一蓮托生

皆様もご存知の通り、広島市内では「コンクリート片の落下事故」が相次ぎ。

先週末も、徹底的な緊急点検が行なわれ。

今後も急ピッチで劣化部分の除去や破損箇所の補修が進められて行きます。

同事故の原因としては、何よりも1960年代に築き、架けられて来た大量の橋梁に関して。

当時の高度成長期下、急ピッチで進められる公共工事に使用された…

現代の基準値を明らかに“クリア不可”であろう「太田川の川砂」等の配合で生み出されたコンクリート。

その「50年」とも言われる耐用年数(寿命)の期限切れを迎え。

方々で、ヒビ割れや落下が当然の様に見られている、時の流れが生み出した節理。

でもでも、言わずもがな自然災害ではなく、人災です。

では一体、誰の過失なのでしょうか?

まずもって、条件反射的に「最も多く抱かれるであろう意見」は…

「行政」でしょう。

そんな方々へ、コレは「正論」とまでは申しませんが、話を展開して参るとして。

ちと本市の近代史を振り返るとします。

前政権下、至上命題の如く掲げられたのは?!

「プライマリーバランスの黒字化」でした。

ではでは、改めて「プライマリーバランス」とは?

文教(教育)関係、医療に福祉、公共事業等に要する行政費用を。

借金をせず、どの程度まかなえているかを示す指標。

国の場合は、国債などで調達した資金を除いた歳入から。

国債の元利払い費を除いた歳出を差し引いて計算したりと。

つまりは、借金の影響を考慮せずに、単年度の収支均衡がとれているか?否か?を示し。

「基礎的財政収支」と呼ばれたりもする。

また、国でも小泉政権下に骨太方針の一環として。

「5年間を費やしては2011年度にプライマリーバランスが黒字化する」目標が掲げられておりました。

※結果的には不況の折に経済対策が講じられ、黒字目標は2019年度まで先送りされる事に

話は本論へと戻り“広島市の場合”ですけども、肝は前記のワン・センテンス。

「借金をせず、どの程度まかなえているか?」の一文であります。

過去の本市は、この略して「プラバラ黒字化」へ向け。

時に、爪に火を灯す程に、切り詰めて切り詰めて、やって来た。

凄く乱暴で端的な物言いをしますが、行政として「市債の発行を抑制する」など、お金を動かさなければ?

プライマリーバランスは黒字化します。(正確には、そんな単純な構造ではありませんけども)

たとえば、都市の大動脈である幹線道路の整備。

国が「予算をつけますよ♪」と言って下さっているのに…

前政権(広島市)は、ある意味、それを返金していましたから。

無論、そこには相応に市の負担分も求められる。

そうなれば、ヤバイですよ。

何たって「プラバラ黒字化」から遠のいてしまいますので♪

はてさて。

ココまで来て、私が何を申したいのか?

決して、プライマリーバランスの黒字化を否定している訳ではない。

ジャブジャブと、お金が湧いてくる時代ではないのですから。

しかし、数々の都市インフラが耐用年数を迎える事を…

“事前”に明白に把握し得ながら、その辺りのメンテナンス費用を前政権下では、ことごとく削って来た。

ゆえ、飛躍した表現となれ、「現在のコンクリート落下がある」と言っても過言ではありません。

と同時に、都市に流通するお金を意識的にセーブしているのですから…

アベノミクスではありませんけども、地方自治体の施策として民間(市民)給与が上昇する筈もなく。

必然的に、市税収入も下降の一途を辿って行く。

宜しいでしょうか?

都市として、最も「筋肉質」の身体を形成しなければならない激動の時代に。

本市は、貯金通帳ばかりを眺めては、骨粗しょう症となって行き…

そこを支えていたのは、れっきとした、広島市民(有権者)の投票行動に他なりません。

広島市の“平和行政”が、一歩前進した!

との分かり易く、まぶしい「光」の裏側には…

当然の如く、鮮明に映し出される「影」の存在があり。

なので、「オイオイ!この街の未来は大丈夫かよ?」と一念発起。

私も大好きで順調だった「喋り手」の仕事、その全て(退路)を断っては立候補させて頂いた次第。

過去から、現在、未来へと。

「道」は繋がっているのです。

投稿日 : 2013年5月20日
 一蓮托生

 区っ区、区っ区♪

紫色のペダルに紫色のチェーン♪

愛車(自転車)を駆り出し、朝も早くから東奔西走。

ようやく17時半に一時帰宅を果たしました。

そして、18時に控えるは?

