早朝に起床して、現場へ向かおうと…
ひとたび玄関を出ると。
エベレスト山より登頂の難度が高いと言われる。
世界2番目の標高を誇る「K2」の5,000mベースキャンプ地点の如く。
「おお!今日は険しい1日になるぞ!」
そんな所感を抱いたりも。
この日は活動に用いる道具も多い事から、荷を運ぶべく。
久々に珍しく、通常の倍。四輪タイヤのハンドルを握っていると?
赤信号で停止した際に、ある交差点が目に入ってまいります。
あっ。
あのバス停は。
約12年前、当ブログにて触れた思い出のバス停。
これは、ご無沙汰しておりました。
初めて選挙に立候補して、お陰様で初当選を果たし。
初仕事、初成果となった、忘れもしないバス停。
顧みれば、13年前。
街頭にて、ある全盲の男性が道に迷っていらっしゃいました。
ご存知のように、こうした場面にて。
私は一切の逡巡(ためらい)がございませんので、直ぐに歩み寄ると。
なんでも、ある「バス停」を探していると。
そこで、当該となる写真のバス停までお連れすると。
これからバスに乗車しては、楽器のレッスンに向かう途中である事を知り。
点字ブロックが行き届いていない事も知る。
丁度、選挙を寸前に控えていたタイミングであったので。
当選後。
直ぐに区役所の担当課へ、同箇所への「点字ブロック整備」要望を届けました。
しかし、出くわすモノ全てが初体験の頃。
果たして「どれくらいの日数で設置されるのか?」皆目見当もつかず。
来る日も来る日も”あの交差点”を行き交う度に確認するのですが。
一向に進展が見られません。
そして、いつの間にか日々に忙殺され、要望を届けていた事も忘れかけていた…
そんな、ある帰宅時の晩に。
暗がりの中、鮮やかな黄色の点字ブロックを目にした際に。
声を出して、おいおい泣いてしまいました。
誠に小さくも、街づくりに貢献できた感動、実感に。
ついては。
既にお気づきの方々もいらっしゃるかと存じますけども。
何も議員に限らず。
一般市民の方々でも、同様の地域要望を出されると対応はしていただけます。
しかし、私にとっては、初めて市職員さんに要望しては「実現」した…
大きな大きな案件であり、遙かなる道のりへ向けて。
確かなる前進をみせた、はじめの第一歩。
しかも、後日。
定年間際の担当課長さんが、施工への諸々のプロセスはあるところ。
かなりの無理をして迅速に対応してくださっていた事実を知る。
あれから12年か…。
早いモンだな。
加えて。改めて再認識したるは。
当時の初心を。
忘れるどころか。
より熱く、濃いモノにして抱き続けている、そんな自分が。
現在、ここに居てくれた事実。
私は、不肖なる自らを絶対に誉めたりする事はございませんけども。
あのバス停を目にして、フラッシュバック。
どこか救われた気が致します。
一体、何から?
それは定かではありませんが。
投稿日 : 2022年12月19日
『Bus Stop』
備えがあれば、憂いはございませんので。
改めて、こちらの話題をば Pick up.
広島県は昨日(16日)、新型コロナの感染者“急増”を受けまして。
県が、県域内に発する、県独自の「医療非常事態警報」を出しました。
つまりは、現在も「病床」を確保しているのですが。
使用率が上昇の一途を辿っており、このまま行くと?
入院医療体制が限界値に達してしまいますゆえ。
早めに「警報」を発出しては、確保する病床も“更に”増やした上で。
そこへ伴いながら…
注意喚起も促し、基本的な“感染対策の徹底”を呼び掛けていると。
いずれにせよ。
いち早く「年明けにピークが…」とアナウンスしていた東京都などと同様。
広島も“このまま”感染者の増加が続けば、待ち受けるは?
新年も早々に病床の「満床」です。
昨今はWithコロナで、過度な「行動制限」までには…
なかなか至りませんけども。
だからこそ。
「意識」と「無意識」の行動には天と地の差もございますし、どこかに意識を。
参考まで、役所が週末に入るまでの資料しか手元にないモノで…
12(月)、13日(火)、14日(水)分となりますが、目を向けてみると。
市内の「学び舎」でも、明白に感染症患者が急増しています。
幾度も口にしておりますが。
「自ら」を大切にすれば、イコール…
「周囲の人々」を守る行為にも繋がります。
何卒 ( ・`д・´)/ ご自愛くださいまし。
投稿日 : 2022年12月17日
『Ryu Alert』
12月議会が閉会を迎えました。
改めて、ここに“今議会”を振り返りますと。
「近年の市議会」を如実に色濃く映し出した…
そんな、悪癖の凝縮された“典型”なる議会審議でもありました。
その心は?
私は、かねてより当ブログでも「広島市議会の機能低下が進んでいる」。
この旨、率直に(6年くらい前から)吐露しては。
また、警鐘を鳴らしてまいりましたけども。
コレは?
ちょっとした“切れ者”を演じるつもり。などの他意もなければ。
(切れ者:物事を切り回す、いわゆる才能、才覚のある人)
誰か特定人物(個人)を誹謗(ひぼう)する。そんなつもりもなく。
なにより。不遜なる「自らを棚上げした」物言いとなりますので。
「そもそもお前が言うようにはなっていないのだよ!」
との突っ込みが入るであろう事も、重々承知の上。でございます。
つきましては、前記の通り「その心」に迫ってみると致しますが。
まずもって、「議会」に求められる本務としては。
行政に、つまりは市政にまつわる物事を“執行する機関”に対しての…
「チェック機能」に「抑止機能」。
また、前向きな「批判機能」などが挙げられますけども。
表現は誠に不穏当ながら、現在の市議会は実際のところ。
何が無いって?「こわさ」が無い。
それは。
行政が、ちょっと場当たり的で、適正を欠き得る振る舞いでもしようモノなら…
そこへ着眼され、徹底的に追及、究明されてしまう「怖さ」であったり。
(決して「恫喝される」種の恐怖、怖さではございません)
各委員会や本会議で対峙した時の、言ってみれば丁々発止する際の…
「なかなか敵ながらアッパレ」との、手「ごわさ」であったり。
(決して議会は行政の「敵」ではなく、あくまで用いる比喩として)
※そもそも、なかなか「丁々発止」にまで発展しない
この辺りが近年、急速に、かつ著しく「議会」から失われているのは事実です。
行政側からすれば、これほど「楽」な議会(相手)はありません。
(2022年など過去10年間でもワーストでしょう)
無論、誤解の無きよう、ここに強く補足しておきますと。
日々懸命に活動する「議員」は当然、幾人もいらっしゃいます。
また、個々の議員の“能力”を私が云々、評論するのは違う話で。
しかし。
“最終決裁者”ともいえる議決「機関」としての機能が求められる場合。
あまりにも。それは、あまりにもeasy.
いわゆる「議会の温暖化」です。
つまりは、会派だの党派だのを超えて…
「このままでは議会の体をなさぬ」との自覚の上、懸命に踏ん張らなければ?
本当にPoint of no returnを。
そのポイント(境界)を超えてしまうと…
いかなる改善策を施しても、元の場所へは戻れない「帰還不能点」を…
確実に迎えてしまう事でしょう。
自戒の念を込めて、結びに名言をお借りするなれば。
下手くその
上級者への道のりは
己が下手さを
知りて一歩目
Aren't you worried?
投稿日 : 2022年12月15日
『温暖化問題』