話の前段に、まずは数々の追加対策を盛り込んだ「国」の第2次補正予算。
その内容(主な項目)に目を向けて参りますと。
【医療・福祉】関連では?
・医療体制整備に自治体が使える交付金の増額
・減収した医療機関などへの経営支援
・医療・介護従事者らへ最大20万円の慰労金給付
【生活支援】関連では?
・経済的に厳しい、ひとり親世帯への給付金
・授業料を減免した大学などへの支援
【雇用・事業継続】関連では?
・雇用調整助成金の日額上限を1万5千円に引き上げ
・休業している労働者が直接申請できる手当を創設
・減収した事業者の家賃支援に最大600万円の給付金
・中小企業や個人事業者への持続化給付金の拡充
・減収した企業への資金繰り支援制度の拡充
【その他】では?
・自治体が自由に使える地方創生臨時交付金を2兆円増額
・長期戦を見据えた対策予備費の積み増し
あくまで上記は「主な項目」であり「全項目」ではありませんけども。
例えば「地方自治体に配られる地方創生臨時交付金」の増額などは?
休業協力金へ充てる等、各自治体が独自に使える財源へとなるモノで。
「地域の実情に合わせた対策を後押しする」狙いが込められています。
こうした国との関連性を踏まえながら本日、開催されたるは「臨時会」。
この度、新たに補正予算が組まれる事となり、そこへ伴う「事業」とは?
幾つか列挙しますと、例えば「広島市立大学における学生への支援」。
バイトの減少等、家計の急変により負担の厳しくなった授業料の減免。
また、オンライン授業の実施に伴い、パソコンの貸出や通信費の補助等。
「大学が行う学生支援」を「支援する」運営交付金を追加する。
事業費は、一般財源より「5,733万3千円」。
続いて「留学生への学業支援」。
広島平和文化センターが学業支援の為に留学生に支給している奨学金を。
コロナ禍にあり同センターが「対象者を拡充する」ココへ伴う必要経費の補助。
事業費は、一般財源より「1,174万4千円」。
続いて「文化芸術への支援」。
コロナ禍により活動の中止・延期を余儀なくされている文化芸術関係者を。
共助の精神に立って支援する者等に対し、奨学金を支給する。
つまりは「文化芸術関係者」を「支援する者(団体・法人込)を支援する」と。
事業費は、一般財源より「5,000万円」。
次に「PCR検査体制の拡充強化」。
コチラはPCR検査を医療機関に委託する「検査体制」の拡充強化と。
ドライブスルー方式で検体採取を行う医師会に対して運営費を補助する…
「検体採取体制」の拡充強化を図るモノで。
事業費は、国の負担、国の補助、市の一般財源より計「1,395万8千円」。
他にも、離職等または止むを得ず休業等により経済的に困窮し。
住居を喪失、または喪失するおそれのある方々への「住居確保給付金」。
(事業費「1億6,788万円」)
通所介護事業者等が、利用者宅の訪問など通常とは異なる形式で…
サービスを提供する場合の追加経費を補助する「通所介護事業者等への支援」。
(事業費「2億3,025万5千円」)
更には高頻度に報じられておりますが、一刻も早く観光業を回復軌道に乗せるべく。
県内等からの誘客を図り、市内での宿泊を促進する「プレミアム付宿泊券の発行」。
(事業費「2億1,500万円」)
と、コレまで「緊急支援フェーズ」の最中、皆様で取り組んで参りました。
かつ、まだまだ「緊急支援」のニーズが渦巻いている事は確かなのですが。
「段階的な回復支援フェーズ」にも徐々に重心を移して行かねばならず。
その“狭間”に於いて、今回の数々の支援策と言った感じでしょうか。
いずれにせよ、13時から開会の同臨時会は、質疑に討論、修正案も浮上し。
閉会を迎えたのは18時30分。
まだまだ書き綴りたい事は山積状態ながら、本日中に取り組まねばならぬ事も…
山積状態ゆえ、取り急ぎ「国や市の補正予算」概要報告まで。
m(_ _)m
投稿日 : 2020年5月27日
『補正の予算』