1995年1月17日に、大都市を襲った直下型地震「阪神・淡路大震災」から。
本日で、23年の月日が流れました。
同震災による甚大な被害によって、関連死は6434人に上り。
殆どの方々が建物の倒壊、下敷きによる「圧死であった」と報じられています。
この日本における安全基準であり安全神話が瓦解した災害を“契機”に。
ハード面(公助)での、国土の強靭化に留まらず。
ソフト面(自助・共助)での防災・減災の街づくりに向けて、更なる確立が図られ。
その後に、再度、三度、多くの被災者を生んでしまう悲しい災害となりましが。
東日本大震災や熊本地震に於いての様々な対処や対応に…
前述の教訓が確かに活かされた事は、特筆するまでもありません。
そこで改めて、地震大国で暮らす私共には?
どうしても防ぎ難い「天災」があれば、未然に防ぎようのある「人災」もある。
震災関連で一例を挙げますと。
先ずは「未来の宝でもある子供達を守る」とも言うべく、今日まで。
全国的にも、集中して急速に「学校(校舎)の耐震化」が進められて来ました。
けども。コレは、あくまで。
「耐用年数の範囲内で地震等からの耐震性を保証せんとする」。
「だけ」の取組であって、戦後、高度経済成長期に次々と建てられては。
今後、確実に更新期を迎える「建築物の老朽化」とは、全く“別物”です。
(耐震補強では「半世紀を経過したコンクリートの劣化」が止まらない通り)
何を言わんや?
例えば、本市は「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されており。
災害対応や防災の拠点となる施設の耐震化を急速に進めていますが。
私が市政報告会や勉強会等で、高頻度に持ち出す話題の中に…
本市における「公共施設の総合管理計画」の話がありまして。
ココに内容を要約すると。
「本市には約3320ものハコモノ(学校や公民館等の公共建築)が存在し」
「今後、続々と建替えや改修の時期を迎える事は確実であり避けられず」
「そこへの必要額は、今後40年間で約1兆9000億円にも上り、コレを?」
「年額で平均すると約470億円が必要となり、現行の建替えや改修での…」
「充当額は250億円強なので、今後は毎年2倍弱の費用が必要となる」
「重ねて広島は3B(バス・ブランチ・ブリッジ)の街と言われる通り」
「本市が管理する橋は、重要橋が690の小規模橋が2128と」。
「合計で、この2818橋が、これまた先の20年で続々と更新期を迎え」
「この辺りを50年タームで、長寿命化を図らんとした場合、必要額は?」
「約930億円に上り、完全なる“架け替え”でなく、ここを“修繕”にしながら」
「何とか約450億円に縮減しては、対応して行く考えでもあるのですが…」等々。
前述は何も本市に限らず、日本全国の共通課題ではありますけども。
老朽化して確実に「更新期」を迎える、ハコモノやインフラを…
「崩れるかも?壊れるかも?倒れるかも?」と、知り得ながら。
無着手で(そこまで行かずとも手遅れで)負傷者に、それ以上が生じれば?
コレは、紛う事なき「人災」であると。
しかしながら、そこへ充てられる財源は、減少の一途を辿っており。
一方で、反比例して急速に増大して行く扶助費(社会保障費)をはじめ。
「行政のみ」のお財布で遣り繰りしようとしても、困難を極めるは必須。
ゆえに国内の各自治体では、対応策の一つとして。
行政が「民間」へ、老朽化の診断や対策工事、管理を一括で発注するなど。
(民間のノウハウや資金を最大限に活用させて頂く)
兎にも角にも、様々な手法を駆使しては、乗り切らんとしているのが現況で。
この辺り、かねてから私も民間企業へのヒアリングを重ねながら。
あの手は?この手は?と勉強を重ねている最中ではあるのですが。
引き続き、市民の方々の生命や財産を災害等から必ずや守るべく。
懸命に取り組んで参る所存です。
昨日などは、本庁(市役所)の市民ロビーにて、16日〜23日まで催される。
「広島豪雨災害・熊本地震等支援写真展」の開会式が行われ。
改めて、関係各位、その思いを再認識した次第ではありますけども。
災害を、一丸になって復旧に取り組んだ、あの日々を。
得られた尊い教訓を、風化させてはなりません。
投稿日 : 2018年1月17日
『あの震災から8401日目』
本日の午前10時から開催されたるは「議会運営委員会」。
略して「議運」(ぎうん)と呼ばれておりますけども、今回の内容は?
2月定例会(いわゆる2月議会)の会期や審議日程はどうする、ですとか。
各会派の発言順や、そこへ向けた“勉強会”の日程、云々。
また、年間で“最も長丁場”となります、コチラの2月定例会は。
2月15日に開会(予定)して、そのまま新年度の予算を審議する…
“3月いっぱい”行われる「予算特別委員会」へと繋がって行きますので。
この「予特」(よとく)の運営についても、本日の議運で協議されました。
つきましては、配布された資料の中に、今後の予特に関する…
「会派別・発言割当・時間表」(案)がありましたので、この機会に。
折角ですから、議会内の発言に関する構造を、ご説明をば♪
まず広島市議会内には?(他の議会でも同様ですが)
政治信条や掲げる目標に、実現へ向けた取組等を共有しては集う…
「会派」が、10会派、存在いたします。(時に、離合集散あり)
ちなみに「本会議での代表質問権」等を得られる「交渉会派」。
との括り(ルール)が議会にはありまして、全国の議会では?
