唐突ですが、気候変動による豪雨に伴って発生する大規模な土砂災害。
その頻発化、激甚化が取り沙汰されて久しい近年において。
200年、500年、1000年に一度の規模となる降雨が山肌へ降り注がれると?
平素から、いくら森林を整備しておいても、山林を大事にしておこうとも…
物理的に、表層崩壊であったり土砂崩れなど、崩れる時は崩れるのが節理。
しかし。だからと言って、国の宝でもある森林を放置しておくのは違う話で。
木々の間を保つべく、定期的な間伐を行い。無闇に伸びて来た枝を切る。
さすれば、地表に日光が当たり、下草も旺盛に生い茂り。
個々の木々は限られた山中の養分を奪い合いませんので、大きく育ち…
しっかりと根を張って大地をつかむ。
また、空からの雨粒が直接的に地面へ落ちず、下草がクッションの役割を。
崩れやすい、流れやすい、痩せた土壌の形成を防いでくれると。
勿論、人間と動物は共存共栄の間柄ですが、こうなると…
警戒心の強い熊さんだって、簡単に人里には下りてまいりません。
こうした厳然たる事実を背景に、私はかねてより森林へ入り。
同志とボランティアで、その整備に従事してきました。
「きました」。過去形?
厳密には、今なお継続中で、新年早々に竹林を整備したりも。
しかし、議会活動に並行し、近年も地域で担う役割が飛躍的に増えて。
なかなか以前ほど、高頻度に森林へ入ることが叶わず。
また、私は複数のチェーンソーを所有しては?
状況によって使い分けていたところ、「プロ仕様」のチェーンソーは、ここ数年…
1回も出動させておらず。(コンパクトなもう一方は定期的に使用)
ホントに名機だけに、倉庫で未使用、眠らせておくのが勿体なく。
かと言い、立場上、誰かれ構わず「どうぞ♪」と簡単に譲るわけにも行かず。
(色々と林業従事者の人々とも相談した上)
結果、断腸の思いで、つい先日…
売りに出してしまいました。Oh boy…。
中古なので、買取価格など知れており、お金云々ではないのです。
やはり、大自然の中で活躍すべき道具は。
そこで従事する人々をサポートすべく、そこで活躍すべきであって。
過去、広島の大規模災害時でも。
最前線で私と共に大活躍した愛機でしたけども、いずにれせよ。
これが最善かと。
愛機との別れたるや、もう可愛い子牛が売られていく…
気分は「ドナドナ状態」で非常に寂しく、悲しかったのですが。
でも、別れがあれば、出会いがあって、新たな林業従事者の手に。うむ。
言わずもがな、山は川を伝い、海へとも繋がっている関係性にあり。
嗚呼、あの甲高く勇ましいエンジン音。
どうか大空の下、大自然の中で響き渡り、僕らの…
山河を、海を、守ってくれよ。
勿論、私も人任せにあらず、引き続き。
依然、所有している各種のツールをフル活用しながら、微力なれ。
日本の自然を守ってまいる所存です。
m(_ _)m
投稿日 : 2024年1月29日
『前向きな売買&バイバイ 』