12月15日に飛び込んで来たニュースに目を向ければ。
個人的には、15年ぶりに初代ボーカルの「LISA」が復帰しては。
再度、3人での音楽活動を、リスタートを切る「m-flo」。
この辺りを長々と書き綴りたいのですが、そこは自重させて頂き。
複数の新聞紙面でも一面を飾る「与党税制改正大綱」をピックアップ。
この度は、生活へ密に関わる「税制」の…
“近未来”における方向性が示された訳であり、要約すると。
高所得者の給与・年金に掛かる税金が上げられては。
翻り、自営業やフリーランスの人々には恩恵が広がる方向で。
また、国税では1992年の「地価税」以来27年ぶりとなる新たな税。
「森林環境税」と「国際観光旅客税」が創設されると。
ちなみに、前者は全国の「森林整備・管理等」に充てる財源として。
個人住民税に年「千円」を上乗せ、年620億円の税収を見込み。
各々が有する森林面積等に応じて、各地自体へ配分が行われます。
また後者は、日本人・外国人を問わず、1人1回の「出国」につき…
千円を徴収、年400億円の税収を見込み。
訪日観光客が「快適に観光できる環境整備」に充てられるモノで。
他方、同税制改正大綱では、タバコ1本につき「3円」の増税や。
法人税関連では、従業員の賃上げや設備投資をする企業は減税。
(敢えて胆略的で簡素な表現とさせて頂きますけども)
一方で、賃上げや投資にシフトしない企業は?
一部の税優遇が使えなくなるなど、いずれにせよ。
人々の暮らしや地域に関連性を持つ“項目”は、多岐に亘ります。
そこで、上記の様な税制の話になると、各メディアからの報道でも。
「誰々層が○○円の増税!」「取り易い所から税を取る!」
「何々は減税に!」等々、キャッチーな数字やワードが飛び交うに当たり。
どうしても、それを目にする側(受け手)としては、条件反射的に…
「おいおい勘弁しろよ」ですとか「政治ってさぁ」との感情が芽生えるモノ。
しかしながら、これだけ生活形態や国民のニーズが多様化、複雑化し。
重ねて、1億2千万人もの人々が「満場一致の百点満点」と呼べる。
そんな税制など、世に存在し得ませんし、かつ。
少子高齢化に伴う、年金や介護、増大する社会保障費の問題と。
この度の税制改正を、二元論で即座「是」か「非」と断を下すは難しく。
ただし、手付かず無策の「このまま」では?
必ずや日本社会が「立ち行かなくなる」のは、自明。
私共は現在“分水嶺”を前に、試行錯誤を繰り返している状況で。
船頭も簡単に「宜候!」(ようそろう;真っ直ぐ進め)とは申せません。
ではでは。
この辺りも最新号では触れておりますので、末尾に宣伝となりますが。
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投稿日 : 2017年12月15日
『turning point』
かねてから触れている通り、現在は“12月議会”の会期中であり。
本日も、提出された議案を審査する「常任委員会」が行われました。
私は「総務」委員会に所属しておりますけども。
こうした委員会は、同日、同時刻、同時並行に…
“複数”の各委員会が開催されておりまして、無論。
「自らが所属する委員会だけ」に傾注すれば良いモノにあらず。
テレビの放送で譬(たと)えるなれば。
「裏番組で何が放送されているか?」にも気を配る必要があって。
常に種々の事前準備に時間を注いでは。
また、アンテナを四方八方へ向けておかなければなりません。
そんな日々の中、時は“師走”でございますので、引っ切り無しに…
各種、硬軟(フォーマル&インフォーマル)に及ぶ忘年会のお誘いも頂き。
しかし、これまた慌しい時節柄、出席の叶わない会合も多く。
何卒、ご容赦下さいまし。m(__)m
ではでは、まさに「グッドモーニング」を迎えられた、今朝の話を少々。
「人間とは、かくも安上がりな生き物である」(自らの事)。
そう感じた、12月13日のニュース(報道)を一つ、ご紹介するとして。
中国新聞の地域欄に「卒業献血」の記事が掲載されておりました。
内容を要約すると「崇徳高校」の3年生が、来春の卒業を前に。
「社会貢献への意識を高める」狙いもあれば。
更に「減少傾向が続く若者の献血者数を上向かせる」べく。
「卒業献血」と称して、献血バスにて“献血に協力”されたと。
ある生徒さんのコメントでは…
「経験が無い友人も、声を掛けたら来てくれた」
「社会に良い事をした実感が得られる」と。
なんとも嬉しい若人のアクション(学校の試み)ではございませんか♪
こうしたニュースを目にするだけで…
どこか心の中へ、温かい一筋の木漏れ日が射し込んだ様でもあり。
私などは、自らの取組(背景)も起因してか、応分の元気を頂戴した次第です。
顧みれば、先月の27日。
広島地区の私立中学・高等学校経営者協会の関係者の方々が。
「引き続き、広島市からの私学助成を宜しくお願いします」
との旨の“陳情書”を、市長、並びに議長へ提出されました。
その際に、私学出身の私などは、例年の事ながら“同席”をする…
に、あたりまして。
端的な表現を用いますが、一言で申しますと。
20数校の校長先生(学校の理事や副校長等を含め)が?
