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石橋りゅうじ 議会棟控室

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この週末、土曜日は朝の8時半から、日曜日は朝の7時半から…

行なわれた地域“清掃”より、両日ともに1日がスタートしては。

行事に作業、サンフレッチェの今シーズン最終戦の観戦、等々。

硬軟を織り交ぜた日程が続きました。

が、例えば冒頭に触れた「地域清掃」に致しましても、私に留まらず。

地域住民が週末にも拘わらず、朝も早くから軍手、ゴミ袋、広報紙等の…

数十班に及ぶ仕分け作業から始まり、その後は各々が掃除道具を手に。

ご近所周りをキレイに清掃され、地域コミュニティの“希薄化”が叫ばれる昨今。

なにを、なにを。その団結力たるや清掃だけに「捨てたもん」ではございません♪

(毎度ながら、やる気と恰好が「徹底」清掃の私♪)

ではでは、話の展開を関連付け、ちょっと飛躍して参りましょう。

つい先だってのANNから報じられたニュースでは?

「自分で国や社会を変えられる」と思う日本の若者は、5人に1人しかおらず。

「国や社会に対する意識の低さ」が浮き彫りになったと。

コチラは、日本財団が日本やアメリカ、イギリス、中国、韓国やインドなど。

9カ国の17歳から19歳、それぞれ1000人を対象にした調査によるモノで。

「自分で国や社会を変えられる」と考える日本の若者は「18.3%」。

調査した残り8カ国中、最も低い韓国の「半数以下」になっており。

また「将来の夢を持っている?」「国に解決したい社会課題がある?」

という質問への回答も、他国と比べて「30%近く低い」数字であったとか。

更に「自分の国の将来についてどう思うか?」という質問に対しては。

「良くなる」と答えた日本の若者は「9.6%」で。

9カ国中では最低となり、トップであった中国の「10分の1」に留まったと。

まずもって、十代後半の“若人”へ対して…

「希望」の抱けない社会を印象付けているは「大人の背中」の問題でもあって。

自戒の意味を込めながら、そこは大人達も内省しなければなりません。ハイ。

しかし、こうしたアンケートの調査結果を「額面通り」受け取っては。

心情的に“負の感情”その連鎖が起こる事が、何よりも「よくない」事であって。

如何なる状況下であろうとも「今」生かされている“尊さ”を忘れてはならず。

かつ「幸せ」とは自ら、能動的に「たぐり寄せる」種のモノであり。

言わずもがな「この世は生きるに値する」。

言うほど悪い世の中ではありませんし、そう自ら「して行く」は必要。

確かに未来は「バラ色」ではないかもしれず、しかし「無色透明」の未来を?

モノトーンにするも、色彩も豊かに、輝かしいモノにするも「行動」次第。

若人に関して申せば、誰もがビル・ゲイツやガンジーに成る必要はなく。

改革者や聖人君子の役割は、どなたかに任せてもバチは当たりません♪

今一度、先のブログでも触れました、中村哲氏の「色紙」に書かれた文字には…

「照、一隅」とありました。(最澄の言葉)

「一隅を照らす、これ則ち国宝なり」に由来しては。

「国宝」とは「物」ではなく「人の心」であると述べられていて。

いっきに全体を照らす事は難しくとも、手の届く「片隅」(一隅)から始める。

この結晶、総和、集合体が「世の幸福」にも繋がって行くと。

良いですね。国宝とは「人の心」。

ではでは。

かねてより幾度も当ブログに登場の「マイケル・ジャクソン」の名曲。

「Man In The Mirror」の歌詞を、結びに。

「I'm starting with the man in the mirror」
(私は鏡の中の男、自らに呼び掛ける事から始める)

「I'm asking him to change his ways」
(先ずは自分の生き方を改めて行こうと)

「And no message could have been any clearer」
(目指すは単純明快で四の五のメッセージは不要)

「If you wanna make the world a better place」
(もしも世の中を良くしたいと思うならば)

「Take a look at yourself and then make a change」
(自分を振り返り、自らを変えて行く事さ)

未だ、未来は何も決まっていない。

貴方が、私が、自らが、築いて行く。

サンキュー!マイケル!

From 紫のサンタクロース

投稿日 : 2019年12月08日
Take a look at yourself

抄(しょう)する:書き写す

唐突ですが、私の「朝の日課」は新聞各紙に目を通し。

「目に留まった記事」をスクラップする事から始まります。

(何十分も費やしながら、コレが結構な作業なのですが)

そこで。

中国新聞は「天風録」。日経新聞は「春秋」。

読売新聞は「編集手帳」。朝日新聞は「天声人語」。

産経新聞は「産経抄」。毎日新聞は「余録」。

コチラは何か?