安佐南区からの選出議員と安佐南区役所の職員が親睦を図る…

毎年恒例の「安佐南区議員懇談会」。

朝から幾つモノ現場を回り、何人と話をしたかも憶えておらず。

重ねて、昼食どころか、まだ朝食すら口にしていなかった事にも気付き(笑)

「何か理由をつけて休んでやれ」

「ならば、この時間から久々に家でゆっくり出来るぞ」

と、悪い虫が騒ぎ始め、いわゆる懐かしの表現を用いれば…

「バックレてやろう」とも考えつきながら。

事前に「出席」の旨をお伝えしている義理?約束?もあるので。

「果たさねば」との使命感から、再度、自転車で会場へ向かう事に。

でもでも、流石に約8キロの距離を愛車で帰宅したばかりだったので、今度は?!

別の愛機、電動自転車に乗り換えて♪

さすれば、結果的には、偽るでなく率直に申して…。

「重い腰を担いでまで出席して良かったな」と感じる事に。

ちなみに、同懇談会は「海の神、ポセイドンの逆鱗に触れるのでは?」

ってな具合、毎回ボリュームたっぷり山ほどの海の幸と対峙するのですが。

何も「良かった」理由はソコでなく。

※決して贅(ぜい)を尽くしている訳ではありませんで、料理屋が鮮魚店と繋がっているがゆえ

何人もの区役所の職員さんと「胸襟ザックリ」で、忌憚の無い会話。

対話を持つ事が出来たから♪

たとえば。

「1日は笑顔から始まる!」と掲げられ、穏和な物腰で…

毎朝、通勤途中「目にしたゴミは全て拾って歩く」職員さんもいらっしゃれば。

「俺には惚れるなよ!」との山男とも…

「ロマネスク王朝の様式美に魅せられて!」との芸術家とも取れる風貌ながら…

「趣味はピアノです♪」とのギャップも宜しく、戦慄の旋律を奏でる職員さんまで。

十人十色♪

I had really good time!

お蔭様で有意義なる時間と空間を共有する事が出来まして。

とぅくどぅく(つくづく)「足を運んで良かったな」と。

とどのつまり、職員も議員も、皆!市民!

共に力を合わせ、より良い地域を築いて行く目標に到達点は一緒でありまして。

すっかり夜の帳(とばり)も下りながら。

1日で初めての食事となる、お魚は美味かった♪

投稿日 : 2013年5月16日
 区っ区、区っ区♪

 個人事業主の咆哮(ほうこう)

以前も書き綴りました通り、「議員」として。

「私は陰で何万回も素振りをしています!」と喧伝したところで。

「試合でヒットの1本も打てない」といった具合、結果が伴わなければ?

議員の場合、滑稽であり失格。

ながら、ベテラン議員が「電話1本」で済む話を。

不肖なる私は、走って汗をかくなど「労力を費やす」しかなく。

誰もが最初は一年生。

また、生来「虎の威を借る」など大嫌いなので、相も変わらず泥臭く活動しております。

個人事業主として。(That's 倒置法♪)

昨日と今日だけでも、自宅から議会棟に、各要望を頂戴した現場へと。

どう少なく見積もろうと、自転車で数十キロは走り回っていて。

その間にも、数十本の電話を繋いだりで。

ふう。

兎角、世間では色眼鏡(先入観や固定観念)で見られる“議員の立場”ではありながら。

決して自らを美化するでなくとも、今日とて、ヘトヘトになって帰宅した後…

普通に“21時に要望を受けては、再び”何キロも離れた場所へ繰り出したりもして。

「一生懸命やってる!やってる!」とは申しません。

それは、自らが自発的に立候補しては飛び込んでいる世界であり。

至極に当然ですから。

でもでも。

皆様が日常の生活をされている間、そこへ並行しては。

「昨日よりも今日!」と、ほんのわずかでも住み良い街になるよう。

良いのか悪いのか、四六時中、そればかり考えては取り組んでいる輩が存在する事も。

時に、ふと思い出して頂ければ幸いです♪

そんなこんなで、添付した写真について触れて参れば、本日の夕刻。

奥様に経営者、弁護士や代議士、私と。

皆で改めて誓っては、今後の活動方針を議論して参りました。

「飲酒運転の根絶を目指す!」と。

そう!青いバンドは?!

