会派、控室での出来事。
と、いきなり話は脱線しますが、時に…
「石橋さんは何処かの政党に属しているのですか?」と訊かれる事があります。
そこで、私は「ひろしま保守クラブ」という。
市議会議員55人の中で、同じ志を共有する“会派”には所属しておりますけども。
こと「政党」に関しては、如何なる政党にも属しておりません。無所属です。
話は戻り、私は毎日、複数の新聞に目を通す事を日課にしており。
中国新聞の夕刊を読んでいると…
「日本の幸福」との特集が組まれていて、今回は「遺児たち 前編」。
7歳の男の子が最愛の母を東日本大震災で亡くした後。
日々を健気に頑張っているのですが、ふとした折、祖母から掛けられた優しい言葉に。
その7歳の男の子は、何かが氷解したのか、堰を切った様に声を上げて泣き出します。
母を奪った「津波の馬鹿やろう!」「津波なんて大っ嫌いだ!」と。
掲載記事は、前述の前後も含め、もっとボリュームがあるのですが、それを読むにつけ…
いい大人が、まだ陽も高い内から恥ずかしながらボロボロと泣いてしまい。
目の前に座っていた、宮崎先生と森畠先生から「何事ですか!?」と驚かれる始末。
補足までに、この度の震災で、ご両親、もしくは父母のいずれかを失った子供達は?
岩手、宮城、福島の被災3県で「1580人」(昨年末時点)にも及ぶそうです。
「頑張れ!」でもなく、「負けるな!」でもなく。
何て言ったらいいのかな?
自らの抱く感覚なので上手く表現できませんが、一つ確かに言える事は。
被災地のみならず、ただただ「人々が人々の笑顔に包まれますように」。
まだまだ微力ながら、せめて自らの手の届く範囲内には幸せが届けられるよう。
それが、少しずつでも広がって行くよう。
引き続き、取り組ませて頂きます。
議員云々でなく、人として。
投稿日 : 2012年1月31日
『 生かされる』
人は誰も、ある種、自らの“色メガネ”を通して物事を見ています。
真実を見通すメガネ、やや偏見の度が入ったメガネに、物事が明るく、暗く見えるメガネ、etc。
このメガネを言い換えるならば、「パラダイム」と呼べるかもしれません。
パラダイムとは?
時代背景が左右する部分も多いながら、人それぞれが持ち合わす…
「物事の見方」「思考の枠組み」「自分の中の常識」「思い込み」のこと。
例えば、1枚目の写真ですが、今回のブログ・タイトル「黒いアヒル」が何処かに刷り込まれている人には?
大きなクチバシを持つ「アヒル」に見える事でしょう。
しかし、何の先入観も無く、ニュートラルな感覚で目を通したならば?
「長い耳を持つ黒いウサギ」に見える人もいらっしゃるはず。
“頭の中の回路”なり感性は、個々の人生経験等により当然ながら相違するモノで。
時に、この人々が持ち合わせる「先入観」「思い込み」「固定観念」を。
「打破」とまで行かずとも、「変換」へ向け、水を向ける事は可能となります。
そこで一例を挙げるならば、サッカースタジアムの「建設予定地」案について。
かねてから、私は「誕生させるならば多目的・複合スタジアムを旧市民球場跡地に」。
コレを「最善」の案とし、一貫して訴えて参りました。
さすれば、時に「西飛行場跡地へ建設」や「コカ・コーラウエスト広島総合グランドの改修」との要望も耳にする。
そこで。
幸いかな私には、弁護士をはじめ、建設関係、メディア、各事業コンサルタントに至るまで。
民間で結成される“検討・検証チーム”が存在します。
今後、このチームを通じて、あらゆる情報を発信して行く所存ではありますが…
話は、西区の観音エリアへと戻りましょう。
もしも、西飛行場跡地(新設)や総合グランド(改修)の場所にサッカースタジアムが出来た場合。
行きは、観衆が各々の時間でスタジアムへ足を運びますが、帰宅時は試合終了後に“同時刻”となるわけで。
「来場者の車が、どれくらいの時間で同エリアから捌ける(はける)のか?」
