蹲踞(そんきょ)と選挙

各界、各層から構成される仲間とは、かくも有り難く。

それは、様々なバックグラウンドと“現場”を持つ人々で構成され。

お陰様で「刺激」を頂戴する事も多々。

そんな同志が定例にて催す会合に昨晩も出席し…

ある話に及びました。

何かと申せば、同日の日経新聞(4月22日)朝刊の記事。

「日本で最も難しい試験」について。

なんでも“それ”は、「剣道八段の審査」と言われているそうで。

なにしろ合格率は「1%」。

「七段取得後、10年以上も修行を積み」

「かつ46歳以上の猛者が集まっては、それぞれ4回も立ち会う」。

技量は当然、風格や品位まで問われ。

10年以上も挑み続け、70歳代で合格する人も。

合格率は1%なので、パスするのは稀であり。

「結果が気にならなくなった頃に合格するモノ」でもあるとか。

ふむ。私の様な門外漢でも、率直に…

剣の道に秀でたとて、若くては成らず。

一層、剣の道に秀でたとしても、がさつで野放図なれば不適合。

うむ。深く、険しい。と、感じてしまいます。

更に、前記の紙面では、「ところが…」と続き。

正念場を迎えたはずの統一地方選挙・後半戦では?

「まるっきり違った戦いが繰り広げられている」と。

続ければ。

「19日に告示された市長選では27市で立候補者が1人しかおらず」

「既に無投票で当選が決まり」

「合格率100%という驚きの審査は全体の3割を占める」と。

「前半戦で開票が終わった道府県議選でも」

「無投票は総定数の2割に上り、当選した理由は?」

「立候補したから」と言うわけである。

末尾に。

「地方の消滅さえ言われる時代に、技量も人格も分からないまま」

「首長の段位を授ける事になった」と。

いわゆる「無審査」への憂いが書き綴られ。

今一度、ココに。

剣の道を極めんとされる有段者から伺った話が思い出されます。

「打って、勝つ」でなく、「勝って、打つ」。

現職へ対して「対抗馬」が現れないのは?

「対抗馬を立てなくさせる、現職の力量(強さ)にも起因する」

こうした一面も「ある」と言えば、あるわけで。

選挙とは、「告示日」には、既に大よその結果が決まっている。

と、申しても過言ではありません。

(告示後の数日間に名前を連呼しても簡単に当選へは繋がり難く)

統一地方選で申せば、告示日から次の告示日までの4年間。

この「平生の取り組み」が、現職に新人を問わず、結実するモノであり。

初段から二段への私ごときは、引き続き、思い上がるでもなく。

一日一日を大事に、より良い未来へ向けて。

精進して参る所存です。

礼。

投稿日 : 2015年4月23日

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