まずは本論へと入る前に、遡ること「3年前の予算特別委員会」。
その「文教」(教育)関係の審議にて、私は。
発達障がいのお子さん、その成長過程における教育について発言し。
当時、使用したPPT(パワーポイント画像)を改めてご紹介しますと。
ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動性障害)。
また、SLD(学習障害)の中から、当時はADHDを取り上げ。
幼少期から12歳くらいまでの「脳機能」の成長について触れました。
学術データを直訳した表現を用いますと「一般的な脳の発達」と。
「ADHDのお子さんの脳の発達」を比較してみたところ。
確かに、ADHDのお子さんの脳の発達が遅い傾向にはありますが。
脳機能の発達も徐々に「追い付いて行きます」。行きますけども。
その“追い付くまでの間”に、たとえ失敗があっても安易に叱るでなく。
「如何に自己肯定感を形成して行くか?」が大事である。等々。
そこから、更に成長しての「就労」あたりにまで話は及びまして…
では、本日の話題へ。
“西日本新聞”の記事にスポットを当てるとして、要約いたしますと。
『SNSにあふれていた悲鳴…』
〜発達障害児向けヘアサロン「お母さん、泣いちゃうかも」〜
「ほかの子に比べて発達がゆっくりで、せわしなく動き回ったり」
「発達障害のある子にとって散髪は一大事だ」
「彼らが安心して利用できる理美容室の紹介サイト」
「“ゆっくりさんのヘアサロンサーチ”を」
「福岡の社会福祉士、栗山さんが運営している」
「目指すのは親も子も地域ぐるみで見守る社会だ」
「ゆっくりさんのヘアサロンサーチは2018年に開設」
「低騒音バリカンやはさみだけで、また椅子以外の場所で散髪できるなど」。
「10項目のうち4項目以上の対応が可能な店舗を紹介」。
「現在、12都府県の27店舗を掲載している」。
「はじまりは周囲や交流サイト(SNS)を通じて」
「発達障害のある子どもを育てる親198人にアンケート」
「35%が子どもを理美容室に通わせていなかった」
「パニックを起こして入店を拒否された」
「寝ている間にこっそり切っている」
「自由記述欄は悲鳴のような訴えであふれた」
「栗山さんの目標はサイトで紹介する店を」
「全国の市町村に広げること」
「いずれ医療機関や習い事などの情報も発信するつもり」
「孤独に陥りがちな家族も含め」
「地域みんなで見守るきっかけにしたい」。
新聞の紹介は以上となりますが、良い記事です。
「10項目の中、4項目以上の対応が…」などは、栗山さんの設定ですが。
不勉強で誠に恐縮ながら、広島にもあるのでしょうか?そうしたヘアサロン。
周囲が抱かれる所感ほど、開設に運営も簡単ではないのでしょうけど。
栗山さんの「願い」にもある通り、是非とも広げて行きたいですね。
投稿日 : 2022年4月14日
『地域で見守り育む』