年がら年中、堅苦しい文章を綴っても?
それは書き手…
以上に、読み手の方々の息が詰まってしまいますので。
時には、トリビアルな話題をば。
時節柄「若い人の投票率が低い」などと報じられておりますけども。
あの意中の候補者を書き込む「投票用紙」。
そう。ちょっとツヤがありスベスベしては、やや硬質な手触りのアレです。
実は投票の用紙であっても、厳密には「紙」ではございません。
ちなみに、木の繊維をほぐしたパルプを、シート状にした物を?
世の中では「紙と認定」との明確なる定義があるところ。
あの現在の投票用紙については、木質の原料を無使用。
つまりは紙?もしくは合成フィルム?となれば、後者に選別される。
ゆえに、開票の時も紙素材の様に、折り目も正しく…
「ペタン」と完全に折れませんので、投票箱の中に入ると?
自然に復元されて、平らに戻って来る、そんな素材。
開票作業にてカウントの際も、非常に便利で。しかも。
厳密には、そのフィルムには超〜細かい穴が無数に開けられており。
(無論、見た目は一枚の紙)
候補者の名前を書き込む際も、微細な穴にエンピツの黒鉛が入って。
綺麗に「文字が読み取り易い」素材にもなっていると。
これを?
「ユポ紙」と言います。
もともとは。
アウトドアなど屋外用の風雨にも強い「地図」等に使用されていたところ。
「この地図、折り曲げにくく、収納しづらいんですけど…」
と。苦情が相次いで寄せられ。
ならば「これで心、折れてはならない」とばかり、逆転の発想。
選挙の開票時、莫大な枚数をカウントする「計算機」を…
折れない用紙ならば、これまでの様に「詰まらせない」のではないかと。
試行錯誤の上、完成したるがコチラの「ユポ紙」。
(ちなみに最近では「選挙ポスター」にユポを用いる陣営も多く)
この辺りまで読み進めて来ると、若人諸君。
繰り返せば、ちょっとツヤがありスベスベして、やや硬質な手触りのアレ…
の感触を味わい、また名前の「書き心地」を体感してみたくなったのでは?
実際の話。とても滑らかなんです。書き味が。ウフ。
さあ!投票へ行こう!
くれぐれも。
「立候補者」以外は。
自分の名前を書いて試さぬように。
投稿日 : 2022年6月24日
『ようし』