「スタジアム周辺から、何分で脱出できるか?」を表したのが、2枚目のどこか幾何学模様にも見える写真となります。
つまり、この資料は「周辺交差点が如何に交通処理を行なえるか?」とのデータ。
仮に、3万人収容のスタジアムが完成して、「駐車可能台数」を、周辺の土地も考慮して理想に近い「3千台」と設定。
自家用車1台につき、平均で2.5人が乗車して、シャトルバスが60台運行。
そこへ「信号の変わる時間」も考慮した数式を当てはめ、近隣の交差点から、直進、右折、左折と“可能・余裕交通量”をはじき出す。
全て明記しても構いませんが長くなるので割愛するとして、結果。
上記の観音エリアの仮想スタジアムを3万人で埋め尽くしたらば、来場者の車が同エリアから全て捌けるのに…
1時間で848台がさばけるので、バスも含め3.375台に対応するとして、「4時間」もが必要となります。
「そんなに掛かるかよ?」と感じられるかもしれませんが、あの「2002年の日韓W杯」直後のJリーグ、対ガンバ大阪戦。
観音のスタジアムには、当時、人気絶頂だった日本代表のキャプテン「宮本ツネヤス選手」の来広で12.500人の、同スタジアムにとっては大観衆。
結局、試合前に試合後も、周辺インフラは大混雑となりましたが、あれで返す返すも「12.500人」の話。
また、時に「広島高速3号線(市道広島南道路)が完成するので利便性が上がる」との声も聞かれますが、3枚目のマップに注目。
地図上には、ランプ(出入路)の設置・予定地が明記されており。
赤い矢印が「入口専用」で、青い矢印が「降り口専用」。
結局、同エリアの仮想スタジアムに南道路を使用するならば、「西側から」のみのアプローチとなり。
※東側から観音エリアには降りられません
帰宅時も、「西側へ向けて」しか南道路には乗れず、その道路も川を渡れば、直ぐに次のランプで強制的に下車となる。
このランプが、試合開催日は、ビッグアーチと同様、大混雑する事は火を見るより明らかです。
※ビッグアーチに隣接する五日市ICは、あれだけ横幅を設けて、幾つモノ出入り口がありながら、往路などインターから出られない渋滞が発生する
また、何よりも大事なのは、第二次、第三次の「波及」効果。
旧市民球場跡地ならば、試合後、街中へ食事に、飲みに、語りに、買い物へ出向く方々も“相当数”発生し、ひいては宿泊へつながる可能性も。
ならば、ビッグアーチは?観音では?
極端な表現を用いますが、行きは自宅からスタジアムへ、帰りはスタジアムから自宅に“パラシュート降下する”みたいなモノ。
無論、私の書き綴る内容も「パラダイム」であり、あくまで「私見」(私なりの思考の枠組み)と言えながら。
「観音エリア熱望」も、一つのパラダイム。
このパラダイムを変える事を、パラダイム・シフト、パラダイム・チェンジと呼びますが、そこへ必要なるは?
相手を言いくるめるでなく、理解しては納得を頂ける、最低限の「科学的根拠」なのかもしれません。
ですから、今後、そこを発信して行く所存であれ。
最も重要なのは、首長に然り、議員や職員も然り。
「私の任期中(そのポストにいる間)は波風を立てないでくれ」とのパラダイムをシフトする事ではないでしょうか。
頼むからさ。
1度しかない人生、火中の栗を拾いに行こうぜ!
投稿日 : 2012年1月30日
『 『黒いアヒル』』
「徳は弧ならず、必ず隣りあり」
徳のある人は、孤立する事なく、それを理解し助力する人が必ず現れる。
報いを求めず、徳を積んでいる者は、決して1人ぼっちにはならず。
どこかに必ずコレを知る者が現れ、心からの協力をしてくれる。
と申す通り。
たった一人の学生が、東北の被災地から沢山の方々が広島に避難されている事を知り。
「自分で何か出来る事はないか?」模索、思案、動き始める。
すると、同様の考えを抱く、沢山の学生が賛同。
共にアクションを起こしました。
いきなり大きな事は出来ないが、では我々に何が出来るのか?
