冒頭、先にエクスキューズを述べておけば、今回は「大らかな」話題を一つ。
先だっての日曜日に地域の公民館でイベントが行われたのですが。
この度は、伝統芸能とも呼べる「安の花田植え」に絡めながら。
“子ども達”へ向けても、釣り堀コーナーなど様々な企画が打ち出され。
老若男女を問わず、多くの地域住民に会場へ足を運んで頂き。
手作りで何とか開催を迎えた催しは終始、人々の笑顔に包まれました♪
中でも、遅まきながら私としても“初体験”であったのは?
目玉企画の「バウムクーヘン作り」。
まずは甘い香りが漂い、程よく粘り気のある生地を作った後に。
丸い竹の筒に、ゆっくりと垂らして行きます。
直後、そのままでは液体の生地が下へ垂れ落ちてしまうので。
炭火の上に竹筒を置き、ゆっくりと回転させながら生地に火を通すと?
生地は徐々に焦げ目をつけて固まって行き、ちょうど「ちくわ」状態に。
こうした工程を地道に「20回ほど」繰り返したらば…
一定の厚みとなる「竹に付いた」ままのバウムクーヘンが出来上がります。
(ある程度の火力が得られれば、ここまでの所要時間は約45分)
そこで、子ども達も保護者の方々も、この私にしても、抱く疑問は?
「果たしてバウムクーヘンを竹筒から如何に取り外すのか?」
そこへ対して。
「刃物で生地に切り目をいれるのでは?」「何か工具を用いるはずだ」
等々、様々な推測が飛び交ったのですが、その手法たるや、なんと!?
単に、生地の密着した竹筒を土台の上へ「垂直に起こして」は…
竹筒ごと「ゆっくり下に叩きつけて行く」と。するとどうでしょう。
熱せられた竹筒の表面には、竹が持つ油分がジワリと染み出しており。
なんとも「ストン♪」と付着している生地が落ちて来るではありませんか!
もうそれはイリュージョンの世界で、周辺からは「うおぉぉ!」と感嘆の声。
更に、ドイツ語で「切り株」をバウムクーヘンと言うは、ネーミングの妙で。
断面を見ると、本当に「年輪」の刻まれた、切り株の様な…
ホッカホカのバウムクーヘンが出来上がっておりまして、ひとたび口にすると?
パティシエもコック帽を脱帽する程に、これが美味しいのなんの!美味!
切り分けられる度に、その場は新春初売り「福袋の争奪戦」状態に!
子どもさん以上に、親御さんが頬ぼっていらっしゃる光景が、かくも温かく♪
芳醇な甘い香りに包まれた公民館の1日は、ゆっくりと更けて行きました。
そこで堅い話を持ち出せば、議員たるや。
「終日、スタッフとして運動着で汗をかく」が、肝要にあらず。
(そこを否定しているのではありません♪)
例えば今回で申せば。
伝統行事を守り、継承し、また地域コミュニティを醸成すべく。
その仕掛け作りや施策の立案等「大枠」を担わなければならないのですが。
人々の集う会場へスーツで出向き、一言アイサツを済ませ、次の会場へ…
とは、私の性分として、なかなか出来ないので。
(無論、誰でも、その時々の前後の動きがありケース・バイ・ケース)
昨日にせよ、みっちり会場に張り付く事となりましたけども、裏を返せば?