先方様から議会へ足を運ばれては「一堂に会する」のですから。
失礼な話、こんな「好機」を逃す手はありません。
私は、自ら作成した「献血への協力」を要請するプレゼン資料を…
関係者全員に手渡しさせて頂きました。(非礼を御海容下さいまし)
10代〜30代の献血者は、直近の10年で全国的に「約30%」も減少。
こと広島県内の高等学校での献血実施率は「11.9%」で。
全国平均「24.4%」を大きく下回っているモノであると。
この様な「献血の啓発」活動を、私なども微力ながら、末席にて。
たかだかですけども、10数年は一貫して継続させて頂いているモノで。
ゆえに、先述の「崇徳高校」が献血に熱心(非常に協力的)なのは?
以前より現場関係者からも伺い、承知しておりました。
また、そこへ「あまり食指を動かされない」(と言えば失礼なれど)学校も?
各々で何か事情を抱えていらっしゃるかもしれず。
胆略的に、献血に「協力の姿勢を示さない」学校が?
炙(あぶ)り出され、糾弾されるのは、違う話。
こと献血に関せば「誰々が悪い」云々でなく。
この度の様に「誰々が良い」にスポットが当てられるは、是でしょう♪
10代の頃から「何らかの形で社会に貢献している」(他者を救う)を…
実践、実感しては「学べる」なんて、素敵な“教育の一環”です。
Blavo!崇徳高校!
投稿日 : 2017年12月13日
『discipline』
「なぜ、こんなにも長くにわたり」
「被爆者が語られる『証言者の会』を続けているのですか?」
(メディアからの問い)
「自分のためですよ」
「自分が聞きたいから」。
(冨恵洋次郎くんの回答)
昨晩に続き、本日も、朝、昼、晩と。
この広島で、また全国的にも、国際的にも、報じられたるは?
ノルウェー・オスロでの「ノーベル平和賞」授賞式の模様。
受賞された国際NGO「ICAN」の事務局長がスピーチされた後。
広島出身でカナダはトロント在住の「サーロー節子」さんもスピーチされ。
その実体験を交えられたメッセージは、世界を駆け巡り。
同氏がスピーチを終えた瞬間。
会場は、スタンディング・オベーションに包まれました。
是非とも、内容に目を通して下さいまし。
皆さま、この賞をベアトリスとともに、ICAN運動にかかわる類いまれなる全ての人たちを代表して受け取ることは、大変な光栄です。
皆さん一人一人が、核兵器の時代を終わらせることは可能であるし、私たちはそれを成し遂げるのだという大いなる希望を与えてくれます。
私は、広島と長崎の原爆投下から生き延びた被爆者の一人としてお話をします。
私たち被爆者は、70年以上にわたり、核兵器の完全廃絶のために努力をしてきました。
私たちは、世界中でこの恐ろしい兵器の生産と実験のために被害を受けてきた人々と連帯しています。
長く忘れられてきた、ムルロア、エッケル、セミパラチンスク、マラリンガ、ビキニなどの人々と。
その土地と海を放射線により汚染され、その体を実験に供され、その文化を永遠に混乱させられた人々と。
私たちは、被害者であることに甘んじていられません。
私たちは、世界が大爆発して終わることも、緩慢に毒に侵されていくことも受け入れません。
私たちは、大国と呼ばれる国々が私たちを核の夕暮れからさらに核の深夜へと無謀にも導いていこうとする中で、恐れの中でただ無為に座していることを拒みます。
私たちは立ち上がったのです。
私たちは、私たちが生きる物語を語り始めました。核兵器と人類は共存できない、と。
今日、私は皆さんに、この会場において、広島と長崎で非業の死を遂げた全ての人々の存在を感じていただきたいと思います。
皆さんに、私たちの上に、そして私たちのまわりに、25万人の魂の大きな固まりを感じ取っていただきたいと思います。
その一人ひとりには名前がありました。
一人ひとりが、誰かに愛されていました。
彼らの死を無駄にしてはなりません。
米国が最初の核兵器を私の暮らす広島の街に落としたとき、私は13歳でした。
私はその朝のことを覚えています。
8時15分、私は目をくらます青白い閃光(せんこう)を見ました。私は、宙に浮く感じがしたのを覚えています。
静寂と暗闇の中で意識が戻ったとき、私は、自分が壊れた建物の下で身動きがとれなくなっていることに気がつきました。
私は死に直面していることがわかりました。
私の同級生たちが「お母さん、助けて。神様、助けてください」と、かすれる声で叫んでいるのが聞こえ始めました。
そのとき突然、私の左肩を触る手があることに気がつきました。
その人は「あきらめるな!(がれきを)押し続けろ!蹴り続けろ!あなたを助けてあげるから。
あの隙間から光が入ってくるのが見えるだろう? そこに向かって、なるべく早く、はって行きなさい」と言うのです。
私がそこからはい出てみると、崩壊した建物は燃えていました。
