以前から当ブログでも触れている通り、私共は本会議や各委員会に留まらず。
“日々”議員側から「ここを改善しては?」「コレは、どうなっていますか?」
「こんな要望を預かって来たのですが…」等々、行政側とやり取りをしていれば。
また、行政側からも「こんな施策をします」「コチラを、この様に進めたい」等々。
これまた常に、新たな動きや変化が生じた(生じる)際は、ご報告を受けます。
つきましては、本日の「報告案件」を一つ、ご紹介するとして、それは?
メディアより朝夕を通じて報じられていた「広島西飛行場跡地活用」に係る…
「事業予定者募集の結果」について。
顧みれば、人気の東京便をはじめ、コミューター機で九州や四国にも気軽にアクセス。
帰広時も着陸する際は「翼よアレが広島の灯だ!」と、リンドバーグも宜しく。
街の夜景が、おもてなしの一助になっていた懐かしい“あの頃”も、今は昔で。
実質、2011年に廃港が決定しては、その後の活用が検討されて来た、同エリアについて。
先ずは、元滑走路を含め、長方形の「飛行場跡地」を、4つにゾーニング。
最も北側は、ヘリポート機能を基本に「広域防災」ゾーンとなりて、稼働を始め。
(図参照)
中央部やや下は「スポーツ・レクリエーション」ゾーンとして、野球場やサッカーコート等。
今後、多目的スポーツ広場として、整備が進められて行く予定です。
他方、近年では、残りの2ゾーン、「新たな産業(雇用)ゾーン」(A地区)と。
同じく「新たな産業(にぎわい)ゾーン」(B地区)の活用策“案”を、広く募集。
幾つも寄せられた「案」の数々を精査、徐々に絞り込んでは。
ある程度の方向性を示し、改めて、本年1月に「提案書」を受付まして…
A地区で1社、B地区で1社の応募があり、選定委員会にて審査をした結果。
この度、A地区の提案は、審査基準をクリアし、事業予定者が選定され。
B地区の提案に関しましては、事業の実現性・継続性の観点、及び。
具体性の面を含め、トータルで“審査基準をクリア”する事が惜しくも叶わず…
「事業予定者は該当なし」との結果に至りました。
ならばと、この辺りを、ちょっと補足すれば、先ずは「A地区の提案」から。
コチラは、A地区全体の土地を購入し、イノベーション型の産業施設や。
住工混在地から移転してくる産業施設に、物流施設の3種類の施設を中心に。
企業誘致を行い、広島の産業基盤を強化する拠点を形成。
多様な人材の「雇用の場」を創出するなど。
地域との共生や地域への貢献を提案するモノとなっております。
続いて「B地区の提案」では、観光機能、商業機能等を導入した上で。
広域から人を呼び込み、にぎわいと交流を創出する施設を計画する旨を…
「前提」条件に、そこの実現へ向けて、応募があった1件の内容とは?
B地区全体を賃貸借し。
陸揚げスロープを活用した水陸両用飛行機の運航拠点を整備。
広島湾エリアでの遊覧飛行を中心とした観光拠点や、同飛行機の特性を活かして。
チャーター・定期路線を形成すると共に、グランピング事業などを展開する…
新たなにぎわいの空間を段階的に整備。
“同飛行機と一体となる”にぎわいを創出しようとするモノでありましたが。
先述の通り、事業の実現・継続・具体性の面で、評点が及ばなかったと。
気になる「今後」は、最初の図面に表記されている通り。
A地区は、基本協定の締結に向けて、事業予定者と協議を進め。
B地区は、掲げられるにぎわい機能の実現に向け、今後の対応について検討する。
と、なっております。
県市では、あくまで目標であれ“最短”で「2020年度の開業」を目指しながら。
順調にride on timeとは行かない可能性も孕んで参りまして。
晴れて、機能の伴った同エリアのTake offは、いつ訪れるのか?
しかし、フライトのDelayを避けようと、半端な整備で飛び立てないは、節理。
先ずは“点検”第一です。
投稿日 : 2018年4月04日
『flight control』