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石橋りゅうじ 議会棟控室

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2月4日の午前10時より開かれた「都市活性化対策特別委員会」。

議題には軒並み大規模事業が連なり、各委員(議員)からの闊達なる質疑は?

夕方まで続けられ、閉会を迎えたのは午後5時20分となりました。

改めて今回、議題に上った案件は、次の通り。

(1)魅力ある都心づくりの推進について
ア 中央公園の在り方を含む旧広島市民球場跡地の活用
イ サッカースタジアムの建設と基町地区におけるまちづくりの推進
ウ 広島駅南口広場の再整備等
エ 都心における土地の高度利用等

(2)総合交通戦略の改定について

つきましては、その内容を要約、凝縮、端的に紹介させて頂きますと。

まず「ア」の旧市民球場跡地の活用について。

同エリアは、先に策定された基本方針で「イベント・集客ゾーン」と位置付けられ。

平和公園や水辺の空間と一体となる緑豊かなオープンスペースを目指します。

そこで、本市が一定の管理料を支出しては、公園(エリア)運営を「民間」へ…

“向こう20年間”(正確には約19年間)お願いする事に。

つまりは今後、公募をかけては選定された民間業者が、自らの資金を用いて。

公園内に飲食施設や賑わい施設を設置しては、イベント等も誘致、開催。

(そこへ並行して本市も屋根付き広場やインフラ等の整備を進めます)

また、運営にあたり、基準線を上回った売り上げは一部、本市に還元して貰うと。

付言すれば、名古屋や大阪の先行事例と同様。

ある程度、定められたルールの範囲内で…

「民間ノウハウを最大限に活用し、都心部を向こう20年、盛り上げて下さい」。

を、旨とする施策が動き出しており、今後は民間と連携しながら。

「令和4年度(2022年度)内」の供用開始を目指して参ります。

では次に「イ」のサッカースタジアムの建設と基町のまちづくりについて。

コチラ、ことサッカースタジアムにつきましては?

今3月末に選定審議会が開かれ、4月末に選定業者と仮契約を結ぶなど。

目指す「スタジアム」の姿かたちや併せ持つ機能が、そこを提案した…

民間業者と共に間もなく決定され、いよいよ初夏を目途に設計が開始されると。

一方、一連の事業(と絡めた基町のまちづくり)の一環として。

前述、旧市民球場跡地と同様に、コチラの場合も「Park-PFI事業」を用いて。

いわゆる(繰り返しとなれ)“民間の資金・ノウハウ”を活用させて頂きながら。

川と緑を生かした飲食・物販・サービス等の賑わい施設、総じて…

こうした「広場エリアの整備」を、スタジアム建設に並行しては進めて行く。

この辺りの報告や審議がなされたところであります。

続いて「ウ」の広島駅南口広場の再整備等について。ですが。

この度の特別委員会終了後、在局のTVニュース等では、一斉に。

「当初事業費155億円と見積もっていたモノが急に360億円に!」

それこそ“衝撃的”なニュアンスで報じられておりましたけども、実際の話。

余談ながら、私などは8年前あたりから…

「駅ビルの2階へ路面電車を上げるには、構造物の補強、防音、新設、等々」

「事業費に構造計算諸々、抜本的で多様なる機能変更を要する事となり」云々。

過去の駅前大橋や比治山トンネルの追加費用(前例)を引き合いに出しては。

「大変な事業費になる」(無闇、無思考に「中止」を言うでなく、あくまで慎重論)と…

一貫して建設委員会等で口にして参りました。

故に、同事業に懸念を抱き、定点観測を行っていたらば、容易に推察は可能で。

(同路線の「工事を行っても宜しいですか」との意見照会を議会が認めているのですから)

突飛に“300億円オーバー”(未知数)が飛び出して来た訳ではございません。

過去からの流れを経ては、民間とも折衝が重ねられた上での「今回」。

今後のスケジュールと致しましては、令和3年度から本工事等に入り。

令和7年度春に新駅ビル開業、路面電車駅前大橋ルート等の供用開始。

令和8年度末に、バス・タクシー・マイカーエリアの完成(予定)となります。

では次に「エ」都心における土地の高度利用等について。

広島市の都心に土地勘が無ければ、ちょっと分かり辛いかもしれませんが続けますと。

平和公園の北側(旧市民球場跡地の西隣)に黒色の「商工会議所ビル」があり。

東急ハンズの西側に「市営基町駐車場」がありますけども、端的に話を結べば。

民間の商議所ビルと市が持つ駐車場、この財産同士を「交換」した後。

商議所ビルは、老朽化や景観の観点からも行く行くは、解体への道を辿り。

市営基町駐車場の場所に商議所が移転、オフィスやホテルの入る高層棟に。

コレまで地下にあった市営駐輪場も新たに整えられると。

あくまで構想に基づいた「方向性」(想定&予定)段階なので、今後は…

都市計画決定がなされたり、事業や権利変換の認可手続きを要しますけども。

出来れば令和4年度から9年度の間に工事を着工させ、高層棟は竣工へ。

また、令和11年度に市営駐輪場を竣工へ持って行きたい、との計画です。

さて。最後に(2)総合交通戦略の改定について。

こちらは読んで字の如く、本市の「交通」に関する大枠の戦略を。

新たに昨年の6月に…

10年スパンの「第6次広島市基本計画」が策定された、コチラに沿って…

改定(コレまでの戦略からのアップデイト)するモノで。

引き続き。

「都心部の魅力と回遊性の向上で+1トリップ」

「公共交通を中心としたシームレスな交通ネットワークの構築」

「誰もが安全に移動できる交通サービスの確保」

「物流・広域交流を支え災害に強い、強靭な道路ネットワークの構築」

この辺りを踏襲、かつ新たに確立して行く“方向性”であると。

以上、長々と委員会報告を行って参りましたけども、当然ながら。

「チェック機関」として、議会は重要な役割を担っており、重ねて。

ビジョンや各政策たるや?

ご理解、共有して頂いてナンボですので。

伝え上手の「翻訳家」でも、なければなりません。

うむ。精進。精進。

投稿日 : 2021年2月04日
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