その建物の中にいた私の同級生のほとんどは、生きたまま焼き殺されていきました。
私の周囲全体にはひどい、想像を超えた廃虚がありました。
幽霊のような姿の人たちが、足を引きずりながら行列をなして歩いていきました。
恐ろしいまでに傷ついた人々は、血を流し、やけどを負い、黒こげになり、膨れあがっていました。
体の一部を失った人たち。
肉や皮が体から垂れ下がっている人たち。
飛び出た眼球を手に持っている人たち。
おなかが裂けて開き、腸が飛び出て垂れ下がっている人たち。
人体の焼ける悪臭が、そこら中に蔓延(まんえん)していました。
このように、一発の爆弾で私が愛した街は完全に破壊されました。
住民のほとんどは一般市民でしたが、彼らは燃えて灰と化し、蒸発し、黒こげの炭となりました。その中には、私の家族や、351人の同級生もいました。
その後、数週間、数カ月、数年にわたり、何千人もの人たちが、放射線の遅発的な影響によって、次々と不可解な形で亡くなっていきました。
今日なお、放射線は被爆者たちの命を奪っています。
広島について思い出すとき、私の頭に最初に浮かぶのは4歳のおい、英治です。
彼の小さな体は、何者か判別もできない溶けた肉の塊に変わってしまいました。
彼はかすれた声で水を求め続けていましたが、息を引き取り、苦しみから解放されました。
私にとって彼は、世界で今まさに核兵器によって脅されているすべての罪のない子どもたちを代表しています。
毎日、毎秒、核兵器は、私たちの愛するすべての人を、私たちの親しむすべての物を、危機にさらしています。
私たちは、この異常さをこれ以上、許していてはなりません。
私たち被爆者は、苦しみと生き残るための真の闘いを通じて、灰の中から生き返るために、この世に終わりをもたらす核兵器について世界に警告しなければならないと確信しました。
くり返し、私たちは証言をしてきました。
それにもかかわらず、広島と長崎の残虐行為を戦争犯罪と認めない人たちがいます。
彼らは、これは「正義の戦争」を終わらせた「よい爆弾」だったというプロパガンダを受け入れています。
この神話こそが、今日まで続く悲惨な核軍備競争を導いているのです。
9カ国は、都市全体を燃やし尽くし、地球上の生命を破壊し、この美しい世界を将来世代が暮らしていけないものにすると脅し続けています。
核兵器の開発は、国家の偉大さが高まることを表すものではなく、国家が暗黒のふちへと堕落することを表しています。
核兵器は必要悪ではなく、絶対悪です。
今年7月7日、世界の圧倒的多数の国々が核兵器禁止条約を投票により採択したとき、私は喜びで感極まりました。
かつて人類の最悪のときを目の当たりにした私は、この日、人類の最良のときを目の当たりにしました。
私たち被爆者は、72年にわたり、核兵器の禁止を待ち望んできました。
これを、核兵器の終わりの始まりにしようではありませんか。
責任ある指導者であるなら、必ずや、この条約に署名するでしょう。
そして歴史は、これを拒む者たちを厳しく裁くでしょう。
彼らの抽象的な理論は、それが実は大量虐殺に他ならないという現実をもはや隠し通すことができません。
「核抑止」なるものは、軍縮を抑止するものでしかないことはもはや明らかです。
私たちはもはや、恐怖のキノコ雲の下で生きることはしないのです。
核武装国の政府の皆さんに、そして「核の傘」なるものの下で共犯者となっている国々の政府の皆さんに申し上げたい。
私たちの証言を聞き、私たちの警告を心に留めなさい。
そうすれば、必ずや、あなたたちは行動することになることを知るでしょう。
あなたたちは皆、人類を危機にさらしている暴力システムに欠かせない一部分なのです。
私たちは皆、悪の凡庸さに気づかなければなりません。
世界のすべての国の大統領や首相たちに懇願します。
核兵器禁止条約に参加し、核による絶滅の脅威を永遠に除去してください。
私は13歳の少女だったときに、くすぶるがれきの中に捕らえられながら、前に進み続け、光に向かって動き続けました。
そして生き残りました。今、私たちの光は核兵器禁止条約です。
この会場にいるすべての皆さんと、これを聞いている世界中のすべての皆さんに対して、広島の廃虚の中で私が聞いた言葉をくり返したいと思います。
「あきらめるな!(がれきを)押し続けろ!動き続けろ!光が見えるだろう?そこに向かってはって行け」
今夜、私たちがオスロの街をたいまつをともして行進するにあたり、核の恐怖の闇夜からお互いを救い出しましょう。
どのような障害に直面しようとも、私たちは動き続け、前に進み続け、この光を分かち合い続けます。
この光は、この一つの尊い世界が生き続けるための私たちの情熱であり、誓いなのです。
投稿日 : 2017年12月11日
『Dear 洋次郎くん』