問われるは行政の本気と市民の根気

旧市民球場跡地の活用法、その方針について市長の記者会見が行われました。

内容は、皆様もご存知の通り。

「緑地広場や文化芸術などのエリアとして整備した上で」

「同跡地にサッカースタジアムを建設するか否かは?」

「今後、設けられる協議会での議論により、将来的に検討する」と。

そこで、かねてから発信させて頂いている通り、繰り返しとなりますが。

ココまでは「完全なる一致」と呼べる程、見事なまでに想定内です。

ついでに「どこまで想定範囲内なのか」未来日記まで書き綴れば。

来月以降にサッカースタジアム建設へ向けた協議会が設けられ。

そこで、執拗なまでに確実に。

「国際平和文化都市としても国際大会の開催できる4万人規模のスタジアムは必要」

「最初に2万5千人規模のスタジアムを建設した後に…」

「やはり4万人規模のスタジアムが必要だったとの声が上ってきた場合はどうするのか?」

と、120%この議論が交わされます。

何故だか分かりますでしょうか?

確かに、国際大会が開催可能な4万人規模のスタジアムは魅力です。欲しい。

その規模のスタジアムを“毎回”満杯にさせたい。夢です。

しかし、それは明らかに“都市の身の丈”に釣り合ったモノでなく。

4万規模へのニーズが「絶対的に少ない」のも明白であり実状。

ココに関しては、広島のサッカー界で11年間もアナウンスをしては携わり。

関係者やファン・サポーターと熱く、深く交流して来た私が断言します。

でも。でもです。

「スタジアムの早期実現へ向けた署名は37万人以上にも上り、スタジアムは必ずどこかへ造る」

「しかし、旧市民球場跡地は色んな“しがらみ”もあって勘弁してほしい」が本音であれば。

「4万人規模のスタジアムが広島市には必要」と今後も発信して行く事が…

それこそ“もっともな理由”らしくあり、大義名分も立つのです。

「4万人規模なら旧市民球場跡地に入らないので、他の場所で検討して行きましょう」と。

※正確なる測量を踏まえた上で厳密に申せば、「要綱」(法的な拘束力は無い)である高さ制限

※また、最後は行政の裁量に委ねられる北側の「日影」問題等、幾つかのハードルにアレンジを施せば

※同場所へ4万人規模のスタジアム建設は充分に可能です

そこで、皆様方に継続して「注視」して頂きたい事は!?

再確認となりますが、4月以降に設けられる「協議会」が重要な鍵を握ります。

振り返ってみて下さい。

1年半前に立ち上げられた旧市民球場跡地の活用策を検討する委員会を。

同場所に関して、2006年や2009年に市民からの意見や要望を募集した際。

いずれも、サッカースタジアムを含め、スポーツ関連を望む声が圧倒的に多かったのは事実。

となると、本来ならば前記の検討委員会でも、サッカーだけに留まらず。

一定数は各方面の“スポーツ関係者”を委員に据えなければならないのは自明。

しかしながら、スタート時の検討委員「22名」中。

「スポーツ分野」からは、市のスポーツ協会から「1人」の委員が選ばれたのみ。

考えてみて下さい。

広域公園の指定管理者を務めるスポーツ協会の人間が。

極端な表現を用いますが、自らの食扶持(くいぶち)であるエディオンスタジアムから…

「キラーコンテンツ(サンフレッチェ)を移転させては新たに中心部へスタジアムを♪」

なんて、委員会では口が裂けても発言する訳がありません。

つまり、これから動き出す「協議会の人選」に注目&着目し。

本当にサッカー事情に精通した人物を選出するなど、バランスの取れた構成であれば?

信憑性もあり、かつ「しっかりと検討しよう」との行政の本気度も伺える。

逆に「兎にも角にも4万人規模を声高に叫ぶ」等の背景を持つ人物を絶妙に入れ込んだりと。

分かり辛くとも分かり易い“恣意的な画策”をコチラで把握した暁には。

早速にも喜んで、県境にまでも届かんばかり声を上げて参る所存です。

「イタズラに市民へ希望を持たせては、もてあそぶな!」と。

人々は。

乗っていた車が中古になったので「新車を買って」と無責任に要望しているのではない。

今一度、都市機能を見直す時期を確実に迎えているのです。

50年、100年先の未来を見据え、真剣に都市の再生を図らなければならないのです。

「あきらめたら、そこで試合終了」ですよ♪

コレからです。コレから。

さあ楽しくなって来たぜ!

オッス!オラ竜史!なんだかワクワクが止まんねえよ♪

投稿日 : 2013年3月28日

月別表示

最近の記事

インフォメーション

石橋りゅうじ 議会棟控室

Tel.(082)504-2442

スマホ版サイトは以下のQRコードから。