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石橋りゅうじ 議会棟控室

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潤い

各方面から「他者と接触」や「外出の自粛」等、数々の要請が発せられ。

重ねて、ひとたびテレビをつけても、SNSを覗いてみても?

常時「誰かが誰かや何かを糾弾している」。

言い換えれば、巷間に飛び交う“あらゆる論調”も…

どこか「ささくれだつ」(感情がとげとげしい様)様相で、世が覆われている昨今。

世界(国家)規模で、多くの人々がストレスを抱えていらっしゃるかと存じます。

また、こうした「負」の感情や、その発信、配信たるや。

個別の人々の生命力を「ゆっくりと削ぎ落して行く」と申しましょうか。

新型コロナウイルスが、感染者の肉体のみならず。

あらゆる人々の精神まで「蝕(むしば)んでいる」きらいは否めません。

無論、一連の騒動にわたる「着地点」が見出せない現況下にあり。

生活(経済)面での困窮、教育面での困却、健康面での不安、等々。

未曾有の窮地に追い込まれ、余裕なき立ち振る舞いに至ってしまう場合もあって。

そこは安直に「責められるモノであってはならない」かと。

しかし「だからこその今」が、全ての人々に問われているのも確かで。

ついては、私なんぞは浅学菲才で聖人君子にあらず、他者へ向かって。

偉そうに口上を述べ、行動や心のあり様を諭せる人間ではありませんが。

思想や行動を起動させる際に「何かのアクセント」となれば幸いであり。

ココに改めて、受け売りとなり誠に恐縮ながら。

「無財の七施」をご紹介させて頂くとします。

まずもって“お布施”とは「分け隔てなく(布)施す」事を指しますけども。

言わずもがな“損得”を度外視した「見返りを求めない」行いで。

「無財の七施」ですから、お金を不要としながら、心がけ一つで周囲を幸せに。

ひいては、他者(周囲)へ幸せを届ける事により「自らも幸せになれる」。

それが「無財の七施」であり、その七つとは次の通り。

1. 「眼施(がんせ)」:常に温かく優しい眼差しを周囲へ施す

2. 「和顔施(わがんせ)」:いつも明るい笑顔で他者と接する

3. 「言辞施(ごんじせ)」:時に優しく、時に叱咤激励を伴う愛情の込められた言葉をかける

4. 「身施(しんせ)」:自らの体を使って奉仕をする

5. 「心施(しんせ)」:心を配り、気を遣う、思いやりの心で相手の立場になってみる

6. 「床座施(しょうざせ)」:座席や場所、地位を他者へ譲ってみる

7. 「房舎施(ぼうしゃせ)」:家や部屋など、住まう、暮らす空間を提供する

お金も不要の無財にて、コチラからの能動的なアクション一つで…

と言いながら、このご時世に、簡単ではない行動規範かもしれません。

(そもそも「規範」と強要する種のモノではありませんが)

けども、日常空間において「狭い席、一つ譲れば、笑顔が二つ」の如く。

こんな時「だから」こそ。

打算的に「コレをやれば私に何の得が?」の前段に。

今日があるのは「他者あってこそ」で、生かされている今、ゆえに。

お互いに、お互いを思いやり、温かく。

小さな行動変化からとなれ、この乾ききってガサガサとした世の中を。

少しずつでも個々で「心」を持ち出し、持ち寄り、潤して参りましょう。

皆で一緒に。

投稿日 : 2020年4月25日
潤い

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