本年4月11日、朝の出来事になりますが、東大阪市内にて。
母子3人乗りの電動自転車が転倒し、路上に投げ出された3歳の男児が。
走行中のトラックにはねられ、命を落とす非常に痛ましい事故が発生しました。
パパやママが自転車のチャイルドシートに子どもを乗せて、保育園への送迎。
現在では、完全に“日常化”した町の風景です。
言わずもがな、かつては。
道交法によって原則、2人以上での自転車走行は禁止されていながら。
強い要望も後押しとなりて「安全基準を満たした」自転車に限り…
“幼児2人”を乗せる、いわゆる「3人乗り」が解禁されたのが、2009年。
しかし、たとえば近年、人気の高いスタンダードな電動自転車にせよ。
電動ゆえ、車体自体に相応の重量があり、運転者に同乗者を合わせると?
100kg前後が一定の速度でカーブもあれば凹凸もある公道を走る事となり。
わずか数cmの段差で、安定を失い転倒する可能性も指摘されているところ。
冒頭の悲しい事故に限らず、近年でも同様の事故は多発しています。
乗じて、敢えて引き合いに出してみるならば…
「ヒヤリハットの法則」。
1件の“重大事故”の背景には?
29件の“軽微な事故”と、300件の“ヒヤリハット”が存在するとされていて。
既に察しはついているかと存じますが、ヒヤリハットとは。
ある程度の事故に至らずとも。
「転倒しそうだった!」「死角になっていてぶつかりそうだった!」
等々、「ヒヤリとした」「ハッととした」事例のこと。
間もなく訪れる臨時会でも。
「道路の管理瑕疵に係る損害賠償額の決定」が6件なされますが。
(道路が傷み、その要因で車が破損するなどした事故の損害賠償)
100歩ほど譲って、「物損」で済むならば。
しかし、やはり「人命」には代えられません。
もしも、アナタが道を行くすがら…
道路の「穴ぽこ」など危険個所を発見した時は?
広島市のLINEサービスでは、お手持ちのスマートフォン等で現場を撮影し。
迅速に通報、修繕へ繋げるシステムがございます。
たとえ、命までは行かず、「怪我」レベルで納まるにせよ。
小さな怪我から大きな怪我まで、そして何より…
百の治療より、一つの予防。
皆様で、日常生活の延長に、町のパトロールをして参りましょう。
守る、守られるでなく、守り合う。是非。
投稿日 : 2022年7月26日
『日々町中是好日へ』