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石橋りゅうじ 議会棟控室

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決議案の続報と致しまして

三日間にわたる臨時会は閉会を迎えたのですが、最終日に2つの会派から提出された「辞職勧告決議案」は、本会議場で議題に上がる前に「否決」となりました。

改めて、その構造、背景を捕捉させて頂きますと、まずもって今回の議会は「定例」的に訪れる議会ではなく、必要に応じて地方公共団体の長(市長)が招集を発する「臨時」会であり、開会に当たっては事前に「今臨時会では何と何を議題に上げて審議します」と定められておりますので、裏を返しますと会期(審議する限られた期間)中に定められていない案件は扱う事が叶いません。

しかし、臨時会の開会中に「緊急を要する案件」がある時は、直ちに会議へ追加する事が出来、この度の場合であれば、冒頭の辞職勧告決議案が2つの会派から提出されて参りましたので「議場で直ちに取り扱うか?否か?」の採決を行ったところ「否決」多数で、審議には至りませんでした。

そこで、上記の通り構造は説明させて頂きながら、背景を捕捉するとなれば、私は辞職勧告決議案に名前の載る1人なので、私が如何様に語ろうとも「それはポジショントークによる自己保身なり詭弁」に受け取られる事も否めませんが、続けます。

はじめに「審議する前段で否決」された事に関して、私は正直な話、非常に複雑な心境を抱いており、と申しますのも「緊急を要する案件として認められ、日程に追加して皆で審議する」と決定した暁には例えば、同決議案を提出した会派へ対して「質疑」が行えるようになります。

例えば…

「辞職の勧告へ向け、何を基準に○人の議員を選んだのでしょうか?」「買収行為を断固拒否できなかった行動は政治家の責任と言われるが、この法治国家に於いて何を根拠に買収行為と断言されているのでしょうか?」「自ら公選法違反の疑いを認めている人達、と言われるが一体、どなたが認めているのでしょうか?」

この様に「審議すべし」と正式に議題へ認められたらば。

たとえ法的拘束力は無くとも、1人の政治生命のみならず、1人の人生すら左右させかねない「辞職」を議員へ突き付けられる、その行為へ対しての「反論」では無く、まずは「不明確な点を尋ねられる」(質疑の)機会が新たに設けられます。

そこへ重ねて、名前の上がっている当該者の私には「弁明」(自らの言行を説明しては理解を得る)機会が与えられるので、コレまでも記者会見等で「自らのケース」について謝罪しては、お話をさせて頂いた時と同様、こうした説明を全議員へ対して行える事になります。

ゆえに、私の中で「真実は1つ」であり、何よりも真相を広く語る機会が改めて本会議場にて設定されるのですから「辞職勧告決議案が正式に議題として認定され、審議される」など、まさに“願ったり叶ったり”である事は、言うまでもございません。

ただし。ただしでありますが、上記の決議案を提出された“ある会派”へ対して「如何なる理由と証拠を持って他者を買収と認定されているのですか?」と控室で尋ねても「河井氏から金銭を受け取った時点でイコール買収です!」の一点張りで、これ以上の理由も回答も返って参りません。

多くの人々が知る事となりました、例の「買収リスト」と表されるリストがマスコミでも報じられておりますけども、この中に名前が載っている議員さんの中には、選挙の話など微塵も持ち出されず、河井氏が帰り際に玄関へ封筒を置いて帰ったケースや、議員不在の事務所へ河井氏が訪れ、そこへ封筒を置いて帰ったケースなど(既に公で報じられている通り)議員の名前が「40人」リストにあったとすれば、それは「40人の買収リスト」にあらず、河井氏と議員の事実関係について「1対1の局面が40通り」存在しています。

この辺りも全て「ひとくくり」にされた決め打ちの決議案に対して、仮に「質疑や弁明の機会」を得られたとしても、そこへ実直に反応するのは…。

勿論、私も社会に生じさせてしまった一連の政治不信へ関わっているので、そこは心からのお詫びしかございませんが、だからこそ繰り返しとなりますけども「今回の決議案を扱う結論には複雑な心境」であり、しかし一方、マスコミの中でも各方面に「こんな形で特定人物を一方的に買収議員と定義しての辞職勧告決議案を(報じざるを得ないにせよ)そのまま報じて大丈夫なのだろうか?」との議論や逡巡が存在していた事には心底、救われます。

