起床した時点では「まさか数時間後に感涙する」事になるとは…。
そんな土曜日の朝は、地域の公衆衛生推進協議会が主催される。
「地球温暖化防止」(出前講座)への出席の為、公民館へ。
講師の先生が様々なデータを示して下さっては、60分の講演を拝聴。
非常に勉強させて頂きながら、失礼な表現となれ、事実として。
「ち、地球が温暖化っすか!?」と、感涙する人はいません。
出前講座が終わり、みんなで撤収作業を終えた後、続いて。
「あそこの交差点が危険なんです」
と、地域要望を承った場所へ向かい、現地調査。
(私は毎回、現地で写真を撮影、リポートを作成して役所へ届けます)
しかし、言わずもがな、感涙のタイミングではありません。
そして、時刻で申せば、14時あたり。
サンフレッチェのアウェイゲームが札幌でキックオフした頃?
私は「広島FDO」(フットサルリーグ)の公式戦で運営のサポートをすべく…
安佐北区のスポーツセンターにおりました。
そして、試合前にクラブ関係者から告げられます。
「本日、試合後に“三宅選手”が引退発表を致します」と。
こちらの三宅選手は。
同クラブの発足当初より背番号「10」を担うエースストライカー。
中国地方のリーグでも、幾度となく「得点王」に輝くなど。
誰が見ても「コート上でのプレーが目に留まる」素晴らしい選手で。
クラブの黎明期を牽引、支えて来られた何よりの功労者。
しかし、近年はベテラン域を迎える年齢に、故障も重なり。
苦しいシーズンが続き、悩まれた末の決断だったかと。
そんな同選手の「存在感」「功績」「物語」を知るチームメイトは?
「絶対に地元コート(安佐北区)での引退試合を皆で勝利する!」
との決意と団結の下、前半から相手を圧倒します。
2対0で前半を終了、後半戦へ突入。
エフドゥが3対1でリードして、後半も残り10分に差し掛かったところで…
相手チームは、キーパーをフィールドプレーヤーに代えて戦う…
「パワープレー」を選択し、コレが功を奏します。
自らのゴールをガラ空きにしても徹底して攻撃して来る相手が、加点。
徐々に流れが相手に渡り、なんと試合終了まで「残り4秒」で?!
とうとう相手に追いつかれてしまいました。スコア3対3。
会場の誰もが「ここで追いつかれるかよ…」と落胆するところ。
しかし、チームメイトは「絶対に勝利して三宅選手に花道を!」と。
最後の最後まで諦めていませんでした。(私は完全に諦めていた)
残り4秒から、エフドゥのボールでリスタート。
相手陣内にボールを持ち込むも、相手も必死であり、ボールアウト。
この時点で、試合終了まで、残り時間「わずか1秒」。
そして、エフドゥのボールでサイドラインから、キックイン。
(いわゆるサッカーで言うスローイン)
エフドゥ選手がボールを受けて、振り向いては、即!シュート!
相手選手がゴール前で一丸、一団となりディフェンスをする…
その合間を、地を這うようにボールは伸びて行き…
時計は「0」を指し、ブザーと同時に、ゴーーーーーーーール!!!
あの試合終了と同時に雌雄の決する「ブザービート」ってヤツです!
もうコート上もベンチサイドも我々も観客も大、大、大、大、大歓喜!
そう。ここで。
感涙♪
私の心中、脳内の…
「生涯感動スポーツアルバム」の1ページに追加した次第であり。
「この空間に立ち会えて、あらゆる縁に感謝」の有り難う。
P.S.
夜に帰宅後、今度は地域のソフトボールリーグの「打ち上げ」に行き♪
そこから帰宅後、情報を遮断していた「サンフレ最終戦」の結果を知り。
かと思えば、すぐ数時間後に翌朝が迫り。
日曜日は、朝から区内の交流駅伝大会へ。
そして午後から夜まで「12月議会の勉強会を経て」のサンデーナイト。今。
その駅伝大会にせよ、来賓の列(議員団)の中に、一人、場違いな服装が?
私は「開会式後」に、チームのアンカーを務めて走らなければならず。
そこへ主眼を置いて、この服装での「開会式・参列」なのですが。
「祝!サンフレ準優勝!」とは無関係に。
私は毎年、こうした格好で開会式に参列するので?
この様な服装の人物が開会式に紛れ込んでいながら…
誰も違和感を(あまり)覚えない。
そう。慣れ♪
そんな度量の大きい「地元区」が、私は大好きです(笑)
投稿日 : 2018年12月02日
『T&P&O(時と場所と場合)』