22歳に教えられ

「徳は弧ならず、必ず隣りあり」

徳のある人は、孤立する事なく、それを理解し助力する人が必ず現れる。

報いを求めず、徳を積んでいる者は、決して1人ぼっちにはならず。

どこかに必ずコレを知る者が現れ、心からの協力をしてくれる。

と申す通り。

たった一人の学生が、東北の被災地から沢山の方々が広島に避難されている事を知り。

「自分で何か出来る事はないか?」模索、思案、動き始める。

すると、同様の考えを抱く、沢山の学生が賛同。

共にアクションを起こしました。

いきなり大きな事は出来ないが、では我々に何が出来るのか?

広島へ避難して来られているご家族は、ご主人が、そのまま現地へ残り仕事をされ、復興に尽力され。

奥様と子供だけが、広島で生活されているケースも多い。

簡単には知人も増えて行かず、日々の生活にも、常に慣れない土地での不安が付きまとう。

そこで。

「自分はサッカーを通じて、沢山の友を得ては、沢山の事を学んだ」

「そうだ!サッカーを通じて、東北と広島の方々をつなごう!」

更に行動を起こしました。

各方面に頭を下げてはイベント主旨を伝え、協力を要請。

学生なので潤沢なる資金があるわけでなく、幾度も街頭で募金活動を行う。

さすれば、学長が大学でのイベントを許可。

地元地域の方々が、炊き出しなど人材を派遣。

その輪は県域にまで広がり、各方面からも様々な物資が寄せられる事に。

サンフレ・ユースの森山監督をはじめ、全選手(高校生世代の学生)が協力を申し出てくれ。

サンフレッチェ広島も、ヒサト君や東北に縁(ゆかり)のある、中島選手、高萩選手の派遣を承諾。

イベント当日には、数百人の人々が集い。

終始、ボールを追いかける子供達の、ご父兄の笑顔と笑い声に包まれ。

大成功に終わりました。

「東北と広島、地域と地域、人と人をサッカー交流を通じて、つなげたい!」

一つの信念から、365日分の「わずか1日」ではありましたが、素晴らしく尊い時間が流れ。

それは温かい空間が生み出されたのです。

イベントの最後には、参加者全員で手をつなぎ、輪を形成。

互いの手で、血の通う人肌の暖か味を知り、つながっている意味を。

「誰も一人ではない存在」を確認しあうと共に。

日常を頑張っている人々に、それ以上「頑張って!」と告げるのは酷ながらも。

みんなで上を向き、まさに手に手を取って「より頑張って行こう!」と誓い合いました。

人って良いね♪

私も全力で司会をさせて頂き。

「石橋さん!ノドが渇いたでしょ?!」「コレをっ!」

と学生スタッフから手渡されたドリンクが…

修道水!(爆)

中に入っているのは、ただの水道水なのか否か知るよしもありませんが(笑)

心身ともに、潤った1日であり。

熱き若人(わこうど)に感謝。

投稿日 : 2012年1月28日

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