毎回、当ブログも河井氏関連の話題ばかりとなってしまい恐縮至極に存じますけども、コレまでに今後も含め引き続き、発信させて頂く所存です。

投稿日 : 2020年7月19日
決議案の続報と致しまして

辞職勧告決議案について

まずもって「一人でも多くの方々に今回の背景や現状を知って頂ければ」と、前号のブログ(謝罪)を敢えて「一定期間は更新せずに」おいたので、この度は久々のブログ更新となります。

継続しては多くを説明させて頂かなければならぬところ、誠に申し訳ございません。

そこで改めて近況をご報告させて頂きますと、市政運営に関して平素より重ねております行政側との協議・調整や地域要望への対応、また豪雨による災害対応等、日々の活動は間断なく今日までも取り組んでいる次第です。

重ねて、河井議員との一件に関しましては、先月末の記者会見の前段から、更には会見後も市民の方々へ対して「実はこの度、こうした経緯により、このような現況にあります」「誠に申し訳ございませんでした」との説明、並びに謝罪を可能な限り面と向かってさせて頂いているのですが、迅速に「あらゆる人々」とお会いする事が叶わず、何卒、ご容赦下さいまし。

ついては、直近の議会日程として本日16日から18日までの3日間にわたり「臨時会」(コロナ対策の補正予算等を審議する臨時議会)が開催されているのですが、この会期中での決議へ向けて、今回の“河井氏の起訴案件”について金銭を受け取ったとされる市議会議員6人へ対しての「辞職勧告決議案」が共産党市議団よりまとめられ、提出される方向である旨が14日に報じられました。

※辞職勧告決議案:不祥事等により議員に相応しくないとされる当該者へ対して「辞職すべきとの勧告」を議会内で謀る決議案。決議案が本会議へ正式に議題として上程された暁には全議員により可否の採決が行われる事となり、仮に「賛成」(辞職すべし)多数で可決されたとしても“法的な拘束力”は持ちませんが、当該者へ社会的なインパクトが生じるのは確か。

そこで、報道の通り私の名前も「前述の6人の中」へ入っておりますので、ここに改めて「如何なる理由により決議案が提出されるのか?」同市議団の記者会見に目を向けてみます。

まず、昨日の中国新聞の記事によりますと。

「決議案は、票の取りまとめを依頼する趣旨で現金を配る行為について、公選法では受け取った側も罪に問われると強調」「市民は市議会の行動を注視しており、どのような理由でも買収行為を拒否できなければ、いったんは退くべきだと主張」「記者会見を開いたり、取材で受領を認めたりしているが否定しておらず、報道が正しいと考えざるを得ないと指摘した」。

他方、一昨日のNHKニュースによりますと。

「政治家はお金にクリーンでなければならず、現金の受け取りを拒否できなかった事は、議員としての資格や資質を問われる問題であり、該当する議員は職を辞するべきだ」。

コチラへ対して私見を述べる前に、議員が議員へ対して辞職勧告を突き付けるなどは「提出する側」に取りましても気分の良い話ではなく、率直に一連の騒動(問題)に対して繰り返しとなりますけども、心より深くお詫びを申し上げます。

しかしながら一方では「何を根拠と基準に6人を選び」「何を証拠に人々を買収行為と断じているのか」分かりかねますので、コレより「反論」と申しますより「改めての説明」をさせて頂くに当たって、宜しければ「可能な限りニュートラルな見地」で(誰や何が良い悪いにあらずフラットに)読み進めて頂ければ望外の幸いです。始めます。

上記の報道記事では「買収行為を拒否できなければ辞職すべし」「金銭の受領は認めているが買収を否定していない」などとありました。

「今後は公判も始まる」今現在にあって、私も軽率な発信をする事は控えなければならないにせよ、先のブログにも触れました通り、合計で複数回、数時間にわたった記者会見等で「既に広く公にしている話」もございますので、今一度、ここに綴らせて頂きます。

