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石橋りゅうじ 議会棟控室

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take a rest

ここ最近を振り返り。

敢えて「登場人物」は明言しませんけども。

その人物が、まるで投影されたかの様な詩を一つ。



「夕焼け」

いつものことだが 電車は満員だった。

そして いつものことだが

若者と娘が腰をおろし としよりが立っていた。

うつむいていた娘が立って としよりに席をゆずった。

そそくさととしよりが坐った。

礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた。

娘は坐った。

別のとしよりが娘の前に 横あいから押されてきた。

娘はうつむいた。

しかし 又立って 席を そのとしよりにゆずった。

としよりは次の駅で礼を言って降りた。

娘は坐った。

二度あることは と言う通り

別のとしよりが娘の前に 押し出された。

可哀想に 娘はうつむいて

そして今度は席を立たなかった。

次の駅も 次の駅も

下唇をキュッと噛んで 身体をこわばらせて―。

僕は電車を降りた。

固くなってうつむいて 娘はどこまで行ったろう。

やさしい心の持ち主は いつでもどこでも

われにもあらず受難者となる。

何故って やさしい心の持ち主は

他人のつらさを自分のつらさのように

感じるから。

やさしい心に責められながら 娘はどこまでゆけるだろう。

下唇を噛んで つらい気持ちで

美しい夕焼けも見ないで。

(吉野弘『吉野弘詩集』思潮社現代詩文庫)

アチラの区から、コチラの区まで。

私も東奔西走した1日でありましたけども。

何かお役に立てるなら。

石橋竜史は、今日も行く。

投稿日 : 2017年3月16日
take a rest

もう寝られない

現在、朝の4時21分。

寝られません。

正確には。

一度、昨晩の11時に、いつの間にか寝オチをしてしまい。

大よそ4時間しか寝られない体になっているので。

当然の様に、午前3時に目が覚めてしまう。

「今一度、二度寝に挑戦!」と、幾度となく目を閉じるも。

冒頭の通り…

寝られません。

ゆえに「そうだ!ブログを書こう♪」と、パソコンの前に。

そこで、半日前に遡れば。

未だ“閉幕”は迎えずとも、昨日の「総括質疑」を終え。

コレまで「怒涛」と連呼して来て、甚だ恐縮なれど。

予算特別委員会の日程も、ワンクッションはつきました。

無論、ホっとするにあらず、本日も予定は目白押し。

ただ。ただなぁ。

何と表現すれば良いのかな。

この広島市議会の顕著なる「劣化ぶり」と申しましょうか…

「知と誠の不調」具合。

言わずもがな、そんな所感を抱く「自ら」を喩えるならば。

元ブラスバンド部のお父さんが、夜にビールを飲みながらTVの前。

WBC日本代表“不動の四番”筒香選手の打撃フォームを…

分かった風に妻へ解説するが如く。

(逆に元野球部の父が門外漢なウィーンフィルを知ったか振るも可)

私の議員としての至らぬ力量、未成熟な部分を棚上げした上での。

当議会を俯瞰(客観視)した率直なる感情であり。

重ねて。

個々では、平衡感覚も優れ博識で、また経験も豊富。

そんな諸先輩議員は多くいらっしゃり。

感情的に議会を中傷、一切合財を否定しているのではありません。

でも。でもさ。

何って表現すれば良いのかな?

いずれにせよ、端的に申せば「健全ではない」。

やれやれ。

このまま書き綴れば、ストレスフルな感情のまま。

明後日くらいまで目が冴えそうなので。

ひとまず、モーニングコーヒーにすると致します。

末尾、村上春樹さんの言葉を借りれば。

高くて硬い壁と、壁にぶつかって割れてしまう卵がある時には…

私は常に卵の側に立つ。

以上。終わり。

いや。

コレより一日のスタートです。

今日も努めて、上機嫌に。上機嫌に。

投稿日 : 2017年3月15日
もう寝られない

2017年3月12日(日)にて

Beautiful Sunday Morning♪

毎年の慣例ながら、地元中学校の卒業式にお声掛けを頂き。

誠に僭越ながら、来賓として出席して参りました。

まずは、国歌と校歌の斉唱の後、卒業証書の授与。

今年も生徒さん達の手には、平和を願い、世界より寄せられた…

「折鶴の再生紙」で作成された、証書が手渡される。

「祈り」とは、無形の様で、有形であって。

世界の人々から広島へ届けられた温かなる「願い」(ご祈念)を。

子供達へ「託す」連鎖の好循環たるや。

“本市の誇る”非常に意義深い試みであり、本当に素敵です。

さて。

続いて式次第に沿って訪れるは?

何の脚色も誇張も無く、心に染み入った校長先生の式辞と。

これまた、示唆に富んだPTA会長からの祝辞。

決して“上から目線”でなく、お二人とも上手でいらっしゃる。

こうした「ご挨拶」(贈る言葉の種)とは?

時に、奇をてらったり、ウケを狙う方々もいらっしゃれど。

「定型」と申しましょうか、普通の事を、普通に喋り。

そこに、何よりの「心」を(巣立つ生徒さんへ向けて)込める。

コレが、最も簡単の様で、最も難しく、でも最も効果的であって。

「如何なる内容を喋るか?」よりも。

その姿が受け手へ「如何に映るか?」が肝要であり。

繰り返しとなれ、この度は素敵な式辞と祝辞を拝聴させて頂きました。

そして、式はエンディングへ。

“中学校の卒業式”は、毎年「12日」と決まっていて。

今年の場合「日曜日」に当たりました。

さすれば?

当然「平日」では駆けつけられない人々まで、足を運べる。

会場は例年より多くの保護者の方々が列席され。

生徒さん達が会場を後にする際に…

保護者席から「万雷の拍手」が、送り、贈られるのです!

この拍手に感動しちゃって、ウルウルと来てしまう次第。

私などは、20年以上も「喋りの世界」にて、人々へ向かい…

「どうぞ盛大なる拍手をお送り下さい!」と。

過去に何万回も連呼して参りました。

しかし、良い悪いではないのですが、あらゆる会合、イベント等で。

どうしても「拍手をしない人」って、いらっしゃいます。

そこで、話は数年前に遡りますけども。

ある会合にて「見事、〇〇を受賞された〇〇さんへ…」

「盛大なる拍手をお送り下さい」と、水を向けたところ?

明らかに拍手をしない人々が多かった。

ゆえに直ぐ様、返す刀で申し添えました。

「素直に他者へ拍手を送られる人は」

「また、その人も“拍手を送られる側”の人となる」

「しかし他者へ拍手を送られない人は、また自らも」

「他者から拍手を送られない事でしょう」

「非科学的ですが、世の中なんて因果応報で、そう言うモノです」

「では今一度、盛大なる拍手を〇〇さんへ、お送り下さい!」と。

しからば、会場が満場一致の拍手に包まれた事は?

ココに追記するまでもございません。ハイ。

ではでは。

中学校を巣立つ、生徒諸君。

世の中とは、かくも広く、多様であります。

世界を、社会を、大人を、自らを簡単に「決めつける」事なく。

大きく、大きく、自由に羽ばたいて下さいまし。

心から、ご卒業、おめでとうございます。

投稿日 : 2017年3月12日
2017年3月12日(日)にて

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