参議院選挙も幕を閉じ、続いて訪れたるは“都知事選”と言えど。
お江戸事情は私共にとりまして。
「無関係」とまで乱暴に切り捨てないまでも「緊密」とまでは言えず。
こと「選挙」に関しましては、明らかに平静を取り戻した感もアリ。
ながら、終わりは次への始まりでもあって、この度などは。
折角18歳や19歳の新有権者が「政治」へ興味を持ち始めたのですから。
コレを継続しては、初回を逃した「ちょっと斜(はす)に構える若人へ」も。
政治と言うよりは、社会への参画を拡大、促して行かなければならず。
早速ですが、いつかは必ず訪れる、何らかの「次の選挙」へ向けて。
公示だ告示だの号砲を耳にしては、一夜漬けの様に慌てるでなし。
平時である“今から”準備を進めて参りましょう♪
※早くも今秋には県内各地で幾つモノ選挙が訪れる
それは「投票」の為にあらず、皆で「未来へ」コミット(関与)する為に。
ではでは今一度、成人の方々も含めて「予習とも呼べる復習」からstart♪
はじめに、現在の「日本国」の人口に目を向けて参りますけども。
合計、約1億2700万人で、内訳を年齢別に見ると?
65歳〜69歳の第一次ベビーブーム世代、いわゆる団塊の世代の「1022万人」。
また、第二次ベビーブームの40歳〜45歳が「927万人」と。
上記、前後の世代を含めた辺りが、かなりのボリューム・ゾーンを形成していると。
極々“ふつう”に考えれば、第二次世代が、次々と結婚、出産へと向かえば?
自然に「第三次」のブームが「約25年後」あたりに訪れてもおかしくはなかったのですが…
叶わず。
社会(生活様式)の多様化により、晩婚化や少子化に拍車が掛かりて。
そこへ、現在など、労働者の4割以上を非正規雇用者が占めるなど。
と、分析だの時代背景に言及していると縷々(るる)終わらないので…
視点を「将来」へ注ぐと致しますけども。
まず、つい数年前に発表されて物議を醸した「地方消滅」storyについて。
広島県内の各市町でも、2040年には?(24年後の近未来です)
「20歳〜39歳の女性」が、現在よりも「40%〜60%は減少」。
顕著化する自治体など、前述の若年女性が「70%」以上も減ると言います。
「なぁに!そんな未来予想を現実化させない為に今から様々な手を打って行く!」
無論、それは分かり得るのですが、時に、遠い先の将来まで見据える事を?
「百年の計で捉えて」云々と申しますので、実際に、その辺りを覗いてみましょう。
内閣府が発表している最新データによると?
前述した通り、2016年の日本国の人口は、約1億2700万人ですけども。
コレが「2100年」にもなると、「5000万人を切る」と推計されている!?
なかなかリアリティが持てなくとも、2100年と言えば、84年後であり。
私達の子供、その孫世代が現役でバリバリ活躍している頃でもあって…
そんな「遥か彼方」ではございません。
重ねて「5000万人を切るって?」現在の「半分以下」です。半分より下。
ちょっと想像してみて下さい。
ビジネスのマーケット上でも日常のパブリック空間でも。
あらゆる場面で登場するキャスト(人々)が現在の「半分以下」。
分かり易く数値を縮小すれば、130人の国が、50人状態となる。
しかも、約「1740」もある全国の自治体が、横へ習えで「半減」するでなし。
現役世代は、職や食を求め、大都市へ過度に流入して行く可能性は大で。
過疎地域など、人口が現在の「半分以下の半分」なんて充分に想定される。
うぅむ。
冒頭のデータを見ても分かる通り、現在の例えば「0歳〜4歳」の人口は?
(団塊世代の人口より既に半減している)
何らかの理由で、悲しいかな減る事はあっても、余程か移民でも増やさぬ限り。
後世から時空を越えては「追い付いて」その年齢層を拡充する事は在り得ません。
(当たり前の話で恐縮至極なれ)
大よその高確立で「2100年に日本の人口は5000万人を切る」との話。
「おどし」でもなく、コレが現実です。
しかし、頭ごなしに「人口減少が悪」と受け取り、危機感を煽るにあらず。
「人口が減少し続ける」にも意味(理由)があり、そこは「急変」「激変」を避けながら。
上手に、前向きに、そこへアジャストして行くべきなれ。
さて。
とかく近視眼的な思想、発想、物言いが飛び交い。
かつ、一つの“何か”に居ついてしまうと?
人は、その「視座から」でしか、物事が見えなくなってしまうモノ。
若人諸君。
選挙? 政治? なんくるないさぁ〜♪と安穏としていると。
断言しよう。今後は尚更。
なんくるなんて、ならないさぁ〜♪ です!
君達の双肩に全てを押し付けるでなく。
まだまだ我々が未来への環境整備に全力を尽くして参りますが。
2100年は、そこまでSFの世界じゃありませぬ。
投稿日 : 2016年7月11日
『減少ゆえにStop!スプロール現象!』