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precious time

いつもは空いた時間に可能な限り早く、端的にブログを更新するので。

時には腰を据え、定めたテーマや起こった事象、自らの思い、等々について。

「ゆっくり書き綴りたい」とは常々、思っているのですが、果たして今回は?

この数日、テレビや新聞報道でも取り上げられる機会の増えた「安芸高田市」。

その理由とは、新聞の見出しを取り上げれば、あらましが分かり得るモノであり。

「副市長 応募2500人超」 だそうです。

捕捉しますと、安芸高田市は今月の4日から、東京の人材サービス会社の…

運営サイトを活用しては“副市長の全国公募”を開始。

当初は「1000人の応募」あたりを目標に据えていたところ、国内や海外より。

年齢層にして20〜70歳、公務員や医者、地方議員にマスコミ、教授、等々。

各層、各方面より…

31日の締め切りを前に、繰り返しとなれ「今日まで応募が殺到している」と。

さて。それぞれの「お国事情」と申しましょうか、現地の詳細を知り得ない私が。

報道の一部を切り取っては、即座に何かを断じる(評価を下す)つもりなど?

当然ながら、毛頭ございません。

当事者の方々からすれば、内政干渉など不要でありましょうし、何より。

今そこで「行われている(起こっている)事態」たるや、総じて、巡り巡っては。

そこにいらっしゃる人々が選択した帰結である。からして私も不問としたく。

しかし、さすれば話は「ココで終わってしまう」ので、あくまで自らの場合…

の、自論であり、ある種の持論について、コレより触れるとしたらば。

結論から先に申しておくと「行政」の運営。つまりは。

「誰々が都市を指揮すべきである」との、方向性や目標の話にあらず。

実質「誰々が都市(各自治体)を指揮している」との結果に際し。

この「誰々」が優れた都市の場合、結局は?

「副市長」(副知事・副町長等)になります。十中八九。

意味が伝わり難いと思われますので少々、コレより付言して参りますと。

まずは「行政」(執行)機関について。例えば、本市(広島市)の場合。

財政局もあれば、市民局や健康福祉局、経済観光局に都市整備局と。

幾つもの局が存在し、その局内にはコレまた数多の担当課が存在しますが。

現場の最前線で、実働隊として懸命に走り回るが、課長や課長補佐。

そこをまとめる部長、その上に次長といらっしゃいますけども、いずれにせよ。

個々の分野を担う大枠となる「局」を統括するは「局長」であり。

局長は、特定分野の専門家とも言える、いわゆる「スペシャリスト」で。

(勿論、局長は「そこ」までに局をまたいで豊富な経験を積まれていますが)

一方の副市長は、多方面に精通した「ゼネラリスト」となります。

(区役所たるや行政組織の縮図であり「区長」もゼネラリスト性が求められます)

そう。とどのつまり都市を統括するGM、ゼネラル・マネージャーとは?

秀でた識見と豊かなる知見を併せ持つ「副市長」なんです。

ならば「首長」(知事や市長)って何?との話になりますよね。

ついては、非常に“乱暴”な表現を、敢えて用いますけども。

首長が「クイズ王」になる必要性はありません。表現は不穏当ながら。

マニアックな(徹底して専門性を要す)問いへの回答は、そのジャンルに詳しく。

現場で経験を積んだ人物(役所で言えば、個々の職員さん)に任せればよく。

その回答者(職員)を知り尽くし、適否を見極め、つまりは…

組織内で最も肝要となる「適材適所の人事」を行い、その上で。

市民の方々へ、現状と未来を説いては、時に市民の方々へ胆力を求め。

時に市民の方々へ希望を届け、共に笑い、共に泣く。

そんな、ストーリーテラー、スポークスマンが「首長」であって、そこへ重ね。

過去の歴史が物語る通り、自意識があろうと無意識であろうと。

権威、権力たるや、時に全能感を得ては暴走するモノ。

(かつ暴走せずとも、自由闊達なる組織の気風は時の経過と共に失われるが常)

故に、首長は「自らよりも優れた人物」を副市長に就けなければならない。

いわゆる。

「トップが教えを請い」「トップへモノ申せる」人物を副市長に据えねばならず。

(あくまで持論です)

だから「副市長が都市を運営している」と言っても過言はなく、裏を返せば。

あくまで一般的な確率論ですが「副市長に相応しい」人物は、決して…

また、往々にして「選挙に強い」人物と、イコールにはあらず。

つまりは。

「自らが立候補しては首長になって〇〇を実現」「都市を導きたい!」は、大事。

でも私からすると、世の中には自分より優れている人々など無数に存在し。

「あの人物を副市長にしてはサポートを得て、限られた任期に〇〇を実現したい」

からこそ「私が首長になって、その道筋(段取り)を先ずは整える」。

“極言”です。極端は話をしておりますが、コレが「正道」(正当なる道理)だと…

こと首長に関して、少なくとも私は昔から一貫して「そう」思っていたりします。

なので、冒頭のニュースを見聞きするにあたり、繰り返しとなれ。

この緊急時、過ぎたる貴重な時間は二度と戻らない訳で。

「副市長を公募?」「未だに?」

と、私なんぞが外野で「暗澹たる気持ちを抱く」とまでは言いませんけども。

老婆心ながら、率直に「一抹の不安」を抱いたりも。

そこには人々の大事な「暮らし」(生活)がかかっているのですから。既に。

基本、トライアル&エラーは「立候補まで」に経験、重ねておくモノで。

難しいでしょうけども。ハイ。

誤解の生じぬよう、フォローを綴れば。

私は安芸高田市を誹謗、中傷しているのではありません。

若い首長が誕生しては、その将来を心から期待するモノです。

誰だってリングサイドからは、いくらでも口を挟めますけども。

リングに上がるには「相応」ではありません。

「相当」の覚悟と、心身ともに「タフ」さが求められ。

そう。同じ県内から、誠に僭越ながらエールを送っている次第。

みんな互いに、途上の身。しかも。

為政者たるや精進を重ね、研鑽を積み「続け」なければなりません。

まだまだ多方面について、書き綴りたき話題は山積ですが。

今回は、この辺りと致します。

投稿日 : 2021年1月30日
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