暑い一日でしたが、日中も縦横無尽に市内各所を走り回り。
外気の熱波と共に「6月議会」の空気感も漂い始めた今日この頃。
それでは、多くの声にお応えして、先週末に開催された「スタジアム勉強会」にて。
私がパワーポイントを用いてお話をさせて頂いた内容の極々一部を。
(同志の写真も一部お借りしております♪)
改めて今ここに、出席の叶わなかった方々へお届けすると致します。
始めに、現在は「市・県・商議所」の3者が中心となり、スタジアムの建設を検討、検証中。
では、スタジアム云々の前に、先ずは大前提となる各々の「立場」を再確認してみるとして。
まず「商工会議所」は、商工会議所法に則った組織であり、当然ながら。
「地域の中小企業を扶助」しては、その「振興を図る」為に存在し、会員も抱えていらっしゃる。
(同会頭は「広島県港湾振興協会」の会長も兼任されています)
その商議所の会員でもある「港湾関係者」が、過去に…
「我々は積荷が一つでも遅れたらば信用に繋がり死活問題となる」
「それは一社、二社の信用失墜に留まらず『広島港』自体が回避される末路へ通じるモノで」
「宇品へのスタジアム建設は本当に勘弁してくれ!」と、商議所内でも幾度となく訴えられていて。
原点へ戻れば「3者」構成にあたり、その一角を担う「商議所」が?
地元事業者の就労環境を守るべく、宇品へのスタジアム建設に「慎重を期す」ならば、まだしも。
翻り、上っ面だけの数字を額面通りに受け止め、諸手を上げて「賛意」を示されたり。
港湾事業者の声を知り得ながら「静観」を決めるなどは。
「商工会議所の立場上」常識として、また社会通念上は、在り得ません。絶対に。
※現在のところ商議所は「宇品案を強く推進して行きます!」とまで申されてはおりませんが
では、続いて「県」にスポットを当てて参りましょう。
国内には5つの「国際戦略港湾」と、18の「国際拠点港湾」が存在し。
広島港は、国際拠点港湾の一つとして、この中四国でも非常に重要な役割を担っています。
※広島港の浮沈、その影響は広く周辺地域(隣県)にまで及ぶ
この宇品における港湾管理者は広島「県」であり、ココからが大事なので、ご注目。
港湾の開発、保全、利用者への機会提供、営造物として港湾の修築、管理運営。
こうした公的な拠点(港)を存続させて行く「責務」「権限」を持つ、いわゆる…
港湾機能の保全管理を全うする「大事な義務」を負っているのが、今一度「県」です。
「県」。
短期的な時代の変遷に左右される事なく、中長期的なビジョンの完遂(行政の継続性)へ向けても。
「港湾機能の強化」を図るべく、県が400億円もの巨費を投じて2003年に竣工したのが?
「広島国際コンテナターミナル」。
上記の建設費に留まらず、のっけからコンテナヤードに凹凸の生じたデザインが用いられては。
この水平化工事(改善)に、これまた莫大な“追加コスト”が注がれた背景などもあったりと。
この様な経緯を踏まえ上で機能配置されている「港」を、更なる発展、成長、成熟、その前に。
まずは「守る」のが、「知事」の重大なる役目です。
(ココまでを振り返り、至極当然の“常識”以外、トリッキーな話は持ち出しておりません)
続けましょう。
元々は「海田コンテナターミナル」が孤軍奮闘しておりましたが。
繰り返しとなれ、将来を見越して「広島国際コンテナターミナル」が誕生。
しかし「画竜点睛を欠く」で、広島の街と言えば「マツダが命運を握っている」と言っても?
無論、過言ではございませんが、「海田」側にある、マツダ関連の工場や倉庫を…
「広島国際」側へ、上手に移行(移設)が出来なかった。
(本来なら、そこまで行政がキッチリとメイクアップして然るべきと言える)
補足すれば、胆略的に「一方を無くして集約化を図ろう」との話ではなく。
現在も、双方の港は“連携を図り”港湾事業をパス交換しながら回しています。
ただし「海田」側のターミナル前にある「海田&広島」大橋の橋桁の高さは?
わずか「28m」。
海運業界における世界的な趨勢でもある「大型コンテナ船」輸送の波に、今後は…
明らかに「乗り遅れる」可能性が大きく、マツダ関連から食品、衣料、精密機器まで。
今後は更に「広島国際」側の重要度が高まって行くは自明。
補足までに、国際港のフィー(使用料・手数料)が、広島よりも遥かにリーズナブルな…
「博多港と神戸港」に、繰り返しますが、割高な広島は見事に挟まれており。
(そもそも取り扱う荷の量など規模が違うので一概に「広島の過失」とは言えませんが)
重ねて、入荷は多くとも出荷するモノが「車」はあれど、絶対的に乏しい、等々。
広島港は、常に苦境を強いられながら、事業者が、従事者が。
“中四国の最終砦”として、懸命に踏ん張り「この海を、この港を守って来た」。
なのに、なのにです。
海の男の苦労も知らぬ者たちが、平気な顔して、かつ時には語気を荒らげながら。
「ここへ確実に大渋滞を生む集客施設を誘致したい」と言い。
海の男の平安と時間を、今なお、奪い「続けている」事実。
あの定時性に速達性など輸送能力が「最低限」は担保されている現行のEスタで。
「16時キックオフ」にて、朝の7時には「駐車場」待機の、列、列、列。
2万人強も入れば、キックオフの6時間も前から、最寄のインターも、列、列、列です。
「行き」は分散されても「帰り」は同時ですから、駐車場内の車は1〜2時間も動かず。
数年前の新聞にも報じられていましたよね。
「開幕戦の試合終了後、シャトルバスの待機列は400m以上も伸びて」
「その列が解消されるのに2時間を要した」と。
それが「宇品で3万規模」になった場合。
シャトルバスや路面電車の増便に船で(苦笑)1万人以上の観客を潤滑に「輸送可能」と言う。
ホントに?
