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石橋りゅうじ 議会棟控室

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よさんか!

政府が明日(20日)閣議決定する「来年度」の当初予算案は?

過去最大の今年度を上回る「約102兆6600億円」になる見通しで。

昨年の同時期に衝撃を呼んだ「100兆円を突破」との一報も。

2年連続の“一線越え”で、さながら常態化して来た感があります。

補足までに近年、税収は“右肩上がり”増加しており。

(しかし今年度の税収は最終的に「約2兆円」ほど減る見込み)

一方、足らずを補う「新規国債」の発行額は抑制されながらも。

頻発する自然災害への対応、国土強靭化に充てる臨時対策費に。

言わずもがな「歳出」(必要額)を勘案しては、予算が組まれる訳ですが。

歳出を押し上げる最大要因、高齢化に伴う「社会保障費」は…

“増大”の一途を辿り。

私なんぞが今回の「お気づきの点」を指摘するのも恐縮至極ながら。

「○○が○○になったから、○○へ○○億円を注ぐ事にする」と。

「根治治療」より「対症療法」に追われ、何よりも。

構造的な部分である「如何に財政再建への道筋を示すのか?」。

この辺りが、私の「読解力」の問題もあれ、なかなか見えて来ないところ。

と、申しますのも。

広島市に暮らしながら“国”とは「密接」にあらず「直結」の関係性にあり。

例えば、本市を1年間“運営”して行く上でも、自らで調達、工面する…

自主財源は、全体の「3分の1」ほどで、残りの「3分の2」は?

国からの交付税や支出金で「やりくり」しているが実情。

国の免疫力が低下すれば、地方が風邪をひくのは言うまでもありません。

“他力本願”は私の性に合いませんけども。

地方議会より「国」へ触手を伸ばしコンタクトできる部分は限られており。

コチラはコチラで頑張るので、そちらはそちらで頼むぞ!国会!

ってな感じでしょうか。

因みに、よく言われる事ですが、国民から納められた租税“総額”から…

国と地方へ配分される比率は「国6:地方4」。

しかし、担う行政サービスは「国4:地方6」と。

例えば、本市のような基礎自治体は、住民に最も近接している事から。

非常に多くの行政サービスを国から任され、託され、実施しております。

ゆえに、先述の「6対4」から現場へ移行すると、実働は「4対6」。

このギャップを埋めるが「地方交付税」でもありまして。

今回、国の新年度予算案では、こちらの地方交付税も2年連続の増額。

イコール「臨財債」は来年度も“抑制される”方向にあると。

補足までに「臨財債」(臨時財政対策債)とは?

本来であれば、今年度は国から広島市へ100万円の税を交付する予定。

ながら、国の台所事情も厳しく、60万円しか交付できないので…

残りの交付予定「足らず分の40万円は取り急ぎ、自らの借金でヨロシク」

「後に国が、そこも何とか面倒をみる予定ですので」が、臨財債です。

ただし、地方の自治体が「1700」以上も存在する中にあって。

地方交付税が増額されたからと言い、個々へ「莫大」振り分けられるでなし。

個々(地方)は個々で明確な規律を立て、不明確な将来を可能な限り…

予見、見通しながら、財政を運営して行かなければなりません。うむ。

環境活動家の16歳、グレタさんではありませんけども。

私にせよ「経済」ばかりを連呼したり「金、金」言いたくはない、のですが。

いち議員として、そこへ頓着が無ければ、業務や責任放棄の失格でもあり。

市民の方々が享受される「幸福」とは?

精進を重ね、研鑽の日々は続きます。

投稿日 : 2019年12月19日
よさんか!

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