「ゼロ」のしるし!

まずは下記をクリックして、「遺族の願い」に耳を傾けて下さい。

HIROSHIMA飲酒運転ゼロPROJECT

法が厳罰化され、各地方で条例が新たに制定されようとも。

事故は現場で起きていて、結局のところ…

最後は「人として」個々が持ち合わせる“倫理観”の問題。

もう二度と。

もう二度と尊い命が奪われませんように。

霊前にて、心から。

投稿日 : 2013年5月15日
 個人事業主の咆哮(ほうこう)

 自らの蒔いた種

この週末も、各方面に出向いた際、政治談議に花が咲きました。

でも、つくづく痛切するのが「意識」です。当事者意識。

それは、僭越ながら「有権者の方々」へ向けさせて頂きます。

では。

当ブログの前号でも触れましたが、時代の荒波の中、懸命に企業努力を続け。

過疎化が進む地域の雇用、従業員の生活を守り。

長年の歴史にて培われた経験と卓越した技術で生み出される製品にて。

世の中にも多大なる貢献を果たした“地元”企業へ向け、唐突に生じたる新たな増税へ対し…

他都市では当然の様に導入されていた「猶予(企業の準備)期間」すら設けなかった、広島市。

行政側の事前説明に関しても、ココでは敢えて明記しませんけども。

上記など“ほんの一例”であり、同様の事例は枚挙にいとまがありません(失笑)

本市における過去の入札制度でも、地場の零細企業が、どれだけ苦しめられては倒産へ追いやられた事か。

そもそも、当時は何故にソコまで冷遇された業界が存在したのか?

全ては冒頭の「当事者」(有権者)に起因しており、率直に申せば、支援母体も含めた「選挙」です。

関連性があるので、話が少々横道に逸れますが。

内需拡大の見通しが厳しき折、時に都市が成長戦略として「MICE戦略」を掲げられたりもする。

「M」とは「Meeting」で企業の会議等。

「I」とは「Incentive」で企業の研修や慰安旅行等。

「C」とは「Convention」で国際会議。

「E」とは「Event&Exhibition」で様々なイベントに展示会。

こうした目的にて、例えば広島を訪れる方々がいらっしゃれば、必然的に滞在等も絡んで来るので。

大よそ、通常の観光客が「広島で遣って下さるお金」の2倍〜3倍は落として下さり。

こうした「MICE」要素にて来広者が増えれば、そこへ対する環境整備や“サービスの向上”等々。

幸いかな、地元には副次的な効果が次々に生まれたりと、好循環が形成され、そこへ達するには?

都市間競争が激化する時代にあり、先方様から何らかの付加価値を“広島”に見出して貰い。

「この地」を選んで頂かなければならない。

ではでは、一例として「MICE」の「C」である、都市別の「国際会議・開催件数」を取り上げてみるとして。

全国でダントツ1位は、言うまでもなく首都「東京」で、過去数年の平均を見ても、年間で「480件」ほど。

続いて2位は、我々から“約30万人”人口が多い福岡市で「約220件」ほど開催されています。

ならば、広島市は?

20番台の中位から、時に30番台すら入りませんけども、年間平均で「約30件弱」と言ったところでしょうか。

「国際」会議で申せば、ご近所に中枢都市の雄、「福岡市」がいらっしゃり♪

立派なコンベンション・ホールをお持ちであれば。

各国から要人が集えば、セキュリティー面からも皆が分散して宿泊させるべく絶対数のホテルもあって。

何より、「国際空港から都心部まで10分」の利便性。

数字(実績)に目をやれば勝ち負けの次元でなく、広島は福岡へ対し「対戦相手」にすらエントリー出来ない状態。

愛する地元を卑下しているのではなく。

都心部へ直結する「空港」とは?

