Everyday is a winding road

《私達の世代の矛盾》

大きな家に住めるようになったのに、家族は減ってしまった。

便利にはなったけれど、時間に追われている。

立派な学位を持てても、分別を失い、

知識は増えても、判断力は鈍ってしまった。

専門家と呼ばれる人は多くても、問題は増え続け

薬はたくさん出来たのに、不健康になっている。

月に行くことが出来るようになっても、

通りを渡って新しい隣人に挨拶することは苦労している。

情報を集積するコンピューターを多量に生産し、

製品をたくさん作ることは出来ても、

コミュニケーションはうまくとれない。

大量の商品を作ることが出来ても、品質は下がる一方だ。

ファーストフードで時間を節約しても、消化する力は衰え、

立派な身体であっても、心は貧しい。

急激な利益を得ても、うわべだけの人間関係になってしまった。

外から見ると豊かであっても、中身は空っぽ。

そんな時代である。

ダライ・ラマ法王14世

さて、いきなりダライ・ラマ法王から始まった今回のブログですが。

世間を見渡せば。

食品メニューの偽装表示や都知事の政治資金問題。

国会は特定秘密保護法案で荒れ、明日の天気は雨と言う。

遠い空を見つめながら…

「前略、母上様」

「私たち人類は、どこかで選ぶべき道を誤ったのかもしれませんね」

と、壮大なる時の流れを顧みては、どこか感傷的になったり。

なにせ、ありがちな表現を用いて恐縮ですが。

地球が誕生して今日までを「1年間の年表」に置き換えたらば?

元日にグツグツと地球が誕生して、恐竜が生まれたのが…

ようやく師走に突入しての「12月16日」。(今から約2億年前)

巨大隕石の衝突で恐竜が絶滅したのが「12月26日」で。

猿人が誕生したのは、大晦日に入って12月31日の午前中。(約700万年前)

原人の誕生が同日の「23時37分」で。(約20万年前)

産業革命だの何かの発明だの“近代史”が訪れたのは?

12月31日、23時59分58秒〜59秒。

アメリカのグランド・キャニオンを前に、自らの小さな存在と。

迫り来る地球のスケール感に、頬を涙で濡らした人も少なくないと思われど。

現世での平均生涯85年なんて、ほんの、ほんの一瞬です。

この間に、人は、泣いたり、怒ったり、笑ったり。

おっと。

どこか話が現実逃避の様相を呈して参りましたけども(笑)

同じ時、同じ地域に暮らすなど、これは奇跡に近い「ご縁」であり…

「もっと一緒に色々と出来んじゃない?」と思うのです。

投稿日 : 2013年11月26日

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