唐突ながら、現代は。
「2人に1人が、がんになる時代」と言われて久しく。
不穏当ながら、現実的に周囲を見渡したらば、誰もが身近に。
何らかの形で「がん」と関係する人々がいらっしゃるかと存じます。
そして、私もご多分に漏れずで、近親者が現在、闘病中。
モノの姿、形は「像」(ぞう)と形容され。
像を想ってこその力を、人々は「想像力」と言いますけども。
平素より、己の想像力の何と貧困な事か。嘆かわしいな。
“過去の経験則”を持ち出せば、十数年前。
妻が妊娠して「はじめて」街頭に行き来する妊婦さんが…
「こんなにも多かったのか」と気づかされた事が、かくも懐かしく。
それまでも勿論、事ある毎に「視野」には入っていたのでしょうが。
当時、結局は。
妊婦さんの存在が「留まって」いなかった事実を思い知ったりと。
こうした事例は後を絶たず、先述の「がん」にしても然り。
日々の暮らしの中で「がん」との病名、文言や活字が耳目に入りながら。
改めて顧みれば、どこか“他人事”だった感は否めず。
(補足まで、がん患者さん関連の催しには昔から継続して参加、協力していながら)
ひとたび、近親者が「病名を告げられた」後に。
鼻から徹底して情報へのアクセスを開始する始末で。
さすれば、昨今。
国立がん研究センターより初めて公表された…
「がんの10年生存率」、こうしたニュースにもフックが掛かったりで。
ちなみに、暗い身の上話を展開しているにあらず。
前向きに、誰彼に限らず「互いに支え合えれば」の話をしておりまして。
私なんぞ、とは別に。
各所でも多く人々が多様なる発信をされていたりも。
無論、がんに止(とど)まらず。
嗚呼。起動しては世の万有(ばんゆう)へ、今一度。
巡らしたいかな、想像力。
本日も朝の現場から夜の現場まで、自転車を数十キロほど走らせ…
駆け巡りながら、行動しながらも自問自答しながら。
ふう。
エナジーを注ぎ、尽くさねば。ね。
投稿日 : 2021年6月02日
『activate(起動)』