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石橋りゅうじ 議会棟控室

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審理の心理

6月26日。

私は、6月議会の本会議に出席する前に。

朝9時30分から裁判に出廷してまいりました。

(私の本会議出席を考慮し、通例より「30分早く」裁判を開廷していただきました)

審理日程としては、3日目であり。

(1日目は5月10日、「冒頭陳述」や「証人の尋問」が行われました)
(2日目は5月26日、「被告人質問」が行われました)

そして今回、行われましたのが、まずは「論告」。

(全ての審理が終わった後、検察官が行う最終的な主張)

続いて「求刑」に移り。

(被告人に科すべき刑罰の程度について、検察官が意見を述べること)

続いては「弁論」へ。

(全ての審理が終わった後、弁護人が行う最終的な主張)

そして、最後の最後に訪れるのが、「最終陳述」。

つまりは、裁判長より、私が証言台の所へ立つよう促され、そこで。

「これで審理を終えますが、最後に何か言いたい事はありますか?」

とのお言葉を頂戴いたします。

この場では、手短に“反省の弁”を述べる人もいらっしゃれば。

「特にありません」と、何も述べない人に、一方では?

数十分間を費やし、思いの丈を全て、最後に喋り切る人も。

ならばと、私の場合は。

下記の意見陳述を行いました。


私は、過去の如何なる場面でも、どなたに対しても「被買収の認識はなかった」と首尾一貫して口にしてまいりました。
 
これは「罪を逃れるため」の詭弁や打算から軌道修正した言動ではなく、金員の受領時、虚心坦懐に“買収意図”を感じなかったことから、「ありのままの事実」を今日まで唱えてきた次第です。
 
また、こうした主張を貫くにあたり、各方面より、如何なる要因を並べられ、問い詰められようとも、私の胸中には、拠り所となります確たる“場所”が存在し、それは、議員一年生の頃より、政治家や企業から金員の提示を受けた際も、「脊髄反射」と呼べるほど瞬時に、必ずやお断りしていた実情でした。
 
ただし唯一、本当に唯一、河井克行氏からの金員の交付だけは、その強引さも相まって、長年にわたり、どうしても断ることができず、当時より、克行氏から受領した一切合切を公にしてこなかったのは、全て私の不得の致すところで、議員活動として最優先されるべきは「克行氏の機嫌」ではなく、市民の皆様へ対する「偽りなき真っ当なる姿勢」であり、深く反省しては、この教訓を切に、今後に活かしてまいる所存です。
 
そして「現場だからこそ」の実情を続けますと、この度の一連に際し、私ども安佐南区の議員が実際、興味が及び、極言すれば“死活問題”に直結したのは、「案里氏の参院選立候補」ではなく「元公設秘書の市議選立候補」の事実です。
 
ゆえに、全身全霊を注いだ自らの選挙を終えた直後から、執拗にアプローチされ、結果的に受領に至りました金員は「当選祝い」の意図しか感じていなかった上、後に封筒の中身を確認した時も、脳裏によぎりましたのは、今一度「案里氏の参院選」ではなく「元秘書の市議選」であって、これが冒頭にも述べました「ありのままの事実」となります。

結びに、この度、多大なる政治不信を生み、かつ、そこを助長させてしまった大規模買収事件に名を連ねる一人として、一朝一夕には叶わずとも、絶対に政治の信頼回復を図るべく、今後も愚直に、この身を粉にして市民の方々に尽くすことを、此処に皆さまの前でお誓い申し上げ、最終の意見陳述を以上といたします。
 
今朝の30分早い開廷を含め、皆さま方には貴重なお時間を割いていただき、誠に有り難うございました。
 
石橋竜史


そこで、次回の日程は、7月21日。

いよいよ私へ判決がくだされることとなります。

私には、市民の方々への“説明責任”がございますので、まずは本日のご報告まで。

無論、引き続き。

議員活動に全身全霊を注いでまいります!

m(_ _)m

投稿日 : 2023年6月26日
審理の心理

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