鎮魂歌

以前も当ブログにて取り上げましたが、本日、報じられたるは?

「ヒロシマ発信のピースコンサート」

「県、14年度大幅縮小」

「4億円だった開催費 350万円に」

続けるとして。

「被爆地から平和を発信しようと2013年夏に」

「国内外の有名アーティストを招き、広島で初開催となったワールド・ピース・コンサート」

「ココについて、県は新年度のコンサート規模を大幅に縮小する方針で」

「経費がかさんで収益が2割弱に止まった事を踏まえ」

「今後、課題を検証する組織を設置しては、在り方を検討する」と。

更に、続ければ。

「大物歌手の出演中止や円安による出演料の増額など」

「予想外の事態が相次ぎ、収益は事前予想の17.4%に留まり」

「13年度は4億円にも上ったコンサートの開催費用を14年度は?」

「350万円に圧縮して、出演は地元にゆかりあるアーティストを中心とし」

「小規模な形で継続する方針を掲げては」

「同時に、経済界やコンサート業者で形成する懇談会を新設」

「興行面のリスクも念頭に、15年度以降の在り方を検討したい」と。

ふむ。

顧みれば、一貫して「市」が取り組んで来た「ヒロシマ」の活動を。

そもそも県が触手を伸ばした時点で「二重行政」が発生している訳ですが。

私とて「県は着手するな」なんて乱暴な感情は持ち合わせておりません。

「良かれ」と思えば、一歩を踏み出す。

そのトライ&エラーを結果論だけで論じるのは無粋。

しかし、県民税の約半分強は「広島市民」が負担しており。

一言居士で、私見を書き綴るとして。

各自治体の予算編成の推移を見れば?

首長選挙の行われる前年度など、無闇に何かの理由をつけては。

なんだかんだで予算規模が「増加」していたりするモノ。

コレを直ぐ様、選挙戦へ向けた「ばら撒き」と表現したり。

例えば今回の“一連”のケースでは。

ピース関連のコンサートが県内各所で開催されているものの。

ココを乱暴に「選挙対策の地方興行や全国行脚では?」とも申しませぬ。

「疑心暗鬼を生ず」で、誰もが利己、打算のみで動いてはいない。

が、しかし。

ストレートに申せば「見当外れの大失策」だったにせよ。

出発点の理念は「被爆地から平和を発信しよう」だったはず。

「想定外の事態が相次いだ」からと言い。

(公金を注ぐのですから、それくらい予見しましょう)

(しかも充分に想定内のレベル)

とどのつまり、関連経費が即座「100分の1以下」に削減されるモノかな?

「当初予算に盛り込み過ぎたのか?」

「新年度予算を削減し過ぎたのか?」

いずれにせよ、理念と基準が全く伝わって参りません。

また、こうした行政(執行側)の事例を避ける為に。

可能な限り“リスク回避”をするべく機能しなければならないのが…

「議会」。

コレが「議会がチェック機構」と呼ばれる所以であり存在意義でもあって。

国の議員内閣制と異なり、二元代表制の地方議会では。

無思考、無原則に「何でもOK♪」とばかり、首長の与党的な行動に走ったり。

また、「全てはNOである!」と、野党的な行動に走る事は?

「議員」の存在意義を自らで否定する事であり。

何より、有権者への背信行為。

この度の県のケースで申せば。

どういったチェックとフィルターを通過しては開催へ漕ぎつけたのか?

この詳細を把握しておりませんので、過度な内政干渉は控えますけども。

どこか釈然と致しません。

ただし、そもそも打たねばシュートは入らない。

まずは県として打ったシュートがクロスバーに当たって跳ね返った来たのですから。

報道にもある通り、今回を検証し、次回へ活かしたらば。

高い授業料は、見事なる平和の声を届けるファイン・ゴールへと繋がる事で…。

繋がるかな?

そもそも、本気度が…。

言いますまい。

アチラのお家事情も、色々とあるのですから。

投稿日 : 2014年1月28日

月別表示

最近の記事

インフォメーション

石橋りゅうじ 議会棟控室

Tel.(082)504-2442

スマホ版サイトは以下のQRコードから。