愛情と情熱の間で

広島市の海の玄関口、宇品港。

今年で、宇品港が築港されて、ワン!トゥ!スリー!とばかり「123周年」を迎え。

つい先日、建設委員の一人として記念式典に出席して参りました。

この宇品港は?

時の県知事、千田貞暁(せんだ・さだあき)氏により築造された港。

大分から赴任された同氏が、着任早々。

街中の至る所で渋滞が発生しては経済活動が停滞している事に驚き。

「これは喫緊の課題だ!」と、築港と道路整備を決断。

まるで、広島高速2号線の開通や3号線の整備を進める、現在の広島市のよう。

当時は資金難の時代であり、地元漁業関係者からも「漁場を荒らされる」等と猛反発を受ける中。

広島の将来を見据え、まさに「政治手腕を発揮した」のが、写真の千田貞暁翁。

先人が、あの手この手を尽くしては、今の街並みがある。

嗚呼、街づくり。

そこで、唐突にも話は横道へ逸れますが、世界的なアーティストである…

「坂本龍一」さんの言葉に目を向けてみるとします。

『かつて知人が居たイギリスのレコード会社は、偏差値が高い大学の卒業生ばかりではなく』

『敢えてクラブやストリートで遊んでいる、音楽を“心底”愛している若者を採用していました』

『高卒でも、中卒でも、そこは学歴にこだわらずにね』

『ものすごく新鮮でしたよ』

『そうすると方程式では割り出せない』

『生きた一番新しい音の情報が会社にどんどん入ってくるわけです』

如何でしょうか?

街づくりの場合も、多様なる価値観、センス、力を結集させる事は大事。

ながら。

やはり何が最も大事かって?

“心底”より良い街にしたい!との…

愛情と情熱!

思い通りにならぬ現実と繰り返し対峙する事による。

どこかへの置き忘れには充分ご注意下さい♪

投稿日 : 2012年4月24日

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