こうした活動で「石橋さんは、よお動く」と評価して頂けるのは、違い。
議員として大事なのは“そこ”ではございません♪
蛇足ですが、漁村が不漁で困窮したらば、漁師と一緒に漁へ出掛ける。
もしくは、魚を漁村へ届けるを、私共は人々から求められているにあらず。
「時代にそぐう、また未来を見据えた漁法をも創り、その環境を確立する」
コレが、本来の…
おっと。折角の甘美なバウムクーヘン関連の話が横道へ。
さて。明日、明後日は各種の委員会が訪れます。
本旨と本志、その本分を忘れぬよう、引き続き務め、努めて参る所存です。
投稿日 : 2020年1月20日
『本文の本分』
この土曜日も時節柄と申しましょうか。
各議員さんや各業界の新年互例会が続き。
お声がけを頂戴しては、西へ東へと自転車を走らせ。
謹んで出席させて頂いております。
また明日は早朝から地域行事に足を運んでは。
設営から運営、撤去まで。
多くの地域の方々と顔を合わせ。
同じ時間、同じ空間を共有させて頂く運びであり。
お蔭様をもって、今月もノンストップにて活動中。
そこで。
「新年」「新春」の温かいムードも冷めやらぬ本日は。
毎度の告知となり誠に恐縮ではありますが。
改めて“力作”を皆様にご覧になって頂ければ望外の幸い。
継続とは力なり。そう。「市会の視界TV」です。
前回の「湯来町篇」に続き、この度、お届けするは?!
サッカースタジアム関連で是非ともチェックしておきたい…
「新国立競技場」です。
下部をクリックして頂きますとYouTubeの番組に飛びますので。
どうぞご覧下さいまし。
《市会の視界TV・新国立競技場篇》
投稿日 : 2020年1月18日
『新たなる…』
95年の1月17日、あの阪神大震災から25年が経過。
本日も朝から当時の模様、その後の人々や行政の取り組み等々。
関連する様々な話題にスポットが当てられ、各メディアより報じられております。
こうした最中、危惧されているのが?
敢えて強調するまでもなく、新たに発生の想定される「今後の地震」であり。
まず、その一つが「首都直下地震」。
30年以内に発生するかもしれぬ確率は「70%」とされ、最大震度は「7」。
震源地は「首都圏」で、見込まれる人的被害は最大で。
死者が2万3000人、負傷者が12万3000人とも言われ。
住宅の全壊や焼失数も、最大で約61万棟に及ぶであろうと。
続いて、より広範囲に影響を及ぼすと懸念されるが「南海トラフ巨大地震」。
30年以内に発生するかもしれぬ確率は近年、引き上げられ「70〜80%」。
最大震度は「7」で、震源地は「東海〜九州地方」までの広範囲が想定され。
見込まれる人的被害は最大で。
死者が32万3000人、負傷者が62万3000人とも言われ。
住宅の全壊や焼失数も、最大で約238万6000棟に及ぶであろうと。
用いる表現は不適切なれ、現実として地震が「続く時は、続く」傾向も。
約半世紀前は、43年の鳥取地震、44年の東南海地震、45年の三河地震。
46年の南海地震、48年の福井地震と頻発した過去もあり。
近年で申せば、新潟中越地震、東日本大震災、また熊本地震と。
「毎年」連続とまでは行かずとも、全て「震度7クラス」の大地震。
悪戯に“不安を煽る”にあらず、前述の想定される2つの大地震にせよ…
今日、明日、近い将来、いつ発生してもおかしくはありません。
あの25年前を教訓に改めて、建物の耐震化や街の不燃化が図られるなど。
国土の強靭化も進められ、こうした「公助」面に留まらず。
各地域では、更なる自主防災組織等の確立が地道に広がりを見せ。
互いに互いの生命を守るべく「共助」面の進捗も目を見張るモノがあります。
無論、自らを助ける「自助」に言及するまでもありませんが。
「自分は大丈夫」との油断や慢心から、結果的に…
「他者までも危険に晒す」ケースが生じるは、過去の災害事例が物語っており。
私なんぞが言うまでもなく、今一度。
本当の「パニック時」に誰もが冷静に行動し難いのは自明、ゆえ。
杞憂に終われば、ヨシとして。
静かに、着実に歩み寄る震災、災害を、お一人お一人が想定、また備え。
是非とも、送る日々を。
私共も更なる公助の充実を図りながら、繰り返しとなれ。
ソフト面の充実は必須。
阪神大震災の際は、隣近所が助け合い、多くの命が救われた通り。
逡巡なく、互いに手を差し伸べあえるよう、自らも「かすがい」となりて。
平素からの「地域で互いの顔の見える化」に取り組んで参る次第です。
投稿日 : 2020年1月17日
『備える』