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長丁場の最中にアリ

今朝の中国新聞、地域面に掲載された記事より、ピックアップ。

まず見出しは、下記の通り。


『平和条例提案 21年度に』 〜広島市議会 意見公募精査が必要〜

そこで、導入文の一部を抜粋いたしますと。

「広島市議会は18日、各会派の代表でつくる政策立案検討会議を開き」

「本年度中を目指してきた平和推進条例の制定を」

「2021年度に先送りすると決めた」

「素案に対する意見公募に過去最多の598の個人・団体から」

「延べ994件の意見が寄せられ、内容の精査に時間が必要だと判断した」。

つきましては現在、制定を目指しては市議会にて協議されている…

「平和推進条例」について、私見を述べる、も何も。

現況に対して「誰よりもガッカリ肩を落としている」と言って過言なき、私。

続けますと、この度の「条例」その制定、云々の前段に。

話は約8年前に遡ります。

飲酒運転による車両の暴走事故により、一人の学生さんが亡くなりました。

私はご遺族と幾度も顔を合わせては、意見交換を行い。

まずは、誰に限らず、皆さまお一人お一人の「命」について。

その“尊さ”を改めて、皆さまで再確認、再認識すべく。

不慮の事故や事件にて命を落とされた人々の等身大パネル。

また、実際に生前、その方々が使用されていた靴を展示する…

「生命(いのち)のメッセージ展」を市役所のロビー、並びに議会棟にて開催。

(本市では「議会棟を使用する」など前例の無い、初開催となりました)

その後、市に予算を組んで頂き、各区役所(8区)でも開催されるなど。

「自らを大切にする事が、他者も大切する事に繋がる」と。

(事故による「被害者」を生み出さない為には誰もが「加害者」にならない意)

おこがましくも、皆さまで一緒に「命」へスポットを当て、「命」を学び。

そこへ並行しては、数年間にわたり本会議や委員会でも。

広島市に於いて「飲酒運転根絶条例の制定」を目指すべく…

幾度となく、訴え続けて参りました。

補足までに「飲酒運転の根絶条例」に対して、その意味(意義)を?

疑問視する人々も、世の中にはいらっしゃるかも知れません。

今一度、飲酒の運転には「アルコール依存」の要素が多分にあって。

つまりは個人の「悪癖」にあらず「疾病」に依拠するモノとも言え。

ご本人やご家族への医学的なケア。

飲酒(飲食)に関わる事業者の取組、関係団体の連携、周知、等々。

そして、私が強く訴えていたのは、同条例の制定により。

向こう50年、100年でも構わない。

もしかしたら、飲酒運転によって「失われたかもしれぬ」命が。

1つでも、1つでも救えたら、それは素晴らしい成果であり、加えて。

同条例は、ご遺族の方々へ対して…

示される、贈られる「本市の姿勢でもある」と。

しかし、県警たるや「県」警であり、そこを所管する広島「県」側は?

コレは「皮肉」ではありませんけども…

悲しい事故を受けて、直ぐに条例制定へ動いた、福岡県等と違い。

広島県の場合、条例制定へ向けて、重い腰を一切、上げてくれません。

故に、広島「市」も、その動向を伺いながらの様子見で。

なかなか、どうして実現へ向かわない。

無論、広島県議会の各会派にも投げ掛け、協力要請を行いました。

でも。向こうには、向こうの事情や言い分があるにせよ。

グルグルと堂々巡りが続き、一向に前進しない。

ならばと、数年前に今一度、条例を学ぶ為に福岡県警へ視察に行った後…

私共は議会として、当然ながら「政策立案機能」を求められており…

「自分達で条例をつくり、まずは広島市での制定を目指そう」と。

そこで「急がば回れ」と、議会内では反対意見も多く渦巻く中で。

冒頭の通り「議会内へ政策立案検討会議を創設」に全力を尽くしました。

そして、数年間を費やしながら、ようやく同検討会議の設置が実現。

ようやくです。ようやく。

この時点で、私の2期目の任期が終わり、お陰様で3期目の当選。

「さあ!」「新たに設置された検討会議で飲酒運転の根絶条例を!」

と、期待に胸を膨らませていたところ、同検討会議の“人事”を握る事が叶わず。

最初に「平和推進条例」が検討される運びに。

しかし、2年間で実現しては、次のテーマに移行する予定だったので。

この2年間、ひたすら待ち続けていたところに、この度の「延長」が決定。

熱量を持って、長い時間を費やし、諦める事なく、ここまで来ながら…。

しかし「ここで心が折れて諦める」ようであれば、それは周囲のせいにあらず。

「私の本気度が足りていなかった」だけの話。

ハイ。微塵も私は諦めておりません。

が、申し訳ないな。

ご遺族の方々へ示される「本市の姿勢」が、また先送りとなってしまった。

余談ですが、スタジアム建設など、私は15年間以上も取り組んでおりまして。

飲酒運転の根絶へ向けても、まだまだ、まだまだ、力足らず。

いずれにせよ。

飲酒運転根絶に限らず、お一人のお一人の尊い命を守る、その確率を。

たとえ「わずか」であっても、確実に上げて行く為に。

引き続き。まだまだ。まだまだ。


P.S.

予算特別委員会での長丁場が続く中、その合間を縫っては。

朝イチの時間を利用して、ようやく「私の継続事業の一つ」となる献血へ。

コツコツと。コツコツと。

投稿日 : 2021年3月19日
長丁場の最中にアリ

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