隣りの芝生が青すぎる件

始めに、1枚目の写真。

車両の運転席から「上部」に延びる路線。

そう!

「モノレールにも乗れーる♪」のダジャレでもお馴染み。

取り上げるは千葉市であり、広報委員会の県外視察にて。

1泊2日の行程で千葉と東京を慌しく訪れ、ようやく帰広。

帰宅後も、依頼を受けた「原稿」を3時間半も費やしては作成し。

時計がテッペン(零時)を回る前に、フゥっと、ようやく一息。

さてと。

お陰様をもって、この度の視察は、非常に有意義でした。

そこで、まず「千葉市」とは?

本市とも同じ“政令市”仲間であり、あらゆる規模が似通っていて。

人口は、千葉市が「約97万人」の、本市が「約118万人」。

世帯数は、千葉市が「約42万世帯」の、本市が「約54万世帯」。

議員数は、千葉市が「54人」の、本市が「55人」。

唯一、大きく相違する点は!? 後に触れるとして。

私も、過去3年間の視察に於いて、幾つもの自治体を訪れながら。

ココまで視察先の議員さんと「熱く言葉を交わした」前例はなく。

と申しますのも、熱く、真面目に取り組んでいらっしゃる議員は全国に無数。

しかし、視察の際は、我々が「学ぼう」とコチラから足を運ぶ(出向く)ので。

都度、我々は先方様から「客人扱い」を受け、ご丁重に接して頂くのが常。

しかし、千葉市議会におかれましては、前回の統一地方選挙でも。

「新人が17人も当選した!」の事実の通り。(1期、2期の議員が多い)

「とにかく私が街を何とかしたい!」との情熱と共に。

旧例に染まらず、瑞々(みずみず)しい感覚を持ち合わせている議員が多く。

意見交換の場でも、通例では?

訪れたコチラが一方的に「疑問点」を問うケースが多いのですが。

この度など、先方からも次から次へと「広島市さんの場合は?」

と、質問が矢継ぎ早に飛んで来る、正に、レアケース。

私など、その熱量へ見事なまでに共鳴してしまい、もう嬉しくて、嬉しくて♪

ちなみに、千葉市議会では、議会広報紙でも…

委員(議員)がインタビュアーとなり、大学生に取材しては。

「議会は何をやっているのか分からない」

「議員は選挙の時だけ頑張って、任期中はトーンダウンしている」

こう言った、若者の議会へ対する率直な感想を。

企画モノとして、広報紙(議会だより)に掲載したりしています。

また、千葉市議会として「議場」に一般市民を招いては。

フェイスtoフェイスで、市民の方々との意見交換や市政報告を行ったり。

年に1回、「議場」に交響楽団(3名)や三味線奏者を招いては。

「市議会議場コンサート」を開催したりもしている。

(入場の際、市民の待機列が出来る程の人気だそうです)

他に、千葉市と広島市は「将来負担比率」が全国の政令市内でも…

(将来負担比率:端的に申せば次世代が負わされる単年度収入に対する街の借金額の割合)

ワースト1位(千葉市)と2位(広島市)の間柄。

ゆえ、私は、かねてから千葉市の「改善策」に着目していて。

今回など、良い機会なので、先方に率直な意見をぶつけてみました。

「実際、若い市長って、市政を推し進めて行く上で、どうなんですか?」と。

補足すれば、「熊谷」千葉市長は?

全国史上、31歳と5ヶ月の最年少で市長に当選された人物であり。

現在は2期目の36歳。

元々は市議会議員で、初当選後の1年数ヶ月で…

当時の市長が失職した事により、市議会議員を辞職され、市長選に立候補。

結果、当選された首長でもあります。

この「若き市長」が、冒頭の「本市と大きく相違する点」で。

改めて、先述「若い市長」云々の私の問いに対して、千葉市議会議員、曰く。

「確かに若く、経験も浅く、市長になられた人物であり」

「当然、最初から何でもかんでも出来る訳はないが」

「とにかくコミュニケーション能力に優れていて」

「議会対応も、無闇に歩み寄るでなし、無駄に対立するでなし」

「上手に議会と付き合いながら、行政を前進させている」と。

重ねて、千葉市長は感性が若いので。

「議会が何か新たな取り組みをしようとも、常に行政(市長)が先に行っているんです」

「また、市民一人一人とも、本当に熱心に対話を持ちますよ」との事。

しかし、この広島からすれば、富士山の向こうにて行なわれる…

「36歳市長の手腕」を不安視、訝(いぶか)る方々もいらっしゃるでしょうが。

ある有名市長が口にされておりました。

「市長は偉大なる素人であれ」と。(一つの比喩として)

実際、たった一人で「全能の神」として、地域の再建を果たせる救世主にならずとも。

地元や国に、官と民、あらゆる方面から「補い合える人材」を結集させ。

自らが、その政策集団をコーディネイト、ランニングさせては…

最終的な決断と責任は、自らが負う。

ですから、中途半端にプライドの高い、救世主でなく、素人でもない人物くらいなら。

熱く、温かく、地元を知れば、自らの将来の行方ばかりを算段するでなし。

私欲を捨て、正義を貫き、何より聞く耳と柔軟性を持つ「鮮魚店の大将」の方が。

絶対に、街を上手に運営する事でしょう。(きっと街が明るくもなる)

※魚屋さんの大将が「活きの良い」イメージがあるので持ち出しただけで、あらゆる職種でも可

閑話休題で、本論へ戻るとして、千葉市の場合。

千葉市長職は、過去60年間に亘り、市長が辞めた後に「副市長」が市長をされ。

その60年間の内、40年間は「元官僚」が市長を務め。

ある種、「国の政策、その延長線上に、抗わぬ、抗えぬ為政者が千葉市を舵取りして」

今日の「将来負担比率ワーストの位置にある」と申しても過言ではないかと。

しかし、そこを打破するべく、新たな人々が覚悟を持って立ち上がっては。

「改革」と「市民の信頼回復」の名の下。

着実に、確実に「新たな千葉市」を創出するべく現場で尽力されていて。

不肖なる私なども「この街は必ず良くなって行く」と実感した次第。

本市と同規模の他都市は、36歳の市長と、1期、2期の大勢の議員が。

仲良くケンカしながら、街の将来を夢中に熱中しては築かれておりました。

How about Hiroshima City?

投稿日 : 2014年7月30日

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