コレまで私は「現金の授受」については認めても、お金を受け取っては特定候補者の票を取り纏める買収行為を一切、行っていないので、如何なる場所、如何なる局面であっても「私は買収行為に手を染めました」と認めた事は(口にした事は)ただの1度もございません。それは市民の皆様や検察官に各メディアなど、どなたへ対しても、ただの1度も。

このように私が述べますと「社会通念上、その時期にお金が発生しては受け取っておいて『選挙と関連性が無い』と言えるとでも思っていらっしゃるの?」と数多、ご指摘を頂戴いたしますし、私も、そうした人々が率直に抱かれる感情を否定はしておりません。

ただし、私は買収容疑から逃れたいので、今になって“取り繕っている”のではなく、事実として「無い」ので一貫して「無い」と発し、顧みれば検察による聴取の時に思わず声を荒らげてしまった事もありました。

「私共、候補者にとって選挙とは自らの全てを賭けて臨む一大イベントであり、その興奮も醒めやらぬ当選翌日に『お祝いを告げたい』とのアプローチがあり、そこを1カ月以上も拒否しながら、執拗に連絡が続くので、止む無く事務所に足を運んでは、頑なに拒絶しながら、モノの数十秒で『おめでとう』とお金の入った封筒を捻じ込まれ、その場で返す事が叶わなかったのは事実ですが、この瞬間に誰が選挙への協力を推し量れるモノでしょうか?」と。(当然ながら当時は「90人以上も金銭を受け取った人々が居る」などの背景は全く知り得ておりません)

菅官房長官がいらっしゃった際の司会にせよ、過去に出陣式などの司会を務めた際も「選挙戦での応援をヨロシク」と金銭を提示された事は1度もなく、また選挙戦の始まる「公示前」(選挙戦の開始前段階)なので、司会で喋る際も「○○候補へ清き一票を宜しくお願いします」と口にする行為は如何なる陣営、人物であろうとも禁じられております。

そして、何よりも“明確な事実”として。

過去に広島市議会で私と一緒に「スポーツを通じて広島市を盛り上げて行こう」と取り組んだ同士が、先の参院選でも2期目を目指し挑戦されたわけですが、結果的には当選を果たされるも「戦前予想」では非常に厳しいモノがありました。

そこで、選挙前より如何なる政党にも属していない私は「せっかく6年間も国で貴重なる経験を積んで来た同世代が、ここで敗れてしまうと、最も動ける年頃に何年間も浪人生活を強いられる事となり、それだけは絶対に避けなければならないので、彼を応援して欲しい」と周囲へお願いするなど、こうした確固たる“意中の候補者”が私には存在していたので、それこそ他候補の票を取り纏めた事実はおろか、その発想すら皆無です。(当選後の彼に初めてホテルの会合で会った際は「おめでとう」「応援していたよ」と真っ先に本人へ告げた通り)

誰よりも経緯と詳細を知る当人として「だから買収であろうはずがない」と熱弁を振るうは、私の所感であり、「それも買収に含まれるのでは?」と思われるは、個人の主観でもありますので、ゆえにキチンと何十時間も検察官へ事実関係を語り尽くし、客観的に判断して頂いた「結果」が白日のもとへ示される日を心待ちにしていたのですが、現段階では具体的な刑事処分の有無等が明示されたわけでもなく、私としては買収行為に関する「身の潔白」をクリアに証明できず、正直、複雑な心境ではあります。

※金銭を受領したと言われる「約40人の議員」その内の何人もの方々と連絡を取り合っておりますが、検察の方々より「喋って下されば、刑罰を考慮します」めいた司法取引を持ち掛けられた議員は私を含め、少なくとも私の知る範囲では当然ながら誰一人いらっしゃいません。

ここまで長々と書き綴った文面へ目を通して下さった方々へ、スッキリとした読後感をご提供できず非常に申し訳なく、また繰り返しとなりますが「国とのパイプ」を重んじるあまり、あの瞬間に金銭を突き返せなかった(既に返金済)私の不徳の致すところに尽きるのですが、悪あがきにあらず、如何なる進退を選択するにせよ、まずは自らの人生を賭してでも「買収」の汚名だけは晴らさせて頂く所存です。

投稿日 : 2020年7月16日
辞職勧告決議案について

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