危機感あれこれ

我らがサンフレッチェは、首位の柏レイソルを迎えてのホームゲーム。

結果は1対3で敗れてしまいましたが、この試合には松井市長が観戦にいらっしゃってました。

約1万4千5百人が集ったスポーツ空間は、果たして市長の目に如何に映ったのか?

これまでの様に、ただ来賓として足を運んでは花束を手渡し、タッチ&ゴーで次の現場に移動するでなく。

※公務のスケジュール上、止む得ない話ですが

今回の様に、しっかりと腰を据え、落ち着いた状態でスポーツ空間と対峙する。

鍛え抜かれたアスリートの肉弾戦。

両チーム・サポーターから繰り出される大声援。

得点後の歓喜に、決められた後の落胆。笑顔に拍手、溜息や喝采。

市長も、この興行(公共財)を我が街に持ち合わせている「幸せ」を。

改めて再発見、再認識されたのではないでしょうか。

しかしながら、経済、観光客誘致、そして何よりも市民へ娯楽を届けるにあたり。

まだまだ有効なる活用法はあるはずです。

当ブログでも繰り返し発信しておりますが、この会場で興行を続ければ?

全てが“共倒れ”になる可能性が十二分にある。

強くなり、人気を呼び、観客動員が上がれば上がるほど、飛躍的に混乱を招く周辺インフラ。

決して諦めや悲観的でなく、でもファン・サポーターの新規開拓にも、ココでの「頭打ち」感は否めません。

※可能性を全否定するでなく、あくまで提言として

美術館に図書館など典型例で、公共財の全てに「採算」を求めるのは酷ですけども。

言っても、何十年も多大なる負債を生み続けている現状。

例えばJリーグの規定に目を向ければ、今後、全国でも稀である同会場の長イス形式ベンチなど。

「個別式へ」と改定される可能性があり。

大型映像も「形式」でなく「システム」的に、現在の「HD」映像(16:9)に対応できていません。

いたる箇所にクラック(ひび割れ)が見られ、完全に段差が生じている箇所も。

発生するであろうは、まとまった出費です。

また、Jリーグ以前の日本リーグでも行なわれていた、いわゆるシーズン「秋春制」。

一時、導入如何が検討された際、各方面からの慎重(検討)論により沈静化した格好ですが。

ここ例年の酷暑、諸条件等々により、導入へ向けた動きが再燃していたりもします。

1月や2月の極寒ビッグアーチで13時キックオフとなれば、集客など大打撃でしょう。

翻り、「広島市」へ目を移した場合でも、財政に人口、経済、etc。

今後、余程の事がない限り“右肩上がり”なんて簡単に望めるでなく…

「現状維持」にも相当なる労力、施策、ある意味、発想に英断まで必要となる。

私とて、このご時世に“箱モノ行政”を声高に叫んでいるのではありません。

しかし、未来にツケを残さないよう、また健全、安定を掲げ緊縮財政を布(し)き。

切り詰めて、切り詰めてを繰り返しても、結局、時には必要に応じて打って出なければ?

その「未来の世代」が見出す“街の魅力”すら失われ、高校を卒業しては就職に進学で他県へ行く。

“大都市で就職する”と言った具合、未来の世代が次々と流出すれば、それは本末転倒。

遅かれ早かれ、地方分権、地域主権の時代は必ずやって参ります。

そんな都市間競走の時代に、果たして広島は魅力ある都市として生き残れるのか?

話は冒頭へと戻りますが、首位のレイソル本拠地など…

2枚目の写真、左下にゴールの枠が見られますけども、観客と選手が、あんなにも近く、一体!

スポーツは経済や観光のみならず「人づくり」「街づくり」にまで寄与します。

松井市長!

Can you hear it?

Can you feel it?

投稿日 : 2011年10月23日

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