で二人目が眠りに落ち… とメンツはドンドン減って行き、最後まで起きていたのは私を含め数名のみ。


静寂に包まれ、聞こえて来るのは僅かな波の音。“宴の残像”とも言える炭火の灯りも消えかけ、私にも睡魔が… と、その時。


クーラーの中に残されたビールやテーブルの上の焼酎を嬉しそ〜に飲むADさんの姿が!!


スタッフの中で、最後まで起きていなければならず、また、明日は誰よりも早く起きなければいけないだろうに、いじらしいではありませんか。


飲めない私でも話し相手になればと、しばし付き合う事にしました。


お陰で、翌日のロケは喉の調子が悪いのなんの(笑)でも、普段は勧められたお酒を丁重に断る私が、自発的にお酒を飲もうとするのは、やはりロケーションに気心の知れた仲間に囲まれているが故でありまして…


暑いけど、楽しいぞ。夏。

2007年7月18日  向こう側


紫熊倶楽部8月号を読んでいると、ウェズレイ選手のインタビューにおいて、次の様な問答がありました。要約すると…


Q:「日本人FWは往々にして、GKと1対1になった時など、通常のプレーが出来ず、なぜ、シュートを決められないのか?」


ウェズレイ:「まず、落ち着くということ」


シンプルでありながら、これ程 “深く” “難しい”ことはありません。


そう言う意味では、現在、アジア・カップが行われておりますが、中村俊輔選手などは、完全にウェズレイがコメントした「落ち着く」“域”に達してプレーされています。冷静に闘志は燃やしながらも。


対ベトナム戦。0−1から巻選手の同点弾をアシストした左からのクロスにしても、プレー中にフィジカルのみならず、メンタルの“緩”と“急”をも使い分け「よし、まずは同点を目指し点を取りに行くか」と静かにスイッチを入れ、相手を手玉に、見事、同点劇を演出♪


あの“域”まで行くには、やはり積み重ねられた経験と自信なのでしょうが、私は、どんなジャンルにせよ、その域に達している人が大好きであり、そんな人と触れ合う度、「嗚呼、この人は壁を破り向こう側へ行ってるんだな〜」と感心してしまいます。


個人的な判断基準の、「向こう側」なので、コチラと向こうを分ける定義は肌感覚なのですが、この「向こう側」、私の中では、色んな向こう側が存在しまして、例えば…


「この人の、人間としての器、向こう側へ行ってるな」、「あの歌声、向こう側へ行ってるな」、「その美貌は向こう側へ行ってるぞ」(笑)勿論、感動しての“向こう側”なので、全て褒め言葉であります♪


同業者の“喋り手”にしても、「この人は向こう側へ行ってるな〜」と言う方に出会うと、勝った負けたではなく、それは素直にワクワクします。


何故なら、当然、先天的なセンス等は存在しますが、前述の様な成功体験を含めた経験、そして何よりも“鍛錬”が無いと、サッカーにしても喋りにしても上達するものではありませんので、「この人、相当、修練を積まれてるんだろうな」と陰の努力が伝わって来て…


話は、もこみちに横道へ逸れてしまいましたが (参考までに「もこ」はイタリアで「まっすぐ」の意) 何をするにしても、良い言葉です。


「まず、落ち着く」。

2007年7月13日  amusement


先日、テレビのロケで大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ初めて行って参りました! 感想は…?


最高!!


この類の娯楽施設になると、個々により楽しいか否か、賛否両論分かれるところではありますが、根本の部分で私は映画が大好きなので、その関連アトラクションに触れ合ったり、はたまた、場内のBGMで流れている映画音楽を聴くだけでも気分は高揚♪


「アミューズメント・パーク」とは“言い得て妙”であり、USJは、正に「楽しむ・公園」、「気晴らし・公園」でありました!


ただ、私など、職業病ではありませんが、すぐ舞台裏と申しますか「どうやって制作している?」、「どう進行し、どう工夫して来場者をもてなしているか?」に目が移ってしまいます。


中でも、毎回、コチラが勝手な“センサク”をしてしまうのが、そこに携わる人々の“心境”であったり“モチベーション”です。


勿論、これはUSJに従事されている方のみならず、他の業種にも通ずる事ですが、提供している側の、言わば「労働者」の方々は、日々、多少の変化はあれ、ほぼ同じ事の反復に成り得ますよね?


しかし、そこに訪れる人間は今回の私の様に「人生で初めて!」と期待に胸を膨らませて “一大イベント” のスタンスで訪れる人間もいる訳で、双方の温度差が、言うなれば “テンションのギャップ”が少なければ少ない程、相互関係は良好であり良質だと思われ…


例を挙げれば、私はこれまで、結婚式の司会を無数に請け負って来ましたが、それこそ新郎新婦さんは「人生最大のイベント」と言う気概で式に臨まれます。


でも、式場に携わるスタッフにしてみれば、その他人のイベントは、年間に何十、何百と行われる式の一つ、業務でしかありません。


そこを、新郎新婦と同様の気持ちで1回1回を全力、しかも大切に取り組んで下さるスタッフには心底、頭が下がります。“親身”ってやつです。


しかしながら、「目の前の1回」に瑞々しさを失い、感覚が麻痺している輩が如何に多いか?(確かに鮮度を保つのは難しいですが)


そこで毎回、我思う。 「今しかない。次はねえよ!」と。


そんな意味では、USJの演者であったりスタッフの方々は本当に素晴らしかったな。あの「ホスピタリティ」に、脱帽でございます♪

2007年7月10日  広島のビッグなアーチ!


