山男にゃ…

今週の週末は、土曜、日曜と両日にわたり。

朝の8時過ぎから夕方の6時頃まで、「チェーンソー講座」の受講。

初日は、兎にも角にも「座りっぱなし」状態で、終日の「座学」。

「伐木(木々の伐採)作業に関する知識」から始まり。

「チェーンソーに関する知識」として、整備・点検から取り扱い方法に。

「労働安全衛生法」など、林業にまつわる法令関連に及ぶまで。

テキストとノートを手に勉強。

そして、二日目は。

実際に、教室内へチェーンソーを持ち込んで。

改めて、その使用法や点検・整備法に注意事項まで。

また、午後からは、実際に屋外へ大木が用意されては。

チェーンソーを手に、伐採の実地訓練。

※2枚目の写真は安佐南区内の「砂防堰堤・建設現場」であり講習と無関係です

ココまで書いたらば、誰もが感じられる事でしょう。

「一体どこへ向かっているのだ?石橋竜史!」と。

そこで、如何なる順列で何から説明すれば良いのか分かりませんけども♪

はじめに、全国的にも整備の行き届かぬ「放置林」が常態化しては。

土砂災害の防止等に寄与するどころか、助長する様な環境下。

また、これだけ私有林の多い日本国にて。

森林の所有者が分からない、お隣さんとの境界線が分からない。

所有者や境界線が分かっても。

関係者の高齢化もあれば、手掛けるほど赤字になる可能性。

重ねて、所有者が遠方へ引っ越されている、等々。

貴重であり潤沢な財産である森林が…

「放置」全盛の時代を迎えている昨今。

林業とは現場が「大自然」であり。

自然は人々へ安らぎや憩い、レクリエーションの場を提供すると共に…

平気で「猛威」を振るう、二面性を持っていて。

また、そこで扱う前述の「チェーンソー」などは?

清掃業務に用いる掃除機なんてレベルでなし。

油断すれば、事故があれば?

サクっと身体や命を持って行かれるツール。

伊達や酔狂で、キャッキャと浮かれて手にする道具ではありません。

ただし、広島に限らず、この日本国内に於いて。

放置林を放置する事は次世代への責任放棄。

とも言え。

何も「ハーメルンの笛吹き男」の如く、私が“先頭”に立ち。

オイルの匂いを漂わせながら、チェーンソーのエンジン音を奏で。

「皆よ!ついて参れ!いざ山へ入らん!」

と、いきり立ってパフォーマンスを繰り広げているにあらず。

ココまで長々と書き綴って来た通り、賛同や協力者が増えるか、否か。

その「まずはキッカケづくり」を、誰かがやらねばならず。

(何も皆が重装備で山へ入れるでなし、まず現状を「知る」必要性)

メディア媒体やネット上、友人知人からなど、世間の何処かにフックが無ければ?

人の心は、興味は、関心は、問題意識は、引っ掛からないまま。

森林は放置されたままとなり、時は無情に流れてしまう事に通ずる。

この度、講習を受講されたのは、県内各所から集われた…

老若を問わない約30名弱。

その中で、「私のHPを閲覧して下さる70歳」の男性がいらっしゃれば。

「テレビ見てましたよ!一緒に写真を撮って下さい♪」

と、笑顔で近づいてくる若人もいらっしゃり。

何も、私ごときがファッション・アイコンならぬ「森林・アイコン」に成り得ずとも。

過去のバックグランドに現在「身を置かせて頂いている立場」を含め。

微力でローカルであれ、多少の発信力は持ち合わせているので。

率先して「キッカケ」と「情報」を不特定多数に散布している状態。

そこで、聞きかじった事だけを「分かった風」に語っても信憑性を伴わず。

共感すら得られないので、現場にて実際に取り組んでは…

実学を得ている次第でありまして。

(当然ながら今後も一人の市民として継続しては森林整備に携わって行きたく候)

元来、私などは。

スーツをピシっと着こなし、オフィス街を颯爽と歩くタイプの人間にあらず。

無骨ながら温かい職人気質のオヤジさん達と作業着をまとい。

現場で肉体を駆使して汗を流し、17時の終業時間を迎え…

頭から水をかぶり、洗顔しては帰宅するタイプの人間なので。

※高層ビルの屋上から吊り下げられる「ゴンドラ」(高所作業)の免許も所有しては従事していた通り

森林整備の現場など、「ホント水が合う」と申しましょうか。

心地イイ♪

繰り返しとなれ、例えば「砂防ダム」だけで土砂災害が防げるにあらず。

人と自然の共生により、「災害に強い自然環境を築く」。

では、末尾に一言。

山の放置はアカン!

投稿日 : 2015年8月30日

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