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石橋りゅうじ 議会棟控室

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広島クラシック閉会

平成28年 第二回定例会(6月議会)が閉会いたしました。

そこで、今議会を振り返り、僭越ながら講評を申せば。

時に、政治関連の催しに出席すると、冒頭の挨拶にて。

「7回くらいに1回」は耳にする。

比喩として用いられたる“次の表現”があります。

「行政と議会は車の両輪に喩えられまして、バランスを保たないと…」云々。

そして、トップダウンのFF駆動で走る広島市の場合。

左前輪を「行政」、右前輪「議会」として、前に進もうとしたならば?

議会側の動力が本来の働きも、そこそこに…

「過度に左側」へ寄って(伝わって)行きますモノで。

一見、一般市民の方々からは「前進している」と思いきや?!

結局は大きくグル〜っと迂回して、元の位置へ戻って来たりする(爆)

ちなみに、コレが県の場合は、両輪は両輪でも…

昔から「自転車」状態で、それこそタイヤが「縦」に並んでおりまして。

敢えて「どちらが前輪を務めている」とは申しませんけども。

スイスイと風を切って進んで行けば、思うがままにピタリと止まったりもする。

なれど、進行方向へ向かって、左右への調整が利かないがゆえ。

往々にして明後日の方向へ出発していたりも。

しかしながら。

なにも、この広島に限らず、如何なる国、如何なる都市であろうと。

例外なく、山積される現在の諸課題が“如実に物語る”通り。

大なり小なり現在進行形で「誤り」を繰り返しているのですから。

「議会」機関の存在意義、当然の「務め」としても。

常に「行政の無謬(むびゅう)性」を問い続けなければなりません。

(無謬:理論や判断に誤りが無いこと)

それは、決して「非難」にあらず、無論「感情論」でも「好き嫌い」でもない。

ながら、指摘や提起が記号として、すぐ「造反」に変換される悪しき構造。

いわゆる「そう自然に受け取ってしまう」行政・議会の双方に携わる人々の…

“旧式マインド”の部分。

元鳥取県知事の片山善博氏などは、現職時代のスタンスが。

「政治は弱い者、声の小さい者の為にある」

「首長の面子を重んじて修正を憚(はばか)っているようでは…」

「議会の役割を放棄したに等しい」

「一方の首長も、自分が提出した議案は完璧だから…」

「全て無傷で成立させるべきであると傲慢になってはいけない」

「修正に否決も多いに結構」

「皆で県民の為に丁々発止やりながら前進しましょう」

こうした人物(為政者)でいらっしゃいました。

上記の様な度量(器)のある政界内の…

「先輩」の背中を見たいのですが、悲しいかな、少ないからな。

見事なまでに。

そりゃあ「車も前進しないぜ」って話。

でもでも。

四六時中「無い物」ならぬ「無い者ねだり」していても始まりません。

議会が閉会した翌日も、お一人お一人の生活を大切にすべく。

今日も自転車で何十キロも西へ東へ。

そこで、一句。

「夏近し、男の背中に、汗ウサギ」。

せめて後輩には、真っ当なる背中を示して参る所存です。

投稿日 : 2016年6月17日
広島クラシック閉会

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