会派を構成する人数が「5人以上を交渉会派とする」ケースが多く。
広島市議会の場合は「3人以上」(のルール)となっておりますので。
「1人」で会派を構成されている方々がいらっしゃいますけども。
(勿論、1人での会派スタンスは各議員の自由で、良い悪いにあらず)
本市議会で「3人未満」の場合は「非交渉会派」に位置づけられ。
本会議で質問をする際には、議長の許可が必要となります。
この様な構造も踏まえながら、改めて「一覧表」に目を移して頂くとして。
予特の発言は「会派内の人数」により、各会派(議員)へ割り当てられ。
例えば、表の中央部「消防上下水道関係」(1日分)の割り当て時間は?
同表の左端、各会派名の人数と照らし合わせて頂ければ分かる通り。
最も人数の多い「自民党・保守クラブ」で「68分」。
(1人で68分を使用しても、複数人で68分を分割、発言しても可)
お一人の会派の場合は「7分」になりますけども。
この割り当てられた“所有時間”には…
議員:「〇〇関連の予算は、もっと増額すべきではないか?」
行政側:「それは〇〇の理由で〇〇なので、本市は〇〇と考えます」
との「行政側の答弁」も含まれますので、議員側としては?
答弁時間を予測した上で「時間内に完結する」構成を考えなければならないと。
で、繰り返しますけども。
議員には、個々で掲げる「政治スタンス」(信条)があって。
「議会は数であり、そこを必ずや獲得すべく、是が非でも大きな会派で!」
こうしたスタンスの議員さんもいらっしゃれば。
「小回りの利く少数精鋭で、熱く、濃く!」との議員さんもいらっしゃり。
(いずれの場合も、そうした理由だけに留まりませんが)
「会派の人数」における多寡(多い&少ない)により、議員の優劣が決まる。
そんな胆略的な話にあらず、刻々と変化を遂げる「生物」とも呼べる政治へ…
携わる活動に、絶対的な正解などは、無論、存在いたしません。
結びに、上記は「自らは○○会派に所属しているから○○でしょ♪」なんて。
自己PRであったり、他の議員さんを云々と、何か他意を含む。
そんな狭い了見からではなく、僭越ながら一人でも多くの方々に…
議会の構造やルールを知って頂き、その上で。
(私とて議会規則を完全、完璧に網羅している訳ではありませんけども)
「あの持ち時間を、こうアレンジして発言しているんだな」ですとか。
「同じ案件でも、議員が違えば、切り口が、こうも違うのか?」と。
市民の方々が“新たな視点”を持って、議会の動向に注目して頂ければ。
こうした観点から、ゆえ。
いずれにせよ「議員は発言して、立案してナンボ」の世界。でもあって。
引き続き、2月定例会に予特も注視して頂ければ、これ幸いです。
投稿日 : 2018年1月15日
『ぎうん』
「広域」と「地域」があれば、私の主戦場は無論、前者となれ。
それは、後者を「おろそかに」であったり「軽んじる」にあらず。
「地域」への視点であり「地域」での取組、活動は、当たり前で。
こうした大前提があってこそ、の広域(多くの人々、多くの範囲)。
重ねて「地域の現場」(実情)by議員関連で申しますと。
例えば、学校等でも「PTAの役員」を誰もが敬遠し…
自発的、能動的に手を挙げる候補者も不在、故に。
役員を「抽選で決める」めいた実例が各所で起こって久しい昨今。
地域には数々の団体(町内会に子供会、等々)が存在しながら。
その団体内で役員を務めて下さる方々や、実働部隊も?
「少ない」と言い切ると、実際に役を担い。
また率先して活動して下さる方々も多いので「語弊」が生じますが。
分母から申せば、決して「多くはない」のが、現実。
と、遠回りな前置きを展開してしまいましたけども、不肖なれ。
「議員さんならば、地域の為に、アレもコレも担ってくれるよね?」
なんて、全て直球で投げ込まれては来ないまでも。
アレもコレものオファーは(役を担って下さい)、各方面から届き。
無論、私も「出来る事は♪」と、方々に名を連ね、常に顔を出す。
そんな集大成、総決算のイベントが?
無病息災に家内安全、地域の五穀豊穣を祈念する、新年の…
「とんど祭り」とも言え♪
なにぶんにも、多くの町内会と商店街合同で開催いたしますので。
「準備」(仕込み)「開催」「撤去」(後片付け)等々。
私も、担う“役割”が丸々二日間に亘り、兎にも角にも多い(笑)
Day1(初日)は、早朝から竹林へ入り、雪の舞う中。
真っ暗になるまで、莫大な数の竹を伐り。
(皆伐にあらず間伐で、非常に良い竹林整備になります♪)
Day2(本番当日)は、早朝から「やぐら」を組み、ながら。
その合間に「餅つき」にも出向き、その後に、とんど祭りでは?
司会進行を務めるので、自ら音響機材を持ち出し、設置。
本番の「火入れ式」を迎えたらば、喋りながらプログラムを調整。
全てが終わって、撤収に清掃まで。と。
この土日で、本当にヘトヘトになります(笑)
日頃は、就寝後も途中で目覚めてしまい…
おおよそ4〜5時間しか寝られない私が?
年内で唯一、8時間は寝られる(熟睡してしまう)イベント日。
それが、とんど祭り!
でもでも、地域の皆さんで一丸となり、ワイワイ&ガヤガヤ♪
「無病息災を願う“とんど”の準備で疲弊して病気になるぜ」
なんて冗談も飛び出しながら、多くの充実の笑顔が溢れ。
楽しく濃密な二日間でもありました。
さあ。今週(1月の第3週)は、地域行事に負けず劣らず…
議会関連の行事が目白押しであり。
止まらず、おごらず、引き続き。
よく寝て、よく食べ、よく動く、快眠、快食、快笑顔。
We gonna carry on♪
投稿日 : 2018年1月14日
『イベンター』