サンセット

私が常日頃から「市政」について抱いている感情について。

この度、「的を射たり」とのブログが発信されていたので。

ココで取り上げてみたいと存じます。

現在、本市に於いて、新政権が誕生しての3年間を振り返り。

その「検証」めいた報道が各方面よりなされておりますけども。

「駅周辺のBブロックやCブロックが動き出した」

「活力ある広島市へ動き始めている」めいた論調には?

私など、ことさら違和感を覚えている一人。

前述の駅周辺の開発や、白島新駅等々に関しても。

全て、前政権からの継続事業。

組合との折衝など、職員の尽力は評価されるべきところですが。

端的に申せば、如何なる政権が新たに誕生していたであれ。

「遅かれ早かれ、必ずや前進していた」事業。

この「早かれ」の部分は大事ですけども、それこそ極端な話。

たとえば、プロ野球・球団の監督を大学生が務めたらからと言い。

「監督の采配」で勝てる試合は確実に少なくなれど。

現場(試合)でプレーする選手は、その道のプロであり。

いきなり球団が「学生レベルに落ち込む」にあらず。

行政とて同様で、突き詰めるならば…

「新監督で、如何に現行の戦力を最大限に活かし」

「本来ならば落としていたであろうゲームを勝利へ導くか?」

更に飛躍すると。

この度、香川選手の所属する伝統ある強豪クラブ。

マンチェスター・ユナイテッドの監督が更迭されましたけども。

同監督は、常勝クラブを支えた経験あるコーチ陣を生かせず。

結果、混迷を招き、クラブの成績は低迷してしまいました。

この中枢(首脳陣)における、行政で申せば「組織づくり」が重要で。

何も、監督が一人で全てを背負い込む必要にあらず。

如何に過去(経験)と未来を繋ぐ「政策集団」(チーム)を築けるのか?

それは、言わずもがな両輪でもある「議会との関係性」も含まれる。

何が?って、一つの表現(私見)を用いれば…

「行政は副市長が舵取りをする」と言っても過言ではありません。

長〜い前フリとなりましたが、では冒頭にも触れました。

「時の市長」とも評される、佐賀県は武雄市。

樋渡市長のブログ、その一部を抜粋して、ご紹介。

タイトル:「うちは副市長が要です」

「副市長の再任の同意を全会一致で頂きました」

「あまり知られていませんが、副市長と教育委員は議会の同意人事になります」

「どんなに優れていても、議会の同意が無いと副市長にはなれません」

「武雄市役所の場合、市長である私は企業でいうところの会長兼CEO」

「大きな方針を示し、その上で、市議会への説明、記者会見、取材」

「また、大型案件の交渉などは私の仕事」

「副市長は社長兼最高執行役員で、人事権、予算編成権を有しています」

「だから、市役所というピラミッドの頂点は副市長」

「僕はそのピラミッドの横にいる感じで、水平的補完関係にあります」

「副市長以下職員ができないことは私がやるし」

「私が出来ない、例えば、条例案や予算案など」

「議案を作り込むのは副市長以下職員の仕事になります」

「なぜ、武雄市は躍動できるのか」

「なぜ、市民病院の民間委譲、武雄市図書館が成功し」

「さらには教育革命に踏み切ることができるのか」

「それは前田副市長という希有な社長・大番頭がいるから」

「その前田さんとまた4年仕事ができるのは嬉しいし」

「全会一致で認めてくれた議会に感謝したい」

と、あります。

翻って本市の場合。

現場を知るプレーヤーのパフォーマンスを最大限に引き出すでなく。

首長の無闇な…

「アレやった!」「コレ出来ました♪」と虚しく響き渡る自己顕示など不要で。

高い目標(都市)へ向け、誰がやっても遜色ない「以外」の部分。

この辺りが置き去りになった“市政を包む安穏とした空気感”へ対し。

相も変わらず「憂う」今日この頃。

私ごときが甚だ恐縮なれ、市民の皆様へ忠言するならば?

仲良しクラブが、仲良く沈んでいる事に気づかねばなりません。

投稿日 : 2014年4月26日

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