遅ればせながら、一昨日のナビスコ・カップ準々決勝、対鹿島戦。素晴らしいゲームでした♪


その興奮が冷めやらぬ内に、「あの熱き感動を書き綴ろう!」と思ってはいたのですが、ゲーム当日の帰宅後からも何かと仕事に追われ、こうして2日が経過してしまうと、「180分で1試合だ!」とどこか冷静になっちゃって…(笑)


でも、改めて思うのですが、ここ最近のホームゲームは、会場の雰囲気が本当に良いですね!!


B6を中心に一丸となるサポーターズ・シートから、拍手や歓声の輪が “ウェーブ”の様に広がり、メイン・スタンドの5階にある我々の指令室へは、会場全体が生み出す、以前よりも格段に大音量となった“手拍子やサンフレ・コール”が響き渡って来ます!


試合後も、選手をねぎらう温かい雰囲気と、それに応えようとする選手のパフォーマンス。相乗効果により、気がつけば、そこには素敵な “ホーム” が形成されていました♪


こんな、日常の善し悪し事を全て吹き飛ばし、魅惑の別世界へと我々をいざなってくれる「ホームゲーム」、今シーズンは幸いにも、頑張れば頑張った分、ご褒美として “1試合” 贈られて参ります。


有り難きかな、ナビスコ・カップ!称えたいかな、サンフレッチェ!


このホームゲームに1回でも多く触れ合う為にも、次のアウェイを制し、開催しましょう! 広島ビッグアーチで準決勝!!

2007年7月07日  ☆ 7 7 7 ☆


今日は七月七日の七夕、スリーセブンの日。ちなみに、我が家の結婚記念日でもあります ☆=


そして、明日は、いよいよナビスコ・カップの準々決勝、対鹿島戦。


確かに、勝たなくてはならない大事な一戦なのですが、正直な話、明日が決勝戦だろうがエキジビション・マッチであろうが、目の前でサンフレの試合が行われる事が「ただ嬉しい!」 そんな感じです。


何しろ、前回のホームゲームから、2週間以上も遠ざかっているのですから、この心の渇水状態を早く満たして欲しい限りで♪


また、明日のホームゲームは、七夕や “彦星&織姫” にちなんで色々な試みが行われますが、我々演出スタッフも、一応は全員が浴衣や甚平を着込んで会場入りする予定であります。


そう言えば、去年のナビスコ・カップの際もコチラのブログで書いたと思われますが? 我らがサンフレッチェが決勝に進めば、国立で私が「サンフレの選手紹介」をアナウンスする事が出来るんです。


※以前、3年連続決勝に駒を進めたレッズのスタジアムDJさんが 「決勝では両チームのスタジアムDJが、そのチームのスタイルで選手紹介をする事になるんですよ♪」と言われておりました。


嗚呼! 11月3日の決勝は、喋りたいかな国立競技場で!!


と、その前に、このクォーター・ファイナルをパスすれば、続いてはセミ・ファイナル!


予定では、第1戦が10月10日で、第2戦が3日後の13日です。年間行事に “再び” ホームゲームが1試合増えるとは、何と言う幸福なのでしょうか!


そこで、まずは “目の前” に全精力を注ぎましょう!


織姫に彦星も言っておりました。「七月七日もだが、七月の八日も1年に1度しか来ませんよ!」と。


ならば、集え広島ビッグアーチ!天の川に、勝利の架け橋を!!織姫に彦星、連日のデート決定!!

2007年7月06日  私は元気です!あなたは?


不覚ながら、久々の更新になってしまいました。この様に、自分の思いや気持ち、情報に提案等、発信できる場を頂戴しながら、全く不徳の致すところであり…


では、何故、最近コチラの更新が滞っていたかと申しますと、理由は、ある自らが担当する番組にあります。思い起こせば…


私は元々、365日、休むこと無く行われる舞台であったり、ラジオを中心に喋る仕事を始めました。


現在でも、まだまだ若輩者で発展途上の身であれ、喋りの仕事を開始した当初の私は、それは勢いだけをウリにした “課題・山積”の喋り手であり…


故に、例えば自分の喋るラジオ番組は全て録音し、それを何度も聴き返しては、アクセント、滑舌、表現法、間合い、持ち合わせているボギャブラリーの数など、あらゆる改善点を見つけ出し修正に励んだものです。


しかしながら、多少の経験を積み、喋りながらも、それを俯瞰する自分が築けてからは、喋っている最中に、「今、ここがまずかった」と瞬時に把握もすれば、それこそ本番を終え、帰宅してからでも本番中に発した一語一句を頭の中で再現できるので、いつしか、番組を録音することも無くなっていました。


ましてや、テレビに関しては、未だ、“テレビに出演している自分を観る行為”が、照れがあると申しますか、どこか苦手なので、過去数年間を振り返ってみても、自分が出演する番組を録画する行為は皆無で…


そんな中、この春から担当させて頂いている番組では、出演者も多く、その全体を改めて掌握、また確認する為、毎回、必ず番組を録画しては目を通す様になりました。


すると、久々に客観視した、冷静に対峙した“自らの喋り”からは、嬉しいかな悲しいかな色んなモノが見えて参りまして、これまでも現状に満足したことなどありませんが、あらゆる面で、自らがよりレベルアップするべく、一層、自宅において“喋る為の基盤作り”に励んでおります(笑)


表現法や抑揚、他にボギャブラリーの向上には読書が最適なのでとにかく書物は読みまくり♪ 多岐に渡る番組や映画を鑑賞すれば英語や漢字の勉強もしたりと、短い夜はアっという間に過ぎて行き直ぐ様、朝が訪れ…


でも、地味〜に成長はしてるかも? 地味〜にね☆

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