と問われれば、誰もが即答されるであろう…

各紙が掲載される、朝刊1面「コラム」欄のネーミング。

では。

一人でも多くの方々に目を通して頂きたいかな、昨日。

毎日新聞(12月5日)「余録」より。

パキスタン西北部のペシャワルでハンセン病治療と無医村での診療にあたっていた中村哲さんがさらに奥地に赴いた時である。

ある家に呼ばれ乳児を診たが、今夜が峠だと告げるしかない思い病状だった。

だが中村さんが息を楽にする甘いシロップを与えると瀕死の赤ん坊は一瞬ほほえんだ。

その夜に亡くなったが、人々が中村さんをたたえたのは「言った通りだった」からだ。

そこでは医師は神の定めを伝える者として尊敬されていた。

「死にかけた赤子の一瞬の笑みに感謝する世界がある」。

「シロップ一さじの治療が恵である世界がある」。

「生きていること自体が与えられた恵みなのだ」。

中村さんは書いた。

アフガニスタンで大干ばつが始まったのはその後であった。

「人々の暮らしを根底から奪った干ばつで何より命のための水が必要だった」。

中村さんがアフガンで井戸を掘り、やがてかんがい事業に取り組んだのはまず人々が「生きること」からすべてを組み立てるべきだとの信念からだった。

約1万6500ヘクタールの土地に水を供給し、65万人の命を保ったこの事業である。

その間に同僚の伊藤和也さんが武装グループによって命を奪われた。

「暴力は何も解決しない」。

中村さんは伊藤さんのかんがいへの献身をそう追悼した。

アフガンの地に暮らす人々の生き方に寄り添って「生きること」を全身全霊で支援した中村さんだった。

何よりも平和を求めたその人が暴力に倒れたのは悲しいが、その志は続く人々のともしびであり続けよう。

投稿日 : 2019年12月06日
抄(しょう)する:書き写す

translation(訳文)

今朝の新聞紙面(読者の投稿欄)に、市井の市民の方より寄稿された。

「広島高速5号トンネル事業」に関わる話が掲載されており。

内容を抜粋、要約いたしますと。

「雪だるま式に増加する事業費に、納税者である私達は呆気にとられる」。

「県市に高速道の多額事業費が上積みされれば深刻な財政難の懸念も」。

「こうした失政に対し、おいそれと追加支出には応じる訳には行かない」。

「思い切って事業を停止し、将来、財政事情が好転した際に再開すれば」。

コチラは“市民感情”が吐露されたモノであり、決して上記の人物に留まらず。

大なり小なり同様の感情を抱かれている市民・県民の方々は多い事かと。

そこで、この度の一連の問題で登場する「公社」「行政」「民間業者」。

並びに「議会」「市民・県民」いずれの立場を加担するモノでもなく。

かつ“賛否”云々にあらず、あくまでフラットな立場から、状況の説明。

補足を、コレよりさせて頂けば。

広島高速1号線、2号線、3号線、4号線、5号線を含む有料道路事業。

この完遂(完成)へ向けた事業費の概算額が。

今回「4,000億円」からトンネル工事の追加費や2号と5号の連結等により。

「4,310億円」に膨らみました。

ならば、膨らんだ「増額分」(必要額)は如何に工面されるかと申しますと。

県市が出資している特別法人の「公社が調達」する運びとなり、内訳は?

@「国からの無利子での貸付金」が、全体の内の「35%」。

A県・市からの「出資金」が、「25%」。

B県・市が自治体以外への貸付をする「特別転貸債」が、「25%」。

C民間から調達する「民間借入金」が、「15%」。

(この内、@とCは「県市が債務保証」する事になります)

個別の詳細、テクニカルな部分に話が及んで行くと複雑化いたしますので。

あくまで「分かり易い」表現を用いて続けますけども。

道路事業を進めるにあたり、発注元は「広島建設」(県)や「広島設計」(市)。

ですが実際に工事契約を結び、事業を担い、進めるは「広島工務店」(公社)。

(あくまで「架空」の事業者名を、分かり易くする為に付けております)

そして、広島工務店が「310億円」の増額分を各方面から借り入れては。

そこへの「返済」は、高速道路を利用された方々(車両)から得られる…

「通行料金収入」によって行われる(ココから返済される)事になります。

故に、例えば県や市が今回、数百音円の借金を新たに抱え込み。

それを市民・県民の「血税で返済して行く」との構造ではございません。

しかし、将来的に「約束の期日まで」に公社の返済が行われず、滞れば?

