ビシ!っとしようぜ先輩方よ

本日、「広島市私立学校振興事業補助金等に関する陳情」が。

議会(議長)と行政(市長)に向けて行われ。

私学卒業の議員の1人として、私も立ち会う事に。

昭和62年から先進的に始められた本市の私立学校振興事業補助金制度。

当初は、「約6千万円」の補助金が設けられ、年を重ねる毎に金額も増えて行き…

ピーク時の平成14年、その予算額は「約1億円」にも上っておりました。

しかし、厳しい財政状況下、予算も年々削減されて行き、ここ数年は…

横ばいで「約4千9百万円」に留まっております。

(他に私学へ対して「部活動パワーアップ事業補助金」等が注がれている)

※この度は、補助金を「先ずは現状維持」「出来れば増額して頂ければ」との陳情趣旨

また、本日は各私学の校長先生など、20名以上の錚々たる方々が陳情に来られているのですから。

第三者など、率直に「もっと市が予算を増やせば?」との所感を持たれたりもするかと。

そこで、「あくまで基本的な話」からすれば。

市は、この種の助成に関して、国や県を“補完する立場”にあり。

「一切合財、私に任せなさい!」と率先しては単独で先頭に立ち、旗を振って邁進する。

こうしたジャンヌ・ダルクの様な役割を担っているモノではありません。

しかし、例えば国が行なう高等学校等就学支援金制度により。

「保護者負担の軽減策」が講じられたりしておりますけども。

この辺りは、学校経営や教育環境の改善へ直接的に及ぶモノではなく。

少子化が進む中、私立学校は、依然として厳しい状況下に置かれている現実。

そして、ココからはテメーの話で恐縮ながら。

私は2人兄弟で、2人とも私立の高校へ進み、姉などは県外の音大に進学。

また、部活動に励めば励むほど。

用具や遠征費等、保護者は幾つもの負担(相当額)を継続して強いられます。

当時、兄弟の教育費が家計を容赦なく襲い。

我が家は共働きでしたが、父は、自らの仕事が終わって晩に帰宅した後。

再び、掛け持ちのアルバイトへ出掛けては、深夜まで、時に翌朝に及ぶまで働いて。

我々兄弟を学校へ通わし、卒業させてくれました。

そんな背中を見て育った私なので…

ほんの僅かでも、そうした境遇にある親御さんの負担を“軽減”出来れば。

重ねて、教育に情熱を注ぐ教員を“抱える学校”の一助と成り得れば。

と、ココの拡充を熱望しながら。

「あくまで基本的な話」はココまでとさせて頂き。

現場の声に耳を傾け、未来の形成に最も大事な「教育」と真摯に対峙しては。

ビジョンと熱量を伴い、現在の地方自治制度を駆使すれば?

国や県を「補完」するでなく、基礎自治体からアクションを起こして。

「苦しい財政状況下」と言っても常識の範囲内で…

いくらでも補助金の増額は出来ます。

要は、そこへ対して「補助金が必要であるか?否か?」を。

議会が、行政が、如何なる「深刻度」(必要性)で受け止めているのかと。

並行して、現場(学校サイド)の「切実なる思い」その度合いの問題。

私は毎年、この私学の補助事業に関する陳情に立ち会いますけども。

正直な話、形式ばった雰囲気と段取りに…

「大人の振る舞い」と言えばソレまでですが、毎回、どこか落胆を覚えます。

「お互い本気なのか?」「あまりにも慣例化していないか?」と。

もしも、私が陳情する側であれば…

私は、学校の現状を少しでもダイレクトに伝えるべく。

おそらく、場合によっては現場の為に、土下座もすれば。

逆に、市長の胸倉をも掴んで訴える事でしょうし。

※あくまで「本気度」を形容した喩えとして

(この辺り、私は猪突猛進で本当に不器用です♪)

もしも、私が陳情を受ける側であれば…

「苦しい財政事情」だの「国や県を補完する立場」云々など口にはしない。

本当に必要とあらば、「まずは絶対に現状は維持する!」

「大事な補助事業なので、わずかでも増額を約束します!」

と、その場で、そこまで口にしている事でしょう。

無論、陳情を受ける前に。

財源の確保、そのやりくりを済まし、内々に目処を立て。

事前に、議会とも調整を果たし、ある程度の了承を算段した上で。

(この辺り、私のコミュニケーション能力は世界基準の自負があります♪)

でもでも、そこまでの「情熱」が感じられないんだよな。

例年、双方に。

いずれにせよ。

これだけ多岐に亘る事業が同時並行で進む市政にあって。

私も、まだまだ取り組まなければならない事が山積しており。

自らの行き届かぬ点、不作為を正当化するつもりはありません。

より良い広島にしたい!

この熱量は突出している私ですが(笑)

勢いに任せるだけでなく、切に、自らも進化しなければ。

「学ぶほど、自分の無知に気づかされ」

「無知に気づくほど、学びたくなる」

アインシュタイン&石橋竜史 談

投稿日 : 2013年11月27日

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