広島へ避難して来られているご家族は、ご主人が、そのまま現地へ残り仕事をされ、復興に尽力され。
奥様と子供だけが、広島で生活されているケースも多い。
簡単には知人も増えて行かず、日々の生活にも、常に慣れない土地での不安が付きまとう。
そこで。
「自分はサッカーを通じて、沢山の友を得ては、沢山の事を学んだ」
「そうだ!サッカーを通じて、東北と広島の方々をつなごう!」
更に行動を起こしました。
各方面に頭を下げてはイベント主旨を伝え、協力を要請。
学生なので潤沢なる資金があるわけでなく、幾度も街頭で募金活動を行う。
さすれば、学長が大学でのイベントを許可。
地元地域の方々が、炊き出しなど人材を派遣。
その輪は県域にまで広がり、各方面からも様々な物資が寄せられる事に。
サンフレ・ユースの森山監督をはじめ、全選手(高校生世代の学生)が協力を申し出てくれ。
サンフレッチェ広島も、ヒサト君や東北に縁(ゆかり)のある、中島選手、高萩選手の派遣を承諾。
イベント当日には、数百人の人々が集い。
終始、ボールを追いかける子供達の、ご父兄の笑顔と笑い声に包まれ。
大成功に終わりました。
「東北と広島、地域と地域、人と人をサッカー交流を通じて、つなげたい!」
一つの信念から、365日分の「わずか1日」ではありましたが、素晴らしく尊い時間が流れ。
それは温かい空間が生み出されたのです。
イベントの最後には、参加者全員で手をつなぎ、輪を形成。
互いの手で、血の通う人肌の暖か味を知り、つながっている意味を。
「誰も一人ではない存在」を確認しあうと共に。
日常を頑張っている人々に、それ以上「頑張って!」と告げるのは酷ながらも。
みんなで上を向き、まさに手に手を取って「より頑張って行こう!」と誓い合いました。
人って良いね♪
私も全力で司会をさせて頂き。
「石橋さん!ノドが渇いたでしょ?!」「コレをっ!」
と学生スタッフから手渡されたドリンクが…
修道水!(爆)
中に入っているのは、ただの水道水なのか否か知るよしもありませんが(笑)
心身ともに、潤った1日であり。
熱き若人(わこうど)に感謝。
投稿日 : 2012年1月28日
『 22歳に教えられ』
先日、毎日新聞にて報じられておりました。
要約すれば。
『東日本大震災 交流サッカーで「復興」を「福幸」に』
『修道大の学生ボランティア、28日イベント◇被災地と広島、つながろう子どもたち』
「広島修道大の学生ボランティア団体「Rapport(ラポール)」が28日」
「東日本大震災の被災地と広島の子供達を集めたイベント」
「東北と繋がろう<福幸>交流サッカーを開催する」(ラポールは仏語で“つながり”の意味)
「代表の岡本佳大さん(22)は『広島から出来る事が沢山ある、被災地と広島の子供達を繋げたい』と意気込む」
「ラポールは昨年12月に結成し、メンバーは約20人」
「まずは音頭を取ったメンバー3人が福島県でのボランティア活動に参加」。
「岡本さんが個人で集めた募金約50万円で、現地の少年サッカーチームとの試合やフットサルボールを贈るなどした」
「岡本さんは小学3年でサッカーを始め、高校2年時に高校総体で優勝」
「大学でもサッカー部に所属するなど、サッカーで人間形成をしてきたので」
「サッカーを通じた被災地への支援を考えてきた」
「交流会は午前10時半から同大学の第2グラウンドで、被災地と広島の子ども約150人と保護者を集めて開く」
「年代別ミニゲームや握手会、ビンゴ大会なども行なわれる」
「昨年末のミーティングで岡本さんは「『復興』を『福幸』にしたいと挨拶」
「メンバーから『やってあげる』ではなく『一緒に楽しむ』感覚が大事などの意見があり、議論を深めた」
「東日本大震災は、ボランティアなどの経験がなかった岡本さんにとって衝撃だった」
「福島県では被災者の『前向きさ』に驚いた」
「広島に避難した人は被災地に残った人の目を気にするが、福島の人は子どもや孫のことを考え、もっと前を見ていた」
「そのギャップを埋めたい」
「広島に避難した母親への支援も考える」
「母親達は子供の事を考え、苦渋の決断をした」
「被災地に残った人の目を気にしたり、広島で友達ができずストレスを感じる人もいる」
「母親同士をつなぐことも必要」
次に、新聞に「掲載されていた連絡先」なので、敢えて明記させて頂きますけども。
「被災地からの避難者で参加希望者は、27日までに岡本さん 090・8066・4140 へ」(学年は不問)
宜しいでしょうか?
