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石橋りゅうじ 議会棟控室

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分科会にて

火、水、木と、続いて来た決算特別委員会の分科会。

読み解かなければならぬ“損益計算書”めいたモノでもあり。

実施された数々の施策には、如何なる効果があって。

その効果の実現に幾らを要したのか?

何故に欠損額が?何ゆえの繰り越し?等々。

そんな分科会を振り返ってみるとして。

私が「総務関係」に於いて取り上げたのは?

「災害に強いまちづくり」等について。

例えば、先の8.20豪雨災害からの「復旧・復興」のケースでは?

国から「激甚災害」に指定されましたので。

本市は「国」から全面的、大々的な復興予算を得られる事に。

しかし、甚大なる被害を受けた安佐南区や安佐北区等に留まらず。

8区(全区)内に「6000箇所以上」もの危険箇所が存在するのが、広島市。

「公共(公助)では」まかなえ切れない部分も必ずや多くあって。

「今後」は、自助に共助の確立を図りながら、決して「足りず」を憂うで無く。

手持ちの材料も勘案しながら、都市の叡智を結集させ。

「出来る事から、如何に防災、減災に取り組むのか?」

まさに“ココ”が問われている昨今。

私も質疑や幾つかの提言をさせて頂いた次第です。

では、話の前提として、先週の報道を取り上げると致しますが。

本市は国交省と共に、緊急復旧事業で25基の「砂防ダム建設」を予定。

23基は既に完成し、他の2基の内、1基は来月中に完成予定。

唯一着手できていなかった残りの1基(緑井地区)も。

ようやく工事に入り、来年の梅雨時期までには完成する予定であると。

ただし、今後は何千もの危険個所、その全てのエリアに?

「砂防ダム」など、大がかりなハード面を整えて行くは、難しく。

故に「土砂災害」を防止するにあたり。

自然を活かした「緑のダム」の整備は必須となります。

山を放置すれば、木々が密集して生え、養分を奪い合っては…

1本1本の幹は細くなり、また地表面に日光が届きませんので。

下草も生えず、空から降り注ぐ雨は地表に直撃しては、砂が流れ出る。

根は剥き出しとなり、少々の降雨でも、崩壊しやすい森林が「そこかしこ」に。

ならばと、木を伐り出しては、森林を健全な状態な保たなくては?!

しかし、所有者の高齢化や採算性もあって、手つかず状態。

コレが、本市のみならず、国内各所が抱える「問題」(課題)でもある。

そうであるならば。

現在、本市でも「法面」(のりめん)の崩壊防止策が講じられているのですが。

各市町でも散見される、あの「ワッフル」みたいな工法とは別に。

そこへ「伐り出された木々を用いる」工法を用いては如何でしょうか?と。

そうすれば「必然的に」間伐が進み(木材の率先利用)。

法面の強化に使用された木々は、徐々に枯れ果て「土へと返り」。

自然に優しく、かつ「景観」も保たれる。

(無論、TPOは問われますので、崩壊防止策の選択肢を増やす意味で)

いずれにせよ、各所の地域では…

「独自」の防災マップを作成されたり、防災リーダーを養成されたり。

次世代を担う子供達へ対し…

「防災教育」のメニュー、カリキュラムが拡充されはじめたりと。

「災害に強い」まちづくりであり、人づくりが進められている今。

「平時」からの準備、備えが大事でありますからして。

引き続き、皆様で手を差し伸べ、皆様で手を携え、皆様で一緒に。

投稿日 : 2016年10月21日
分科会にて

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