広島に生まれて良かったと

みんなで救える命がある。

ご存知の方々も多いと思われますが、今一度、周知徹底の為に書かせて頂く次第です。

広島は廿日市市に「50万人に1人」という難病を抱えた2歳の女の子がいます。

名前を「さほ」ちゃん。

病名は「拘束型心筋症」といい、肉体的に体は成長するが「心臓」が成長できないため。

心不全や不整脈で突然死に至る場合があるだけでなく。

2歳未満で同難病を発症した場合、5歳の誕生日を迎えた前例は皆無に等しいとのこと。

そして、現時点で唯一の救命法は「心臓移植しかない」そうです。

2010年7月の法改正により、国内でも幼児の心臓移植は可能となりましたけども。

やはり、ドナー(臓器提供者)の出現、適合を含め、国内で移植が行える可能性は著しく低く。

アメリカでの臓器移植が最速で最善でもあり。

なんら誇張するでなく、それが「唯一の救命方法」といっても過言ではないのが現状。

医師団の尽力により、アメリカ・ミシガン大学病院から渡航心臓移植受入れの内諾を頂戴しましたが。

保険が適用されないので、見積もりとして現地での治療費が1億2750万円。

渡航費が1千万円。現地滞在費が5百万円。事務局経費が150万円。

合計で「1億4400万円」の経費が必要となる。

そこで、先だって「さほちゃんを救う会」が発足しては、この金額を“目標”として。

現在、各方面で「募金活動」が行われております。

補足までに、我々、市議会の1期メンバーは党派、会派を越えた同期会を結成しておりまして。

先頃、同期メンバーで、まずは。

「さほちゃんを救う会の現状を市議会内へ伝えよう」とチラシの配布や周知活動を行ない。

今後も、政財界を問わず、各方面へ協力要請を行って参る所存です。

そんな折、この週末は廿日市市、西区、中区の本通りで街頭募金活動が行なわれ。

私も、本日は午後に時間が取れたので、お手伝いへと足を運ぶことに。

すると…

「さほちゃんを!ご両親を応援しています!」「頑張って下さい!」

「私も同じ2歳の子供がいるんです!」

フェイス to フェイスで通じ合うがゆえ、適切な表現が見つかりませんけども。

人の「情」「温か味」「真心」「良心」「本能」とでもいうのでしょうか。

老若男女を問わず、とても沢山の方々が募金に協力して下さるのです。

※各メディアの方々が報じて下さり周知された“下地づくり”の貢献度は多大

毎度ながら、聖人君子でもなく、擦れっ枯らしの不肖なる私であれ…

「有り難うございます!」「本当に有り難うございます!」と口にしながらも心で連呼。

理屈ではありません。

広島は、過去の歴史からも、1つの命、その1つの命の重さ。

そして、1つの命が持つ可能性を「誰よりも知る」都市であります。

この広島で誕生した女児の尊い「1つの命」を絶対に絶やさぬために。

さほちゃんが将来「広島のみんなに助けられた」。

「広島に生まれて本当に良かった」と振り返る日が訪れるために。

現時点で、目標額には、まだ遠く。

改めて、皆様の呼び掛け、ご協力を心からお願い申し上げます。

さほちゃんを救う会

投稿日 : 2012年6月24日

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