朝イチから打合わせあり、午後から特別委員会あり、夜から忘年会ありと。
現在のところ、既に20数時間は動き続けております♪
ふう。
さてと、このまま就寝するわけにも参りませんので、いつもながら一筆。
巷間、世間を賑わしている報道と言えば、日馬富士関連の角界(相撲界)に。
他方、高頻度に取り上げられたるは、「リニア中央新幹線の建設工事」を巡る…
大手ゼネコン4社による談合事件(の疑い)。
ならばと改めて、そもそも「リニア中央新幹線」(構想)とは?
近未来の交通手段、リニア新幹線が「品川⇒大阪」(9駅)を…
時速500キロ、所用時間67分で結び。(品川⇒名古屋間は6駅で40分)
開業予定が、品川⇔名古屋間で2027年。(品川⇔大阪間は最速で2037年)
建設費は総額で「約9兆円」にも上る、メガプロジェクトです。
で、何が問題視されているかと要約して申せば。
全22件の工事の内、大手ゼネコン4社が「ほぼ」均等に15件を契約受注し。
上記4社“以外の他社”が受注した22−15=7となる、残り「7件」に関しても。
渦中の大手企業が、受注の調整に関与した疑いがあると。
そこで特捜部と公取委は、まずもって。
大手ゼネコンのA社に「偽計業務妨害容疑」で捜査に踏み切り。
(過去にも既に着手されておりますが、この度、改めて)
同A社は、「課徴金減免制度」を念頭に、違反を申告する意向を示した上で。
4社による談合を認めたと。
ココを補足すれば、違反した業者には同事業の“売り上げに”対して…
罰則金(課徴金)が科せられるのですが、自ら事実を認めて申告すれば?
罰則金が減免(免除等)されるモノであり。
いずれにせよ、現在も全容の解明に向け、進行形で捜査中ゆえ。
私などが安直に何かを“断定”して、どうこう申すのは差し控えるとしても。
報じられて来るニュースを、ただ”額面通り”受け取り…
「やっぱ大手のゼネコンって…」と、先入観で切り捨てるのは、拙速と言うモノ。
(確かに各所の実態を業者サイドが認めている事実もあれ)
例えば、今回の一件は別にせよ。
工事契約に「発注」側と「受注」側があるとすれば、確かに、あるのですが。
「全てが受注側の“瑕疵”ばかりではない」とのケースも多々あれば。
重ねて「大都市圏を舞台にした騒動(事例)に留まらない」とも言える話で。
私が市政報告会等で喋る際も、常々“ある比喩”を持ち出しは。
かねがね口にして参りました。下記の様に。
「この広島では、600万円で軽自動車を購入しては」
「コレで移動が便利になったと喜び、安堵している」
「しかし、その軽自動車の価格が、果たして適正なのか?」
「この都市規模なら、同額で大きなワンボックスカーも購入できたのでは?」
「こうした視点と議論が著しく欠落している」と。
ただし、誰に責任転嫁するでなく。
そこをチェックするのが「議会」の役割でもあり。
諸々「先ずは着眼」するにも「吟味」するにも…
相応の知識、見識と経験は必須で、コインや世の中には表裏があると。
まだまだチェック機関としても、私共は研鑽を積まなければなりません。
Because,
最終的に、あらゆる面で「割を食う」のは、市民・県民なのですから。
投稿日 : 2017年12月20日
『diffrent point of view』