Like a Art

今日も7〜8ヶ所の現場を走り回ったのですが。

以前、私がドップリと活動していた業界では?!

「終了時間」を「ケツ」と呼んでいて。

「ケツは何時だっけ?」「ケツの次があるので、お先に♪」等々。

ゆえ、次の現場が「重なる」ほどにタイトな時は?

普通に「ケツカッチン」って使用していたのですから、可笑しな話。

そんなケツカッチンの連続だった、気ぜわしい1日を終え。

ようやく一息。

そこで、唐突ながら…

先だって、空白のパリを追ってみようと「ゴッホ展」へ行って参りました。

根本で。

印象派を吟味するデリカシーなど持ち合わせている私ではありませぬが。

コレは冒頭の「喋り手」時代に培った良い慣習で。

「知らぬ事を知った風に装う」のも技術であれ。

実際に「知ったり」「経験した」に越した事はなく。

兎にも角にも興味がなくとも。

“極力”何事にも足を運ぶ様には心掛けておりました。

百聞は一見に如かずってヤツ。

そして、ゴッホ展。

27歳の時に弟の経済援助を受けては画家を志し。

素描を描き始めては、その2年後に本格的な油彩に取り組む。

そこから、まさに試行錯誤と暗中模索を繰り返し。

この表現法にすれば、別の手法にスイッチするなど、行ったり来たりで。

短期間に、驚くほど幾度も作風が変わって行く。

誰よりも繊細なる男の帰結点は?

自らの手で37歳の若き人生にピリオドを打つ事であり。

10年あまりの画家生活で約2000点の作品を世に放ち。

生前に売れた作品は…

たったの1枚だったとか。

凡庸なる己を稀代の芸術家にオーバーラップさせるなど不遜。

ながら、政治とて。

真の審判が下されるのは、30年、50年後の未来なのかもしれません。

てらうでなく、普遍的なモノ。

すっかり。

夜風も秋めいて参りました。

投稿日 : 2013年9月25日

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