この月曜日は「飲酒運転撲滅(根絶)条例」を学ぶべく。
“念願”でもある福岡へ視察に行って参りました。
私共が関わる政治案件に於いては、数日、数週間、数ヶ月と。
迅速、短期的に達成(実現や改善)されるモノもあれば。
一方、数年間を要しながら、それでも達成されれば良い方で。
中には、あらゆる準備、環境を整えながら…
なかなか成就できないモノもあり。
かれこれ私が6年間に亘り取り組むも、未だ実現に至らぬが?
冒頭の広島における「飲酒運転根絶条例」です。
顧みれば、悪質なる飲酒運転により幾人もの尊い命が奪われ。
広島市議会でも、2012年に県知事、並びに県警本部長へ宛て。
「飲酒運転撲滅の為の条例制定を求める意見書」を提出。
その後、2014年には「飲酒運転を、しない、させない、許さない」。
こうしたスローガンの下、松井市長が飲酒運転撲滅宣言を行われ。
更には、この間も多くの議員や行政関係者の協力を得た上で。
理不尽な事故や事件で亡くなられた方々の等身大ボードと。
遺品を一緒に展示する「生命(いのち)のメッセージ展」を開催するなど。
一貫して、私共も条例制定へ向けて取り組んで参りました。
(議会棟ロビーで「初開催」となった同メッセージ展)
しかし。
様々な背景が絡み合い、歯痒いかな先達となる他都市の様な前進を見せず。
今一度、2017年には広島市議会から県知事と県警本部長へ宛て。
議会の全会一致、議長名にて前述と同様なる趣旨の意見書を新たに提出。
その後、私も繰り返し県側へアプローチ、協力要請を図るも…
どうして、状況は変わりません。
しかし。
「出来ない事を周囲の責任にする」前に。
「心底、本当に達成しよう!」との熱量が自らに問われている訳で。
ならば。
過去にも私は「議員立法」での条例制定を、幾度となく検討。
また実際に準備を進めていた経緯があり、そこで改めて認識するは…
「やはり議員立法で行くしか実現への道程は険しいモノがある」
「ならば途中で頓挫せぬよう、議会の強固で確かな体制を経て立法へ」。
正に「急がば回れ」とばかり。
この「体制」(システム)を、先ずは議会の中で新たに作ろうと。
議会改革推進会議を通じ、協議、検討を重ね、ようやく。
前期(今春の統一地方選挙前)に同システムの導入が決定し、選挙後の…
新たな議会の船出を契機に、ようやく動き出したのですが。
ここまで何年間も費やして準備、環境整備に務めて来たにも拘わらず。
そこで最初に議論されるは「平和へ向けた条例案」が、なんとか、かんとか。
オイオイ、オイオイ。誰が、何して、どうなってんだい。
Oh boy…
が、しかし。
何年間も費やし、コツコツと進めて来た準備に予定外の変数が加わろうと。
繰り返しとなれ「出来ない理由を周囲や環境のせいにはしない」。
「必ずや実現する為に、同条例を制定された大先輩に教えを請う」
を、趣意に、この度の視察となりました。
その内容や成果は、追って議会の場で私なり会派の同志から発信する所存であり。
今一度。
目指すは根絶で、新たな被害者も、加害者も生み出さない為に。
活動、未だ、継続中。
投稿日 : 2019年8月27日
『折れない心』