県市が代わって「弁済しなければならない」背景が存在するのは事実で。

この辺りを考慮しながら「膨らんだ約300億円」に目を向けてみれば。

平成22年あたりから、各路線の通行台数が飛躍的に“増加”しては。

そこへ伴う料金収入も「大幅な増加」傾向にあって、今日を迎えており。

確かに「〇十年先」の通行量を明確、確実に予測し得る事は難しくとも。

(人口減で減る可能性もあれば自動運転の普及等により増加する可能性も)

誤解を恐れず申せば「増額分」は、数年単位の料金収入で十分に賄え。

(あくまで「蓋然性」【不透明ながらも起こり得る確立】としての話です)

「巨額の負担が将来世代の市民・県民の双肩にのし掛かる」と。

条件反射的に抱いてしまう印象とは「全く違う」とまで言わずとも相違します。

※繰り返しとなれ「どちらか」へ誘導するにあらずニュートラルな見地からの私見

しかも「増額分」にせよ、私は「道路工事」の専門家ではありませんけども。

各所へヒアリングを行い、調査を進めたところ、決して「妥当性」(額)から…

“かけ離れた”金額ではない、とも言え。

ならばと一連の騒動、この問題の本質、原因の究明に迫ってみれば。

「広島高速5号線シールドトンネル工事の契約問題」とタイトルが付くほど。

問題の顕著たる「適例」として、このトンネル契約を“掘り進めてみる”として。

まずは公社が「契約時の工事金額を幾らに設定するか?」の基準にすべく。

コンサルに依頼しては、出て来た(算出された)金額が「200億円」だったと。

そこから、契約額の上限を同額に定めた後、なんだかんだと続くのですが。

とどのつまり、入札時に「手を挙げた」のは、民間(JV)「1社のみ」。

この時、民間サイドは?(ここからまた「たとえ話」を展開します)

「この工事を進めるにあたり、大きな岩もあって人員が3人は必要だ」と。

しかし公社サイドは「2人までと定めているので何とか2人でお願いします」。

「いや無理だ!」「そこをお願いします!」と、押し問答が行われた結果?

「2人で工事との方向で」と契約が結ばれ、後々…

「やはり人員が不足しているので“1人分”追加してくれ」となり、表面化。

普通そうなりますよね?至極当然の展開です。ハイ。

この背景、長年にわたる“経緯”には、無数の紆余曲折が存在し。

説明には、かなりの文字数を要すれば、結びに個人攻撃となる可能性も。

そこで、いきなり「結論」(本質)へと話を進めますと。

「誰も責任を取る体制(システム)になっていない構造的な問題」なんです。

一言に集約すれば「コーポレート・ガバナンス」(企業統治)の部分。

(企業経営を管理・監督、コントロールしては治める組織としての部分)

結局、公社のプロパー(公社の叩き上げ職員さん)って全体の約3分の1。

更に、公社内で様々な意思決定を行うにあたり、重要な役職を務める大部分は?

全て市や県からの“出向”職員で占められ。

しかも「上がり間際」(定年間近)と言えば誠に失礼ながらも、実際に…

その辺りの人々が“一定期間”公社で差配を振るっては、戻って行かれる。

(しかも県・市で、トップのポジションはローテーションが繰り替えされます)

敢えて「当事者意識」や「蓄積される経験値」「専門性」まで言及せずとも。

「何か起こるかも」にあらず「何も起こらない訳がない」構造を常に、はらみ。

そこが「たまたま」惑星直列の如く、時間的なタイミングで変数が重なり…

いっきに噴出したのが、今回の問題でもあって。

縷々書き綴りながら、私にせよ、まだまだ話は広げられるのですが。

いずれにせよ。

「こうなったモノはしょうがなく、未来志向で前を向け」なんて言えず。

議会としても議員としても、キチンと役割を果たさなければなりません。

明日(6日)からは12月議会の“一般質問”が始まり。

登壇される11人の議員の内?

半数以上の方々が高速5号線関連の質問をされますので。

「真相の究明」「再発の防止」「今後」へ向けても何卒、ご注目を。

m(_ _)m

投稿日 : 2019年12月05日
translation(訳文)

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