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石橋竜史(いしばし りゅうじ)の公式Webサイトです。
昨日の建設委員会において、私は。
この度、広島市が計上した「旧市民球場跡地の活用方策」に関する補正予算「870万円」に対して。
「このまま予算を執行するべきではない」との立場から反対討論を行い。
結果、予算「案」は、否決されました。
しかし、明日の本会議で議会の半数が、この度の予算案に「賛成」して可決されれば。
上記の予算「870万円」は、予定通り執行される事となります。
では。
先ずは四の五の語る前に、昨日の私の反対討論、その全文を掲載します。
これより「第51号議案」について、反対の討論を行います。
私は、先の本会議でも、一般質問にて発言させて頂きましたが、
この度の、第51号議案「平成25年度・広島市一般会計・補正予算」の計上に際し、
「旧市民球場跡地の活用」について、「870」万円が盛り込まれております。
そこで、改めて現状を再確認させて頂きますが、今後、旧市民球場跡地の最終的な活用方策としては、
検討委員会にて絞られた「4案6パターン」の中から、3月に「緑地広場・文化芸術機能」を主とする案が選ばれ、
「スポーツ複合型機能」に関しては、サッカースタジアム検討協議会を設置後、
そこで協議され、挙がって来た素案を、改めて「緑地広場・文化芸術機能」を主とした案と照らし合わせた上で、
現段階では、来年の秋に“最終決定がなされる”スケジュールとなっております。
ココへ対し、5月28日に行われた特別委員会に於いて、一方の案は、行政が、ある程度の予算を設け、
専門家を通じ、絵図面などを作成しながら、もう一方では、手弁当規模で検討協議会を開催させ、
それを、最終的に同じ俎上に載せて比較する「行政手法」が、金額の面に於いても、倫理的な面でも、
「公平、公正ではない」との意見が、各会派から構成される、沢山の委員から相次ぎました。
そこで、過去8年間に費やされた時間に諸経費、失われた賑わいを考えても、
今現在「待ったなし」の状態である事は間違いなく、継続される空白などは、誰も望んではいないのですが、
コレが如何なる案件であっても、一方は手弁当規模で、例えば、建設スキーム1つを構築するにも専門家不在のチーム。
また、もう一方には、前者の約70倍もの予算が設けられ、専門家が、徹底的に基本計画の完成を目指すチームがあり、
一定の期間が経過した後、双方から出された提案を、同じ俎上に載せ、
果たして、フラットな見地から、「比較検討できるモノなのでしょうか?!」
重ねて、コレが、最終決定が下された後の、実施「計画」、実施「設計」を進める段階ならば、
予算の執行が止められた場合、多大なる足踏みとなりますが、
「来年の秋に最終決定を下す」との作業工程を順守するならば、
この度の「基本計画を構成する素材の検討業務」は、大よそ3カ月から6カ月もあれば完了するモノであり、
後に、禍根を残さない為にも、拙速に進めるべきではなく、
今、ココで両者へ、「最低限の平等な環境を与える」事は、行政として、当然かと存じます!
しかも、現在、行政として「街づくりの核となる様なサッカー複合スタジアムの建設へ向け確実に前進している」
と明言されているのですから、如何なる結論が出るにせよ、そのプロセスへは、真摯に対応すべきです。
街の将来をも左右する大事な案件であり、また、人々の注目度、期待度も高いのですから、
「一事が万事」ではありませんが、ここで、「公平、公正なる手法」を用いらなければ、
今後も、本市の“あらゆる施策”に対して、市民の皆様が、都度、猜疑心を生む可能性すら生じます。
旧市民球場跡地の最終的な活用方策は、双方の案を、キチンと比較検討した後に最終結論を出す。
ならば、金額に、係わる人間など、全く一緒の条件は有り得ませんが、比較に際し、
可能な限りは、行政が「公平、公正なる環境を整えるべきである!」。
以上の理由により、「第51号議案」には反対いたします。
さて。
上記の「私の発言内容」を踏まえ、市民の皆様には心からお願いがありまして。
人とは、あらゆる事象、物事に対して、時に先入観を持っていたり、固定観点を抱えていたりもします。
例えば、行政が「市民の為に旧市民球場跡地の作業を進めたい」と申しながら…
そこを議会が反対したらば…
「議会は足を引っ張っている」と条件反射的に受け取られる方々もいらっしゃるかもしれません。
しかし、前述の通り、最終決定を下すのは「今年の秋」ではなく…
「来年の秋」。
「手だの足だのを引っ張る」レベルでなく、根本を引っ張っているのは行政です。
誰が、何の理由でココまで先延ばししていると思われますか?
しかも、私が建設委員会に於いて。
「緑地広場・文化芸術機能を主とする案の具合的な内容を教えて下さい」と質疑させて頂いたところ。
「そこは、今後、予算を費やして検討して行きたい」との答弁。
んな不明瞭、不確定な状態で先走るんじゃねぇ!って話。
宜しいでしょうか?
市民の皆様にも同じ問い掛けをするとして…
「緑地広場・文化芸術機能を主とする案の具合的な内容を教えて下さい」
おそらく、行政関係者を除く、広島市民117万人の内。
明確に回答できる人物など、1人も居ないでしょう。
そうした案を、一時的にせよ基本計画として「決定する」など、これだけ分かり辛く今日まで来ているのです。
繰り返しとなりますが、これが何の案件であっても、「行政として公平で公正なる環境を整えて下さい!」
ココを一貫して訴えているだけであり、感情論やパワーゲームで異を唱えている訳ではない。
重ねて、特定人物や特定の会派に留まらず、各会派を越え、広く委員(議員)から“噴出した意見”なのです。
いずれにせよ、泣いても笑っても、明日は6月議会の最終日。
結果、如何なる結論が導き出されようとも、私は、揺らぎない信念を貫くのみです!
暑い?
熱い!
投稿日 : 2013年6月27日