帰宅後、食事をしながら何気なくテレビに目をやります。
全国ニュースが報じられた後、画面には文字スーパーで…
「続いては広島のニュース」。
なんの変哲もない”日常のワンシーン”ですが、そこで。
ある事件の裁判に際して、判決が言い渡されるにあたり。
テレビから流れてくる映像には?
過去に私へ向けて「一審判決を言い渡した裁判長」の姿が。
正直に申し上げて。
”当時”が何年何月何日であったのかすら明確に記憶しておりませんけども。
久々に。あの男性裁判長の顔を見た瞬間に…
「ドキッ!」としては、様々な感情が胸に去来した次第です。
(写真はイメージ)
勿論のこと、その「ドキ」は、怯えや恐怖の種ではなく。
この後に及んで、憤りや怒りにも似た”刹那の感情”であり。
(つまり言い換えれば「一瞬、ムカッとした」って話♪)
顧みれば、スタート地点が…
「口にもしてない言葉を調書に書き込まれた作文」を証拠としての起訴。
公判(私の裁判)では、実際のところ。
検察側と5戦を交えれば、全戦「5対0の圧勝だった」と表して過言のない状態。
日本の刑事裁判たるや「99.9%は有罪を言い渡される現実」があるにせよ。
私は「無実は必ずや無罪に結ばれる」と信じて疑いませんでした。
そして、判決文が言い渡される日。
以前も触れましたように。
キーワードは「6番目の文字」。
開廷しては、被告人を前に裁判長が口を開きます。
ひこくにん…
この次に「を」が来れば、有罪です。
たとえるなら、「被告人を厳罰に処す」みたいな流れとなり。
しかし、この次に「は」が来れば、無罪。
「被告人は、◯◯であったが、それは◯◯であり、よって無罪である」と。
あの日、あの時、あの場所で。
私は…
「を」を聞いた瞬間を未だ、忘れもしません。
どれだけ打ちのめされたことか。
その後も都度、こちらから記者会見を開いては。
「絶対に無実を立証する」と公に発信し、二審、最高裁まで戦いましたが。
やはり。
「一審判決」が継続される”審議の基軸”となるのは当然で。
うぅむ。
そして、今現在に至っています。
誤解のなきよう、補足しておきますと。
私は、夢にまで再登場せんとする裁判長を一切、恨んだりしていません。
今日を迎えるまで、公私にわたり如何なる場面においても。
「他者のせいにした」ことは1度もなく、そこは誓って言えます。
ただし。
右のほほを打たれた後、左のほほを差し出すほど人間できちゃいないわけで。
”人生経験”として受け止めるしか?
昨夜も会食の席で、この話となりて。
必然的に会話は「胆力が培われた」との前向きな着地点に。
しかし。
「あんな地獄を味わうくらいなら人間、弱いままでいい」。
なんて、思ったり思わなかったり。
いずれにせよ。
お陰様で「現在」も多くの人々に支えていただきながら、充実の最中にあって。
しかも。
相変わらずのショートスリーパー。
真夜中まで活動しようと、早朝にはサザンの曲に癒されながら…
1日をスタートさせていたりと。
なんでしょう。
だから。
痛みを知るから。
日々。
不機嫌よりは、上機嫌。
人に優しくありたいな。って。
さて。
現在、時刻は25時16分。
確実に4時間後には…
既に起床しては動き出してんだろうな♪
投稿日 : 2025年3月05日
『リマインダー?』