諸々の「誘致」に関して他都市との競合の際、アドバンテージを得られる重要な鍵となりますが…

「沈埋工法」であれば広島西飛行場の存続の可能性もあり、本来ならばソコへ向かっていたモノを1日で撤回。

関連道路を「高架」としては、西飛行場存続の芽を摘みながら、選挙が近づけば平気で…

「都心部の空港」(西飛行場)その重要性を臆面も無く説いたりする。

1000億円の寄付を募っての広島五輪開催に旧広島市民球場の逡巡なき解体、etc。

全ては“大昔”でなく、つい「この前」の話であり、過去の歴史は?

有権者の方々が直接選挙で選んだ長(おさ)が判断を下し。

同じく、有権者の方々が選んだ“チェック機構を果たすべき”議会が承認して来ている。

総有権者の「半数」しか選挙へ向かわず、しかも、選挙へ向かった方々は?

何らかの団体や後援会に属してるからと言い…

理由も無く信じる事を「妄信」と呼び、わけも分からず信じる事を「盲信」と呼びますけども。

この「もうしん」で、検証すら行なわれず、闇雲に特定候補者(団体)への投票を選挙の度に継続してはいないのか?

生意気な物言いですが、都市の“遠い夜明け”は自らの判断、行動に起因していたりもするのです。

投稿日 : 2013年5月12日
 自らの蒔いた種

 忽(ゆるが)せにせず

円安が進み、1ドル100円を突破しては、株価も高騰。

そんなニュースを背にしながら、東京から帰広しました。

2日間に亘り、衆参の両議院会館に、経済産業省や総務省、全国商工会連合会などを汗ダクで回って来たのですが、その理由は?

ココからは「地域の事業者が直面している深刻な問題」を取り上げるので、長文となりますが是非ともご一読を。

時は昭和50年。

戦後からの高度経済成長を続けて来た国内では、大都市地域に人口や企業が過度に集中し、都市機能の低下を招いていた。

そこで、「人口30万人以上の指定都市等に所在する事務所、または事業所」に対し、当該企業の規模や活動を外形標準で捉えた上で。

「相応の負担をして頂きましょう」「その納められた税金を都市環境の整備、改善に充てましょう」

との目的で生み出され、導入された地方税に「事業所税」があります。

この事業所税は「1000u以上の事業所床面積」を越えたらば、また「100人以上の従業員」を抱えたらば。

「1uにつき600円」「授業者給与総額×0.25%」の税金が課せられる。

一例を挙げてみれば、事業所の面積が1500u規模で、平均給与25万円の従業員120名を抱える企業であれば?

不景気の折、たとえ赤字決算であろうとも事業所税における「165万円」の納税義務が発生します。

そして、この税制は別名「追い出し税」とも呼ばれ、意味合いは、その名の通り。

ただでさえ、事業者(企業)は資産割に対しての固定資産税、及び市街化区域(都市圏)に位置すれば都市計画税。

従業者割となる法人税と、幾つもの種類に及ぶ税金を納めている。

そこへ、「30万人以上の都市」に拠点を置き、100人以上の従業員を抱えていたり、工場等の敷地面積が広ければ?

固定資産税や法人税に「加えて」更に事業所税を納めなければならず、いわゆる同条件下の「二重課税」を問答無用に迫られる。

故に、事業所税が施行された当時は「そんなのタマラン!」と、郊外へ拠点を移す企業が現れると同時に。

都心部へ進出する企業への「抑止」へ寄与するなど、一極集中を避けるべく、足りない財源を補完するべく。

「時代が生んだ」とも、施行から40年弱が経過した今となっては「時代に追いついてない」とも呼ばれたりするのが、事業所税。

ではでは、これより「主役」と呼べる広島市が登場する“本題”へと移って参ります。

全国を舞台に、加速度をもって次々と市町村が合併されて行った、まだ記憶に新しい「平成の大合併」。

広島県は、市町村の減少数が「全国でも2番目」となるほど急進的に合併を推し進めたのですが、そこで生まれた、あるケースをご紹介。

この時、広島市と合併した町に、過疎化が進み、財政的にも困窮を極める「湯来町」がありました。

同町は、人口が約8千人に「町の97%を山林が占める」など、いわゆる典型的な中山間地域であり。

同様地域における経済力の培養、住民の福祉向上に地域格差の是正などを目的とされた「山村振興法」の指定地域でもあった。

たとえば、この“合併”が行なわれるまでに、旧湯来町では?

