今週の月曜日から、常任委員会の“県外視察”がスタート。
総務、消防上下、文教、経済観光環境、厚生、建設と。
各6委員会が、それぞれの目的を持って、他都市へ視察に向かいます。
(月曜、火曜、水曜と、それぞれ時間差に分かれて広島を出発)
ちなみに、私は“経済観光環境”の委員(所属)なので…
「火曜に出発の木曜日に帰広」班だったのですが、その間に?
調整の利かない幾つものアポ、現場を抱えていた為、今回の視察は欠席。
と、そんな手前の話は別にせよ、昨日(木曜)あたりから。
先陣を切った「月曜出発班」(水曜に帰広)の議員さんが、議会棟へいらっしゃり。
視察先で「何を見聞きしたのか?」その話を色々と伺うにあたって。
例えば「福岡市」(へ視察に行かれた議員)の場合。
一昔前は、札幌、仙台、広島、福岡、この「さっせんひろふく」が?
東京や大阪、名古屋へ続く都市として、よく「比較対象」とされていました。
しかしながら、そんな他都市とのライバル関係も、今や、どこ吹く風。
時に自虐的に「広島市は他都市に大きく差をつけられてしまった」なんて論調も。
近年、巷間(ちまた)や議会では度々、耳にしたり致します。
つきましては改めて、福岡市の話。
「アジアのゲートウェイ」を掲げ、しかも国内に留まらず、アジア圏の中でも?
常に「住み良い都市」の上位に位置づけられ。
インバウンドをはじめ、域外より人々を呼び込み、交流人口を増やすべく。
あらゆる都市が観光やMICE戦略の推進へ、躍起になる昨今。
福岡市では、MICE(会議、学会、展示会、イベント)の申し込みを…
年に130件ほど、客船等の入港を90件ほど、謹んで「お断り」されているとの事。
いわゆる「手一杯」ってやつです。
他に、福岡市への視察から戻った議員さんによる仔細の話(ご報告)は。
文字数を要するので、ココでのテクニカルな部分は割愛させて頂くにせよ。
総じて「所感」を伺えば、とどのつまり…
「福岡市は都市のセンスが違う」と述べられておりました。
うむ。激しく、著しく、激しく、同意。
(私も元々、本籍地は父親の関係で「福岡」であり、そこを知る一人としても)
抽象的な表現を用いて誠に恐縮ながら、やはり「街づくり」に関して言えば。
数々の物理的なエビデンス(証拠・論拠)は大事ながら、でもでも。
「センス」(感覚)って、根幹の部分で、非常に重要。
コレは何も、愛する都市「広島」を、卑下、揶揄する「ばかり」にあらず。
近年、要所では民間の方々の新たな感性を活かしながら。
街づくりにも「新風」が吹きはじめ、広島も「変わりつつ」はあるのですが。
(駅周辺が新しくなったね♪めいた、表層的な事象でなく)
実際、ガラパゴスには失礼千万ながらも、まだまだ広島は…。
何も、ファッショナブルで、時代の最先端を行くべし、なんて事ではありません。
「自らが洗練されたセンスを持ち合せている」なんて、申してもおりません。
はい。センスです。
街づくりにも、要センス。
投稿日 : 2018年11月16日
『Sense』