ハーフ&ハーフの議会

本日は「厚生委員会」が行われ。

集中的に議論が交わされるは?

「地方独立行政法人広島市立病院機構中期計画の変更に係る認可」について。

いわゆる、安佐市民病院の建替えに伴う「医療機能の分化整備」」の案件であり。

言わずもがな、各議員からの質疑が渦を巻き、混沌とする委員会となりました。

そして、いよいよ明日は9月議会の最終日を迎える事となり。

本会議場で行なわれる安佐市民病院関連の“採決”として、前回は?

議員の賛否が「25対25」で真っ二つに分かれ、最終的には議長採決で「否決」の結果に。

果たして明日は?!

そこで、市民の皆様へ対して「現政権」(現広島市政)について…

話したい事が「軽く180分」はありますけども、先ずは一人の議員として「私」の話を。

申し訳ありませんが、私は「何が何でも現地建替え派」ではありません。

当たり前ですが、病院を建替えて建設するなら「広大なスペース」に…

ゼロ・ベースからデザインした方が、明らかに「良いハコが出来るに決まっている」。

でも、上記の通り、コレはあくまで「ハコ」(外形)限定の意味に於いて。

分かり易く補足すれば、「JA尾道総合病院」の様に。

建替え以前は、尾道の南側にある島々からの来院をはじめ。

各方面からの患者さんがバランス良く“気軽”にアプローチできていたモノが。

(気軽:「コンビニ受診」めいた意味にあらず)

移転後は、確かに病院は新しくなって機器も機能も向上しながら?

山地部に移設されたが為、安直に「不便」「改悪」とまで申さずとも。

明らかに“病院と患者さんの関係性”は変わってしまいました。

話は戻り、「何が何でも現地派」でないのであれば。

「荒下地区への移転派」であったり、「医療機能の分化」を支持するのか?

となれば、その双方を熱烈に推す事はなく。

上記の「3案」は、それぞれメリットとデメリットがある。

重ねて、幾つモノ制約や諸条件の下、「満点」は見込めずとも…

ただし現実問題として、どこかに「着地点」を見出すしかありません。

さて。

過去の当ブログにて、唐突に行政から「分化案」が掲げられたので。

「私は県内でも屈指の知見と経験を持つ人物“複数人”にヒアリングを行なった」

と、書きましたけども、上記の人物は異口同音に、こぼされておりました。

「現在の安佐市民病院は、院長が院内を本当によくまとめて運営している」

「頑張っている」「踏ん張っている」

「しかし、医療とは時代にそぐう機器や環境が必須であり」

「安佐市民病院は、その改善へのタイミングを完全に逸してしまっていて」

「1日でも早く環境を改善してあげたい」と。

また、全国的にも医師や看護士の不足が叫ばれる折、例えば市内の日赤病院などは?

先だって、新たに建替えられた事により、今後への道筋と希望が芽生え…

「研修医が増えた」との好例で、安佐市民病院も「そうしてあげたい」と。

で。

あくまで「現場の率直な声」(心の叫び)を申し上げますと。

上記の通り、いずれの案にもメリットにデメリットがあれ。

総合的に評価して、「敢えて1つを選んで下さい!」と迫られたらば?

やっぱり「あの案」だそうです。本音を申せば、そこにあると。

(無論、百人に訊いては「百人の満場一致」とまで行かずとも総じて)

ただし、望む案に固執しても、悲しいかな時間は過ぎて行くのみ。

これ以上「振り回されない」為に、現場は如何なる案でも呑むだろうから…

「1日でも早く方向性を決めてやって欲しい」と。

現況を伺えば、伺う程に「周囲が現場へ罪な事をしているよな」と、どこか申し訳ない気持ちに苛まれたり。

うむ。

「これより先」(下段)の話は?

無根拠で非科学的となりますので、話半分で読んで頂ければと存じますが。

誰しも、「第一印象」を抱いたり、「肌感覚」を覚えたりと、「直感」ってあるモノで。

この「直感」とは、統計を取ってみても?

後々に選択する判断基準や結論、結果と「ほぼイコール」になる確立が高いそうで。

例えば、入学や就職の試験、その面接にて「面接官」は?

「志望者」が面接部屋に入って来た第一印象(直感)で?

その後に何を質問して何が返って来ようとも、「始めの時点」で当否が決まってしまうモノである。

で、あったり、それは選挙時の「選挙ポスター」然り。

何人もの候補者ポスターが看板に貼られ、並んでいながら。

投票前に、候補者の“人となり”が分からずとも…

「あっ!この人と、あの人は当選するだろう」と有権者の方々が抱いたらば…

その結果は、選挙後に「まず当たっている」モノであると。

私達も、何かに遭遇する度、「無意識」に抱いている」モノで。

例えば、「あの百貨店の○階に○○の店舗が入るけど流行らないだろうな」とか。

「そこの交差点に面した空地にコンビニが出来るらしいが、コレは便利で賑わうよね」ですとか。

「この人とは無性にウマが合う」と感じていたら、いつの間にか親友になっていたり、等々。

で、繰り返しとなれ、安佐市民病院の「答探し」に誰もが難航する折。

私は、恣意的に、意図的に、何かを、何処かへ、誰かを、いずれかに誘導したいにあらず。

かつ、非科学的で甚だ恐縮なれ、ココまで来ると?

やはり、現地を知り、現場を知り、相応の主観と客観性を併せ持った方々の…

ファースト・インプレッションが「全てだったのではないか」と感じます。

そう。

あの頃は、色んな意味で触手も伸びず、まだ地元は「まっさら」の状態に近かった、2012年7月末日。

「地元の安佐医師会」が病院の建替えについて臨時総会を開き。

荒下地区への移転に対して、「アクセスが脆弱すぎる」であったり。

会員331人の内で「279人が反対」されました。(投票としては「現地への建替え」に同数が賛成)

この辺りの実数(下された感情であり直感を伴う判断基準)が…

「バスを、あそこへ走らせます」「道路を拡幅しては車線を増やします」

「時々、短い電車が訪れます」「ならば病院を分けちゃいましょう」等々、この辺りの条件を提示させられたからと言って?

「279人中」に何人が「ならばOKです♪」と賛成に転じられる事でしょうか。

今日まで、色んな「後付」で目隠しされて参りましたけども、とどのつまり。

大よそ「当たる」モノです。

アレだのコレだの外部より操作される前の…

人々の「感覚」であり「直感」って。

はい。

この種の話とは別に、私も今日を迎えるまで取材と熟考を重ねて参りましたので。

今回も、キチンとした自らの判断基準、その根拠を基に。

態度を表明する所存です。

果たして、広島市議会議員54名の賛否による行方は如何に?

投稿日 : 2015年9月28日

月別表示

最近の記事

インフォメーション

石橋りゅうじ 議会棟控室

Tel.(082)504-2442

スマホ版サイトは以下のQRコードから。