「学生が」「学生が」と下に見るでなく、22才の成人が…
若者達が、未曾有の大災害と向き合い、自分達でも「何かが出来るのではないか?」とアクションを起こしました。
私も早い段階より上記の岡本君から相談を受け。
打合せを重ねては、イベントの企画や運営に関して色んなアドバイスをさせて頂きましたけども。
何が?って、彼らの純粋に、真摯に活動する姿には、本当に頭が下がります。
この手のイベントとは、大よそ当日を迎える前に「結果」は決まっているモノで。
今回など、大成功でしょう!
あれだけ熱量を注いでは長きにわたり、若者達が一生懸命に取り組んで来たのですから。
そして…
微力ながら、私も司会でお手伝いさせて頂きます。
青空の下、人々の笑顔が溢れますように♪
投稿日 : 2012年1月27日
『 つなげる つながる』
ニュース番組を観ていると…
今春、千葉県は木更津にオープン予定の“大型アウトレット店”の話題が報じられており。
「外国人観光客・獲得」も視野に入れているとのこと。
そこへ付随して報じられるは、中国や韓国といった東アジアから日本を訪れる観光客の近況。
例えば、経済成長率の鈍化が言われながら、今後も巨大な市場を武器に、世界経済の鍵を握る中国。
この中国から日本へ訪れる観光客は、年間で「約120万人」前後。(年によって増減あり)
※韓国からの観光客は近年、年間で約160万人〜250万人(年によって増減あり)
近年、中国では富裕層だけでなく中流層の渡航も緩和され。
ゆえに、ショッピング等で1人あたりが「日本で消費するお金」が若干“低下”傾向にありながら。
それでも、1人につき平均で「約16万円」は、いわゆる外貨を日本に落としてくれています。
首都圏、また九州では長崎や福岡も然りで。
ショッピング・スポットの至る所で見られるは「welcome」の象徴。
決済時に利用されるは、総発行枚数「13億枚以上」を誇る、中国人の打出の小槌とも言われる。
「銀聯(ぎんれん)カード」使用可能の看板、表示ですが…
広島では、皆無。
確かに歴史的な背景はあれど、他の都道府県と比べても。
“東アジアから来広”される観光客が少ないのは実情で。
ココも改善するのか否か?は懸案事項ながら、そもそも広島の戦略とは何?
なかなか明確には見えて参りません。
話は冒頭へ戻り、アウトレットは「どこでも成功」するわけではありませんので。
安直に青々と茂る“隣りの芝”ばかりを羨むことはなくとも…
先だっての日本経済新聞にも、ある広告に「大阪駅・周辺」(未来像)が載っておりまして。
トンテンカン♪トンテンカン♪と建てに建てては?
「なんでやねん!」「どないやねん!」と、この時代背景を余所目に大阪も開発が進んでおります。
ともすれば、時に「V字回復」との表現がありますけども。
ある“比喩”として、売り上げに伸び悩む「パン屋さん」があったとして。
営業が苦しいのですから、アルバイトの人件費や材料費など、あらゆるコスト・カットに着手する。
切り詰めて、切り詰めて。
しかし、この道を歩み続けても、お店の繁盛など到底見込めません。
本当に商品に自信があるのならば、広告・宣伝費を投じる。
まだまだ製品のクオリティが追いついていなければ、食材の厳選、作り手が本場や人気店へ修行に等々。
ある程度、「打って出る」なり何かを投じなければ“現状維持”すら困難を極めるのは節理。
“食”ついでに、スーパーマーケットでも。
入口でのお買い得品や時間帯サービスといった具合に「赤字覚悟」の商品でお客さんを呼び込んでは。
他の部分(商品)で売り上げ(利益)を出し、前述「赤」の部分を補い経営して行ったりと。
いずれにせよ、行政との「街の運営」にあたり。
こうした“経営者”的な感覚なりセンスが求められるのは言うまでもなく。
「議員はチェック機構、かつ行使するは議決権で、上がって来るモノを待つのみ」
なんて議員として「怠惰」以外の何物でもなく、様々な提言、提案もして行かなければなりませぬが…
言っても、注目すべきは「面舵いっぱい!」と叫ぶ、TOPの手腕!
※前政権は「取舵」気味でしたが(笑)
「頭が良くて性格が良い」なんて星の数ほど存在します。
大事なるは、そこから。
今後も、松井市長に“要注目”です!
投稿日 : 2012年1月25日
『 貴方が船長!私は言うこと機関長?』