結果(真相)は明白なので、そこを言及する気すら起こりませんが。
この様な「広島の港における非常識」が、現在は全国の関係者に広まりつつあり。
号令が掛かれば「広島の仲間を守ろうぜ!」と、いつでも集結する可能性アリ。
なんだそうです。頼もしいね。
陸を上手に泳がんと腐心する面々と違い、武骨な海の男は格好いいぜ!
さて。
商議所、県と触れてまいりましたが、あとは「市」か。
おっと!
テレビからNYのスタッテンアイランド・フェリーの映像が流れて来たので…
(20年前の話ですが私がマンハッタン島へ行く為に“毎朝”乗船していました)
今日は、この辺で。
投稿日 : 2016年5月31日
『熱き血潮』
歴史的な27日が明けた、土曜日から日曜日は。
28日(土)
8:30〜10:30 区民センター会場の設営作業
10:30〜11:30 小学校の献血支援事業に参加
並びに、400mlの献血
12:00〜12:30 打ち合わせ
13:00〜16:00 青少年を育む会・健全育成大会の司会
帰宅、着替え、出発
18:30〜21:30 スタジアム建設・勉強会
21:30〜23:00 勉強会・延長戦
帰宅
29日(日)
7:30〜9:30 安佐南区民スポーツ大会
移動、買い物、帰宅、昼食
12:30〜16:30 広島クラブと学生団体の交流勉強会
(広島クラブ:県下・各市町から集まった一部の議員で構成される団体)
帰宅
17:00〜18:00 打ち合わせ
18:00〜19:00 ジョギング
シャワー後、ブログ更新中
そこで「上記の3日間」について。
書きたい、発信したい事は、山ほどあれど。
今は何も考えず、ただひたすらブレイクを取りたいので。
日々に読点なり句点をと。
今宵はワンクッション入れるとします。
See ya.
投稿日 : 2016年5月29日
『金、土、日』
主要七カ国の首脳が一堂に集い。
開幕を迎えた、伊勢志摩サミット。
当たり前ながら。
世界の政治における諸課題を討議する場であれ。
参加国に目を移して行けば?
イタリアのトップ、41歳。
カナダのトップ、44歳。
イギリスのトップ、49歳。
無論、国の舵取りをトップ「一人」が背負うでなし。
胆略的に…
「世界は若いぞ!」「政治も若い人に任すべき!」
なんて唱えずとも。
G7サミット首脳の「7分の3」が、40代ですよ♪
ちなみに、受け入れ先の三重県知事も。
飛躍すれば、アジアの中でも軒並み「都市」として…
高評価を得る福岡の市長も、40代前半で。
千葉市など、トップが38歳♪
あのニュース解説でもお馴染み、池上彰さんは言う。
「若い人が政治のトップに立つと」
「若い人が政治に興味を持つ」と。
ココまでを顧みれば。
ココ広島で暮らしていると、普段は気づき難いながら。
実際「他」が珍しいのではなく、既に、それが。
世間、世界では“当たり前の状況”であって。
「広島の通念に汎用性は無い」なんて、そこまで言わずとも。
現実として、主に用いられたるは、ローカル・ルール。
この広島が「珍しい側」なのです。
「県議会」なんて、顕著なる例で。
アレだけ期数が多いベテラン議員が、アレだけ多い議会って。
全国的にも、ちょっと無いんですよ。無いの。
ある著名な財界の人物(この人も大手企業のトップ)が。
自らの社会経験を踏まえ、口にされておりました。
「35歳くらいの次期社長候補を見出し」
「それから10年くらいは『次の社長』を前提に徹底して鍛え」
「45歳くらいになったら社長職に就かす」
つくづく「こうすべきだ」って。
裏を返せば、三重や福岡や千葉が、崩壊してるでしょうか?
いきなりの及第点や満点なんて、たとえ年輩者でも容易じゃない。
なんとかなるもんなんです。世界の前例が物語る通り。
さて。補足までに。
「上の世代よ!早く引退しろ!」
なんて含意など微塵も nothing♪
自戒の意味も込め、在広の若人へ向け。
「一寸の光陰を軽んずべからず奮起するぞ!」との意。
ではでは、結びにお届けすると致します。
呂新吾 「呻吟語」(しんぎんご)
人を挙(あ)ぐるには、須(すべか)らく退を好む者を挙ぐべし。
退を好むものは廉謹(れんきん)にして恥を知る、若しこれを挙ぐれば
志節(志操)いよいよ堅くして敗事あること少なからん。
奔競(ほんきょう)の者を挙ぐることなかれ。
奔競する者は、よくまげて諂媚(てんび:媚び諂い)を事とし、
人の己を知らんことを求む。
若し之を挙ぐれば、必ずよく才を矜(ほこ)り、利を好み、累(わずら)ひ、
拳官(きょかん)に及ぶことより少なからざらん。
人を取り立てる時は、退く事を常に心掛けている人を推挙すべし。
この様な人は、地位に恬淡(てんたん)、無欲であり恥を知っている。
もしも、こうした人が地位に就けば、志と節操は堅く、失敗は少ないでしょう。
自ら地位に就こうと狂奔する物は、媚び諂い、一旦その地位に就くと、
己の利益のみを考え、最後は組織を破滅させ、人も駄目にしてしまう。
心して後継者、人を育て、選ばなければならない。
投稿日 : 2016年5月26日
『折り返した者 or 折り返す頃の者?』