厳しい財政を立て直し、地域に雇用を、活気を生み出すべく「是非!湯来へ!」と積極的な企業誘致を展開。

実際、幾つもの企業誘致に成功するなどの成果は見られたのですが、苦しい台所事情を根本から改善するまでのハードルは高く。

躍る文字は「町の存続」や「救済」と、ある意味で、広島市との合併は必然的に迫られた着地点であり。

こうして旧湯来町は、100万人以上を誇る政令市の一員「広島市佐伯区湯来町」へと変貌を遂げます。

しかしながら、地元の事業所にとっては、この平成17年の合併が大きな転換点に…。

従来、同場所にて、工場の敷地面積や従業員数であったりと「一定規模を誇り」ながら事業を営んでいらっしゃった方々は?!

合併により「約8千人の町」から「30万人以上の指定都市」へ仲間入りしたのですから、無条件に「事業所税の課税対象」となります。

歴史を遡れば、「その事業所税を回避するべく」、また旧湯来町から「何とか地域興しに我が町へ来て下さいませんか」と熱望され。

行った先で事業を興せば、後々に今度は「ソコへ事業所税が追って来た」リアル。

そもそも事業所税とは、「30万人以上の都市部から徴収しては都市部の環境整備に充てる」が使途の「目的税」であり。

合併によって、行政区画上は確かに「政令市」とは呼ばれる事となれど、当然ながら従来地域の97%が山林を占める環境は何一つ変わっておらず。

過疎地の経済、雇用を下支えして来た事業者からすれば、こうした不条理を「ハイ!そうですか♪」と簡単に飲み込めるモノではありません。

何せ、外形標準(端的に申せば、パっと見の外見)にて、年に何十万、何百、何千万円の税金を「新たに」純利益から捻出せねばならず。

繰り返しとなれ、法人税と違い、企業の黒字や赤字などは問われず、対峙するは企業の存続をかけた死活問題。

※実際に同地域では事業所税の施行後、約1割の事業者が倒産

本来ならば、行政からも産業の進出、発展を促して貰うなど「山村振興法の指定」で支援されるべき地域で、削がれ行く事業意欲。

なれど、合併は全国津々浦々で展開されており、同様の事例は他都市でも散見される。

また、国としても、こうした状況を想定しては事前に「合併特例法」による劇的変化の緩和措置として「5年間の課税免除期間」を設けていた。

他都市の事例を申せば、三重県の四日市市など、先ずは当該事業所へ対して「合併後の5年間は免税」とし。

その上に、その後の5年間は「年に20%」ずつの段階課税とし、より分かり易く補足すれば、合併により事業所税の課税対象となった後。

翌年から5年間は納税を免除し、6年目に本来の20%課税、7年目に40%、8年で60%、9年で80%、そして10年目に法的な満額(100%)でOK♪


と、課税免除や準備期間を「10年」も設定してくれた、事業者にとっては良心的な自治体も存在しました。

こうした中、合併後に課税対象となった湯来町へ課税の免除に準備期間すら設けず「翌年から100%を要求した」全国で唯一の都市が…

前政権下の話ですが、この広島市のみです。

(首都圏に位置する全く事情の異なる埼玉は岩槻市を除き)

余談ですが、車のメーカー「マツダ」でも、人口5万人の安芸郡は府中町に本社があれば、事業所税は非課税であり。

広島市に合併すれば、「30万人以上の都市に位置する事業所」となりますので、課税対象となるのが、この事業所税。

※府中町やマツダが良い悪いではありません♪

いずれにせよ、個々の自治体で、独自に不均一の課税としたり、中小企業の救済策として特例の助成金を設ける事なども可能。

で、ようやく話は冒頭へと戻りますけども、山村振興法の網が掛かりながら事業所税を求められる地域は安佐南区や安佐北区、東区にも存在しており。

「苦しむ事業者を救おう!」「雇用を守ろう!」と、この度は首都を飛び回って来た所存。

前記など氷山の一角であり、今後も…

私など体力だきゃぁ自信がありますから♪

広い世界で身近な広島となり得たのもご縁であり、血の通う、温かい広島を目指して。

まだまだ。まだまだです。

投稿日 : 2013年5月10日
 忽(ゆるが)せにせず

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