No Fate!

いよいよ29日の「広島市長選挙」告示を前に。

立候補者に手渡される、旗や腕章、拡声器の表示板など。

「選挙7つ道具」の点検が役所にて行われたニュースが報じられ。

選挙管理委員会の事務局長がコメントされておりました。

「人口減少社会が到来するなか、広島市の舵取りを誰にするのか?」

「有権者が“判断”する選挙です」

「多くの人々に参加して欲しい」と。

ならばと、私の活動報告書「いしばしんぶん」でも触れた通り。

今一度、「人口減少」について。

我が国は、2008年をピークに人口減少へ転じ。

現在、約1億2800万人の人口も?

年間に、「100万人」が生まれ、「125万人」が亡くなられている現況。

ちなみに、30年前は?

年間に、「145万人」が生まれ、「75万人」が亡くなられていた状況で。

比較しても、現在は出生数を、自然減(亡くなる人々)が確実に上回り。

出生率は、現行が「約1.4」となっておりますので。

当然、「何も手を打たなければ」日本の人口は「必ず」減少します。

※条件反射的に「人口減」イコール「悪」と申しているのではありません

そこで、35年後の2050年に推計される人口は、「9700万人」。

キリの良い、2100年には「5000万人を切る」と予想されており。

今後、100年も経たない内に、国内の人口が「約40%」も減少する事になる。

失礼な物言いながら、現実問題として、今現在、生かされている我々は?

2100年には、皆が黄泉の国へ住民票を移しており。

「著しい人口減少を実感」する事は、まず不可能。

また、確実に人口が減少して行くにせよ、我々の世代では?

この“右肩下がり”の下降線は「ゆるやか」であって。

紆余曲折あれ、激変を緩和しながら生涯を遂げる事となりますが。

やはり、私たちの子供、孫たちの世代では?

常に、あらゆる諸課題と対峙し、衰退と呼ぶか、成熟と呼ぶかは別にせよ。

悲観論ばかり喧伝したくはありませんが、厳しい世の中が「このまま」では訪れる。

重ねて、時代を遡れば、1930年代のアメリカは大恐慌に見舞われ。

当時のルーズベルト大統領が、景気回復の起爆剤としてニューデール政策を展開。

徹底して、公共事業を推し進めました。

アチラを見れば、ビルが建ち、コチラを見れば、新たな道路が開通する状態。

そこから半世紀が経過した1980年代に?

様々なインフラの老朽化が進み、各所で落橋があれば、ビルの壁が崩れたり。

当時の社会問題となりました。

我が日本国も、1960年〜70年代の高度経済成長期には…

公共事業を急速に推し進め、アメリカ同様、半世紀が経過する頃が?

丁度、「今現在」、そして「今後の数年間」となりて。

言わずもがな、アメリカが経験した問題が、国内にも降りかかって参ります。

まだ記憶にも新しい、昨今の「コンクリート片の落下事故」など、その序章。

現在の「インフラ資産」を、ただ単に「維持」するにせよ。

繰り返しとなれ、2015年には「約1億2800万人」で切り盛りしていたいモノを。

2100年には、約5000万人が維持・管理、利用するとなれば?

多大なる負担をはじめとし、様々なギャップが生じるは必至。

だからこそ、今の段階から将来を見越した再編作業(打開策)が重要であり。

かつ、打たれる施策が削減や縮小ばかりでは、負の連鎖が加速するのみで。

物心にわたる「豊か」なライフスタイルは、私共の手から離れて行く一方となる。

何に着手するにせよ、適切か?不適切なのか?を見極める「目利き」が求められ。

市政で申すところの、この目利きのフィルターとなり、砦となり、議決権を持つのが…

「議会」であり、「議員」です。

年齢、性別、各界、各層、市民の皆様の多様なるニーズを?

部分(地域)調整と、全体(市域)調整を図りて、鏡の様に市政に反映させる役割。

そこへ並行して、多様なる背景を持つパーソナリティーを駆使しては。

目利きにて、未来を描き、形成するも、議員の役割で。

とどのつまり、非常に大事です。「選挙」って。

無論、執行機関である行政のトップ(市長)を決定する市長選も。

ズバリ「未来を占う!」と言っても過言なく、兎にも角にもメチャクチャ大事。

さて。

同僚議員とも、街頭に立ってマイクを握り、演説をさせて頂く際。

「景気とは、お金や経済に留まらず『空気感の景色』の話でもありまして」

「微力ながら、私共は必ずや、街の景気を変えて参ります!」

と、数年前から、一貫して「街の景気」についても訴えておりますが。

No Fate!

定められた、予定通りの運命を打破する為に。

引き続き、街づくりの主役である、お一人お一人、市民の皆様と共に!

繰り返しとなれ、大事です。

「未来を創る」第一歩となる、尊い権利の「選挙」って。

「誰がなっても一緒」では、絶対にありませんので。

投稿日 : 2015年3月26日

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